コンテンポラリ−+ラテンなSteve Khan
2007年3月15日 (木)
『Green Field』で完全復活を遂げたSteve Khanの55 Records 第2弾は、スタンダードからオリジナル曲までを、ラテン・フレイヴァーなアレンジで仕上げたハイセンスな仕上がりとなった!
強力メンバーの参加を得て、前作「グリーン・フィールド」のコンセプトをさらに発展させた力作。アメリカン・コンテンポラリー・ジャズとラテン・ミュージックがクールに融合したスティーヴ・カーンの新境地。
スタンダード、ジャズメン・オリジナル、書き下ろしオリジナル曲をラテン・フレイヴァーをベースにした秀逸なアレンジで録音。
エレクトリック、スティール弦アコースティック、ナイロン弦アコースティクと多彩に弾き分ける、スティーヴ・カーン円熟のギター・ワークが楽しめる。
ホーン、ヴォイス、キーボード、パーカッションが織りなすカラフルなサウンドとステーヴ・カーンのギター・ワークがたくみにブレンドされた傑作。
ブレッカー・ブラザーズ以来久々に共演したランディ・ブレッカーの瑞々しいフリュゲル・ホーンも聴きもの。
スティーヴ・カーンのトレード・マークとしてファンにも馴染み深いジャン・ミシェル・フォロンのペインティングを、「ガット・マイ・メンタル」以来10年ぶりにジャケットに使用。
<パーソネル>
スティーヴ・カーン(g)、ジャック・ディジョネット(ds)、ジョン・パティトゥッチ(ac-b)、マノロ・バドレーナ(per,voice)
ラルフ・イリザリー(timbal)、ロベルト・キンテーロ(conga,per)、ボブ・ミンツァー(b−cl)
バダル・ロイ(tabla)、ジータ・ロイ(tamboura)、ランディ・ブレッカー(flh)
ロブ・マウンジー(kb)、ルーベン・ロドリゲス(b)、マーク・キニョーネス(timbal)、ボビー・アレンデ(conga)、ガブリエラ・アンダース(vo)
2006年11月27日、2007年1月9日 NYC、アヴァター・スタジオにて録音。
レコーディング・エンジニア:マルコム・ポラック
マスタリング:グレッグ・カルビ@スターリング・サウンド
<スティーヴ・カーン本人による曲解説>
1.アイ・ミーン・ユー (Thelonoius Monk-Coleman Hawkins)
またセロニアス・モンクの音楽に戻ってきました。 1963年12月30日、ニューヨーク・フィルハーモニック・ホールで録音されたモンクの”BIG BAND AND QUARTET IN COCERT”(Columbia)収録のヴァージョン(編曲:ホール・オーヴァートン)からインスピレーションを得ました。
ジャック・ディジョネットの特別な才能により、この名曲にラテンの要素を加え、ジャック、ジョン・パティトゥッチ、ラルフ・イリザリー、ロベルト・キンテーロとのクインテットでやってみました。実は前作「グリーン・フィールド」の録音時にリハーサルしていたのですが、録音せずそのままになっていたのです。
このコンセプトは、ジャックにラテンを演奏してもらうのではなく、ラテン・リズムのエッセンスの中で今までのジャックを変えることなく自由に演奏してもらうことです。「フットプリンツ」や「いつか王子様が」を演奏している時のように。
2.ミスター・アンド・ミセス・ピープル (Ornette Coleman)
オーネットのLPはほとんど持っていてよく聞いていましたが、CD時代になってから別テイクや未発表曲が収録されるようになり、この曲もボックス・セット”BEAUTY IS A RARE THING”(Atlantic)にだけ収録されたものです。
1960年7月19日、これもオーネットの名曲”Blues Connotation” と同じ日に録音されました。こんなに素晴らしいメロディを持った曲が何故アルバムに収録されなかったのか理解できません。多分当時のレコ−ド会社が決定したのでしょう。
私は長い時間をかけてこの曲に慣れ、自分のものにしていましたので、録音前に1回リハーサルをやっただけで、メンバーに意思を伝えることが出来ました。それだけ彼等を信頼していましたから。
3.フェイス・ヴァリュー (Steve Khan)
2002年、当時私の3作目のカリビアン・ジャズ・プロジェクトのために作った曲ですが、デイヴ・サミュエルズとの意見の食い違いからグループを抜けることになり、お蔵入りしたものです。
2006年、ブレッカー・ブラザーズ時代のボス、ランディ・ブレッカーと音信が復活し、この曲のデモを彼に送ったら、とても気に入ったらしく、久しぶりに共演することになりました。なんと録音した日はランディの誕生日だったのです・・・もちろんスタジオでケーキでお祝いしました。
1988年の「パブリック・アクセス」/アイウィットネス以来ESPのストラトをメロディで使っていませんでしたが、久しぶりにトレモロ・アームを使ったら「ドクター・スランプ」を思い出しました。
4.エル・ファキール (Steve Khan)
私は”fakir”というのは魔術師や祈祷師を意味すると思っていましたが、時には特別な聖人をも意味するようです。今回はラテンとインド音楽、ジャズをミックスしたのでスペイン語のタイトルにしました。この曲は1969年、私がまだUCLAの作曲科の学生のころ作ったものです。
1965年から1969年まで音楽学部ではまだギター(クラシックも含めて)が楽器として正式に認められていませんでしたので、演奏家としての単位を得るために、民族音楽学の授業を取らなければなりませんでした。
それが結果として後で大きく役立ちました。それが縁でインド、バリ、中国、日本、メキシコの音楽を勉強するようになり、インド音楽の授業やビートルズの影響もあり、インドの楽器とジャズの楽器の混合を試みるようになりました。
オリジナルは4分の7拍子でしたが、ここでは4分の11拍子で演奏しています。ジャズ、インド音楽、ラテンをミックスするには各々の文化を体現するミュージシャンが必要です。
タブラの巨匠、バダル・ロイはインドの音を。ラルフ・イリザリーのティンバルはラテンの音を。マノロ・バドレーナはそれ以外の世界の音を。
ボブ・ミンツァーにはバス・クラリネットを吹いてもらいました。
マイルスの「ビッグ・ファン」収録の”Great Expectation”のカラーに触発されたからです。そしてもちろんジョン・パティトゥッチとジャック・ディジョネットにジャズの要素を加えてもらったのは言うまでもありません。
5.ユー・アー・マイ・ガール (Cahn-Styne)
父、サミー・カーンの作った曲がいつも家庭で聞かれ、家族みんなが曲を知っていたと思われがちですが、実際はそうでもありません。
本当のところ、この曲は全然知りませんでした。多分、私の生まれる直前に作られた曲だからでしょう。
この曲は1947年(私の生まれた年)に幕開したブロードウェイ・ミュージカル”HIGH BUTTON SHOES”で使われ1949年まで続演されました。私の妹、ローリーはその1949年に生まれています。
実際、この曲を調べてみようと思ったのは妹の影響です。ローリーは彼女の娘、レイチェルが小さい頃、よくこの曲を歌ってあげていました。それは本当に特別で美しい瞬間でした。
それが私の中にずっと残っていて、今回録音することにつながりました。もちろん、うっとりするほど美しいフランク・シナトラのヴァージョンもあります。
私はこの曲を妹と父に捧げるため、熟慮のうえ同じブロードウェイ・ミュージカル”Papa Won’t You Dance with Me”からの同名ヒット曲(訳者注:ドリス・デイでヒットしたサミー・カーンの名曲)をリハーモナイズしてイントロに使うことにしました。これはジョン、ジャック、マノロと録音した2007年1月9日の長い、長い1日の最後の曲になりました。ジャックのブラシにはいつもぞくぞくさせられます。
6.ブルース・フォー・ボール (McCoy Tyner)
この曲はトリオでここ何年も演奏しています。マッコイ・タイナーのエディ・ゴメス(b)、ジャック・ディジョネット(ds)との1977年4月録音の2枚組LP”SUPER TRIOS”(Milestone) を初めて聴いて以来ずっと気に入っています。
最初はオリジナル・キーであるCマイナーで演奏していましたが、緻密なコードのため、メロディのトップの音をちゃんと表現するのが難しく、今回はEマイナーに上げて録音しました。実は前作「グリーン・フィールド」(FNCJ−5512)録音時のテイクなのですが、78分というCDの収録時間のため、入り切らなかったのです。
7.ミス・ジョ−ンズに会ったかい? (Rodgers-Hart)
この素晴らしいスタンダード曲は、マッコイ・タイナーの「リーチング・フォース」(Impulse)に入っているヴァージョンがずっと前から好きでした。ロイ・ヘインズの信じられないようなブラシも凄いです。
でもそれよりもクレア・フィッシャーの作品から学んだハーモニーをこの曲で試してみたかったのです。そういうわけで、この演奏はこの2人の偉大なキーボード奏者に捧げられています。
ギターはナイロン弦のヤマハのAPX-10Nを使いました。というのは、今までのロブ・マウンジーとの共演から、彼の華麗なキーボード・サウンドの中でアコースティック・ギターを浮き立たせる為にはそれが一番だと思ったからです。
リズムに関しては、ニューヨーク・サルサ・シーンに20年以上も君臨して来た2人の巨匠、マーク・キニョーネスとボビー・アレンデのパーカッションの参加がなければ、この興奮は味わえなかったでしょう。
8.ムーン・アンド・サンド (Wilder-Engvick-Palitz)
このアレック・ワイルダーの美しくも神秘的な名曲を聴いたのはギル・エヴァンスの忘れ難い編曲による、ケニー・バレルの60年代の名盤「ケニー・バレルの全貌」(Verve)が最初でした。
ジャック・ディジョネットの素晴らしいブラシ・ワークが楽しめるキース・ジャレットの「スタンダーズVol.2」(ECM)も大好きです。
実は「レッツ・ゲット・ロスト」のサントラ盤に入っているチェット・ベイカーのヴァージョンを聴くまで、この曲に歌詞があるのを知りませんでした。
この頃のチェットを聴くのは辛いですが、歌詞とストーリーはすごく美しいものです。
1940年代に流行ったザヴィア・クガートのヴァージョンを聴くとこの曲が第2次世界大戦の時代のラヴ・ソングだったのではないかと思えて来ます。
そのヴァージョンも英語詞でスペイン語詞がなかったため、親友のラファエル・グレコにスペイン語詞を頼みました。
歌っているガブリエラ・アンダースはアルゼンチン人ですが(ブラジル音楽のように)ささやくように歌ってもらいました。
1枚のアルバムにバラッドが3曲も入っていてしかもその内の2曲がボレロのリズムを使ったラテン・スタイルというのもめずらしいですが、ゴールはいつも同じ。いつもでも続く素晴らしい音楽を作ることです。
9.ヒム・ソング (McCoy Tyner)
これもマッコイ・タイナーの同じアルバム”SUPER TRIOS”(Milestone)収録の彼のオリジナルです。
私はこの曲で見せる、マッコイの華やかで堂々としたハーモニーがずっと好きでした。
今回はチャ・チャ・チャのリズムでやってみました。このCD「ボロウド・タイム」のパーカッション・フィーチャー曲というわけです。
<以上、レーベル資料より>
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
ラテン・フレイヴァーなアレンジで仕上げたハイセンスな仕上がり!
Borrowed Time
Steve Khan
価格(税込) :
¥2,619
会員価格(税込) :
¥2,410
まとめ買い価格(税込) :
¥2,226
-
販売終了
%%header%%![]()
%%message%%

%%header%%![]()
%%message%%

そのほかのアルバム
-
-
販売終了
-
-
-
販売終了
-
%%header%%![]()
%%message%%

%%header%%![]()
%%message%%

|
|
このアイコンの商品は、 洋楽3点で最大30%オフ 対象商品です |
