HMVインタビュー:mum

2006年12月4日 (月)

☆『Peel Session』発売記念インタビュー!



mumの新作アルバムが待ち望まれる中、今年の8月にSummer SonicでOrvarとGunnarがDJとして来日。Summer SonicにKristinは何で来ていなかったんだろう思っていた矢先、Gydaに続きなんとKristinまでもが脱退というニュース……。

しかし、そんな中で今回未発表ライブ音源を収録した作品『Peel Session』をリリース!

2002年にJohn Peelの人気ラジオ番組のために録音されたこのセッションは、デビュー作『Yesterday Was Dramatic Today Is OK』とセカンド『Finally We Are No One』との過渡期という、オリジナルメンバー4人が揃い、バンドとしての創造性がまさに開花しようとする初期mumの姿を感じることができます。

そのリリースタイミングでmumの一人、Orvarにお話を伺うことが出来ました。 タイミング的にKristin脱退については聞けなかったのですが、この『Peel Session』についてたっぷり聞いてみましたのでお楽しみください!




 


Interview with mum(Orvar)


ラジオ番組「John Peel Session」からは、いつ頃、どんなふうに申し出があったのですか??

Orvar(以下:O):うーん、どんなふうに申し出があったか覚えてないなぁ…、たぶんメールか電話だったかと思うけど。


歴史ある「John Peel Session」に出演することは、ミュージシャンにとって記念すべきことのように思えます。申し出があったときは、やはりちょっと興奮した?そうでもなかった?

O:すごく興奮したよ。歴史ある番組だし、申し出が来るなんて光栄だって感じたから。


John Peel本人とは話をしましたか?

O:残念ながら、John Peelとは会えなかったんだ。良い人そうだったから、ぜひ会いたかったけどな。




mum  『Peel Session』

1.Scratch Bicycle / Smell Memory
2.Awske On A Train
3.Now There Is That fear Again
4.The ballad Of The Broken String





レコーディングが行われた[Maida Vale Studios]とは、UKのスタジオですか?それともアイスランド?そこを選んだ理由は?

O:[Maida Vale Studios]はBBCのスタジオで、こういうセッションとかを録音するところなんだ。だから、僕たちが選んだってわけじゃないよ。素晴らしいスタジオだし、エンジニアのひとたちも昔かたぎで良い人たちだった。


ライヴレコーディングをするにあたって、方向性や選曲、アプローチに関して、メンバーでどんなことを話し合いましたか?

O:スタジオに着くまで、どの曲をプレイするかは決めてなかったし、前日はバルセロナでライブだったから全然寝てなくて、とにかく疲れてたんだよね。だから、録音する当日になっても、午前中はずっとどの曲をやるかについて大騒ぎしててさ。でも結局この5曲に落ち着いたんだ。大体は『Yesterday Was Dramatic, Today is OK』の曲だよ。




☆mum 作品 



左から 1.2001年作 Remix作品 『Please Smile My Noise Bleed』/2.2001年作 1stアルバム 『Yesterday Was Dramatic - Today Is Ok』/3. 2002年作 2ndアルバム 『Finally We Are No One』/4.2004年作 3rdアルバム 『Summer Make Good』




レコーディングにあたって、メンバーそれぞれ、どんな楽器を担当しましたか?

O:ええっと、はっきりとは覚えていないけど、それぞれが幾つかの楽器を担当してたと思う。僕はギターとメロディカと木琴とサンプラーとかだったかな、Gunnarはギター、ピアノ、アコーディオン、Gydaがチェロとメロディカ、それからボーカル。あと、Kristinはアコーディオンとヴォーカルと、他にもなにかやってたと思う。素晴らしいドラムとパーカッションを提供してくれたのは、サムリ・コスミネンだよ。


「Peel Session」用に何曲くらいレコーディングしたのですか? 今回収録された4曲以外にレコーディングされた曲はありますか?

O:いや、レコーディングしたのはこれが全部なんだ。


「Smell Memory」「Now There Is That Fear Again」のスキャット/歌は、どちらもKristin?

O:「Now There Is That Fear Again」はKristinとGydaがヴォーカルをとってるよ。


今回収録された各曲に対するコメントをお願いします。レコーディング時の想い出、曲に関するエピソードなどを教えてください。

1.「Scratched Bicycle / Smell Memory」
O:「Scratched Bicycle」は、「Slow Bicycle」のサウンドソースから作ったちょっとした曲。「Smell Memory」は、当時よくライブでやっていたヴァージョンで、アルバムヴァージョンよりもっと短くてコンパクトになっている。この曲でのドラムが大好きで、ライヴでやる時にはサムリのドラミングがいつも素晴らしかったんだ。

2.「Awake On A Train」
O: ライブでのお気に入りの曲で、特に最後の2パートが良いんだよね。

3.「Now There Is That Fear Again」
O:これはちょっと怖い感じのヴァージョン。アルバムヴァージョンより気に入ってるくらいだよ。歌詞はアイスランド語なんだ。

4.「The Ballad Of The Broken String」
O:この曲は、いろんなヴァージョンで録音しているんだけど、その中でも特に気に入っているヴァージョンのひとつ。ミックスダウンしたときに、最後のフェイドアウトのところでエンジニアが死ぬほど時間をかけてて、凄く可笑しかったよ。



約4年前の音源になりますが、久し振りに聞き返してみた感想を教えてください。

O:凄く良いと思うよ、mumの音源のなかでも凄く気に入ってる。あの日には、スタジオで何かが起こったんだと思う。とはいえ、Peel Sessionのなかでは異色な部類に入るだろうけどね。


あなたの好きな「Peel Session」アルバムは?アーティスト名と好きなポイントを教えてください。

O:Smithsかな。しばらく聴いていないから、なんでかって言われると難しいけれど、そのありのままのところが良いっていうか。Boads Of Canadaのやつも好だけど、あれもいわゆるPeel Sessionらしさはないかもね。


今回、可愛いアートワークを担当したのは誰ですか?

O:アートワークをやったのは僕だよ。ずっと描きつづけている動物画を使ったんだ。鉛筆と水彩で描いてる。


今回の紙資料に載っていた、アーティストの絵。5人描かれていますが、真ん中のターバンを巻いた人って誰なんでしょう?



←これです

O:そのターバンを巻いているのがサムリ・コスミネンだよ。フィンランド出身の素晴らしいパーカッショニスト、ドラムキットと空き缶と鉄くずの魔術師。まるで蛇使いの笛吹きみたいなひとなんだ。


ライヴ演奏をする場合、いつも心掛けていることがあれば教えてください。

O:まずは自分たちが楽しむこと、それからお客さんにちゃんと聴いてもらえるよう心掛けてるよ。


ありがとうございました!



協力:Hostess Entertainment




☆Hostess Entertainment 関連作品 



左から 1.Aoki Takamasa &Tujiko Noriko 『28』/2.Triosk 『Headlight Serenade』/3.Subtle 『For Hero : For Fool』/4.4 Hero 『Play With The Changes』




左から 1.Animal Collective 『Feels』/2.Animal Collective 『Spirit They're Gone They've』/3.Animal Collective 『Sung Tongs』/4.Juana Molina 『Son』



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