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マタチッチの初出ライヴ、他 オルフェイ新譜

Thursday, February 23rd 2006



ORFEJ/HRレーベル(クロアチア)

クロアチアの放送局が運営するレーベルORFEJ(オルフェイ)の全貌が明らかになりました。マタチッチの初出ライヴに加え、名匠ホルヴァートの名演や、ザグレブ・ソロイスツ、クロアチア勢のショスタコーヴィチ:交響曲第4番など、ファン垂涎のアイテムばかりです。特にマタチッチは今後のリリースにも期待できます。
ORFEJ278
『クロアチアの作曲家特集』
@アントゥン・ドブロニッツ(1878−1955):交響的肖像『謝肉祭』
Aジョシプ・ストルチェル・スラヴェンスキ(1896−1955):交響的組曲『バルカノフォニア』
Bクレシミル・フリベッツ(1908−1996):バレエ組曲『ヴァイヴレーション』
Cイーゴリ・クルジェリツ(1938−):合唱序曲
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
@1979年1月26日ライヴ
A1983年3月26日ライヴ
BC1980年2月8日ライヴ

全てステレオ録音。作曲家としての自負も強かった巨匠マタチッチが同僚、先輩、後輩とも言える自国の作曲家作品を指揮した好企画。どれも、民族楽器風の響が散見される作品で、巨匠の傑作『対決の交響曲』もやはりこれら作品の系譜に連なるものと申せましょう。
ORFEJ286
『マタチッチ・ワーグナー・アーベント 1977年11月11日ライヴ』
『リエンツィ』序曲
『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死
『神々の黄昏』〜ジークフリートのラインへの旅
『神々の黄昏』〜葬送行進曲
『神々の黄昏』〜ブリュンヒルデの自己犠牲
ロベルタ・クニー(S)
ザグレブ・フィルハーモニー
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)

全てステレオ録音。『リエンツィ』序曲は初出レパートリー、『トリスタン』も歌唱付は今までHYPNOS盤しかありませんでした。『ブリュンヒルデの自己犠牲』も歌唱付は恐らく初出。いずれもワーグナーの権威マタチッチらしい豪快で、神秘的。驚異的なスケールを誇る名演です。
ORFEJ329(3CD)
ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』全曲
ボリス・ゴドゥノフ:ウラディミル・キニャエフ(Bs)、
皇子フョードル:ドゥヴラフカ・ズヴォビッチ(Ms)、
シュイスキー公爵:フランホ・パウリク(T)、
ピーメン、ワルラーム:トミスラフ・ネラリチ(Bs)、
ディミトリー:アレクセイ・プロンチェフ(T)、
マリーナ:ブレダ・カレフ(Ms)、
ランゴーニ:ウラディミル・ルズジャク(Br)、
白痴:ジョシプ・シュテイ(T)他
ザグレブ・フィルハーモニー
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)

1975年2月27日、ザグレブ・ヴァトロスラフ。リシンスキ・コンサート・ホール
演奏会形式上演のステレオ・ライヴ録音。

マタチッチ待望のオペラ全曲録音『ボリス・ゴドゥノフ』。我が国では、1965年のスラヴ・オペラの指揮者としてNHK交響楽団に初客演し、この『ボリス』を上演。聴衆、オケともにその偉大さを見せ付けた超名演として語り草です。宇野功芳先生が絶賛したEURODISCの『ボリス』は抜粋でしかもドイツ語歌唱でした。こちらの演奏会形式(原典版)による演奏は、レニングラード歌劇場のスター、キニャエフを主演に迎えてクロアチアの主力歌手を揃えた非の打ち所のない名演で、マタチッチが『私にとって、”ボリス“を超えるオペラも音楽ドラマも存在しない』と言い切った傑作。フランクフルト、ウィーン、ローマ、トリノ、東京、大阪で繰り返し上演したマタチッチにとって結論とも言える壮絶な名演です。ブルックナー演奏に通じる、巨大なスケールと豊かな呼吸は、圧巻です。
ORFEJ 210
フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op. 49/ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:ピアノ三重奏曲ニ短調op. 11
オルランド三重奏団【ヴラディミール・クルパン(P)、トンコ・ニニチ(Vn)、アンドレイ・ペトラチュ(Vc)】

オルランド三重奏団は、1985年、クロアチアのドゥブローヴニク夏期音楽祭のために結成され、最良の演奏者に与えられる賞の名を団体名としました。ボリス・パパンドプロ、イゴール・クリエリツ、ジェリコ・ブルカノヴィツなどのクロアチアの作曲家の作品をしばしば演奏しています。フェリックスの作品では哀愁に満ちたしっとりとした情感が強く出ていますが、ファニーの作品は大変力のこもった演奏です。
ORFEJ 234
ヴィヴァルディ:四季(ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』op. 8からno. 1-4)
ラウラ・ヴァディヨン(Vn)、
ザクレブ・ソロイスツ
ザグレブ・ソロイスツのメンバーであるヴァディヨンは、ザグレブ音楽アカデミーで学び、その後ニーマン、シュヴァルツベルク、フェドトフ、グルムリーコヴァーなどに学びました。1995年から合奏団『ヴォックス・アンティクヮ』と『グレンツイーバーシュライテンデス三重・四重奏団』でバロック・ヴァイオリンを演奏しています。ザグレブ・ソロイスツは1953年、チェロ奏者で指揮者のアントニオ・ヤニグロの指導の下にザグレブ放送の中に創設されました。1968年からは指揮者を置かず、コンサートマスターをリーダーとして演奏しています。この作品の元となった田園風景を思い起こさせる、素朴な味わいのある演奏です。
ORFEJ 270(2CD)
ヴェルディ:歌劇『アイーダ』
ニクシャ・バレザ指揮ザグレブ国立歌劇場管・合唱団、
リリアナ・モルナール=タライチ(S)、ジョルジョ・ランベルティ(T)、
ビセルカ・ツヴェイチ(Ms)、他 1971年12月ライヴ録音

ユーゴスラヴィアを代表する演奏家たちが出演したライヴ録音です。ユーゴスラヴィア生まれのモルナール=タライチは、スカラ座、メトロポリタン歌劇場、コヴェント・ガーデンなど世界各地で活躍しました。『ヴェルディの歌劇にとっての最後の偉大な声』『世界最高のアイーダ』などと賞賛され、マリア・カラスも『すばらしい声』と評しました。ランベルティはイタリアのアドリアで生まれ、古典からヴェルディやヴェリズモ・オペラまで広いレパートリーを持っています。バレザは1965年から1974年までクロアチア国立歌劇場の音楽監督を務め、チューリヒとグラーツの歌劇場の主席指揮者を経て、クロアチア放送交響楽団の主席指揮者を務めています。
ORFEJ 303
リムスキー=コルサコフ:歌劇『皇帝サルタンの物語』からの組曲/
ブルノ・ビエリンスキ(1909-1992):交響曲第9番『島の交響曲』/
チャイコフスキー:幻想的序曲『ロメオとジュリエット』 ヴラディミル・クラニチェヴィチ指揮クロアチア放送響

ビエリンスキは民族的指向を持つ作曲家に属してはいませんが、クロアチアのリズム、何度も訪れたブラジルで聴いたラテン・アメリカの舞曲、バロック音楽の活動的なリズムや対位法の影響を受け、古典的秩序を保ちながら特徴のある旋律とリズムを示しています。交響曲第9番は、ビエリンスキの夏の住居であるシルバ島で作曲されました。リムスキー=コルサコフとチャイコフスキーの名曲がカップリングされています。
 クラニチェヴィチはザグレブ音楽アカデミーを卒業し、1983年から1988年ザグレブ放送交響楽団、1994年から2002年クロアチア国立歌劇場の音楽監督を務めました。クロアチアの作品を主に演奏し、多数の現代曲を初演しています。
ORFEJ 304
マーラー:交響曲第10番嬰へ長調からアダージョ/
R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』/
ラヴェル:ラ・ヴァルス/
ロルフ・リーバーマン(1910-1999):ジャズ・バンドと交響管弦楽のための協奏曲/
スラヴコ・ズラティチ(1910-1993):管弦楽とテープのための『パジンの鐘』(我は生者を呼びVivos voco) ミラン・ホルヴァート指揮クロアチア放送響

ミラン・ホルヴァートのマーラー、R.シュトラウス、ラヴェルに現代音楽をカップリングした注目のアルバム。スイスの作曲家リーバーマンの『ジャズ・バンドと交響管弦楽のための協奏曲』は、1954年にドナウエッシンゲンの国際音楽祭の委嘱によって作曲されました。ジャズ・バンドを独奏楽器群、管弦楽を伴奏とするバロック時代の合奏協奏曲の様式で書かれ、作曲者は、ブルース、ブギウギ、マンボなどの『現代の舞曲によって芸術音楽を豊かにする試み』と述べています。ズラティチはクロアチアの作曲家・指揮者です。『パジンの鐘』には民俗的要素に対する執着のようなものがあるように思われます。この作品は1975年にザグレブ放送の委嘱で作曲され、ホルヴァートの指揮で初演されました。パジンはイストリア半島にある町で、“Vivos voco”はシラーの詩『鐘の歌』の冒頭に掲げられた句で、スイスのシャフハウゼン大伽藍の鐘に刻まれた銘です。
ORFEJ 305
ハイドン:ヴァイオリン、チェロ、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲変ロ長調op. 84/
マルティヌー:リディツェへの追悼/
ヤナーチェク(ヴァーツラフ・ターリヒ編):歌劇『利口な女狐の物語』組曲/
ドゥブラヴコ・デトーニ(1937-):形態と表面/
ブラゴイェ・ベルサ(1873-1934):歌劇『炎』op. 57から『機械の音楽』
ヨセフ・ダニエル指揮クロアチア放送響
ブランコ・トロイナル(Vn)、
アニカ・プリモラツ(Vc)、
ゲオルグ・ドラウシュニク(Ob)、
ズヴォニミル・スタニスラヴ(Fg)、
※『リディツェへの追悼』は1943年、世界大戦を記憶するための作品を募っていたアメリカ作曲家協会の委嘱で書かれました。リディツェはプラハ近郊の村で、ナチスの高官ハイドリヒが暗殺された報復として、ヒットラーの命令で1942年6月、2000人以上の村民が殺されました。『利口な女狐の物語』からの組曲は、チェコの指揮者ターリヒが、歌劇の主に第1幕、部分的に第2幕の素材を用いて書きました。クロアチアの作曲家デトーニは、『形態と表面』を、ワルシャワでルトスワフスキの下で働いていた1966年から1967年に作曲し、この作品は1969年第6回パリ・ビエンナーレでグランプリを受賞しました。クロアチアの作曲家ベルサの音楽は、『炎』のように表現主義の頂点に近づくこともあり、この作品は当時の舞台音楽のワーグナー的ヴェリズモを反映しています。
ORFEJ 314
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調op. 43
ニクシャ・バレザ指揮クロアチア放送響 2000年4月録音

今や大規模交響曲の人気曲となってきているショスタコーヴィチの4番をクロアチア勢が熱演。クロアチア放送響の指揮者バレザはシェルヘンやカラヤン等に学び、2001年からはケムニッツのロベルト・シューマン・フィルの首席も勤めております。特に現代音楽に関心を持ち、多くの作品を初演しています。この演奏も早めのテンポをとりながらも鬼気迫るダイナミックな演奏になっております。
ORFEJ 334(2CD)
『ナダ・プッタール=ゴールド(メゾ・ソプラノ、1923〜)』
アリア集(『オルフェオとエウリディーチェ』、『イワン・スサーニン』、『トロヴァトーレ』、『カヴァレリア・ルスティカーナ』、『ウェルテル』、『カルメン』、『サムソンとデリア』他)/
歌曲、宗教曲(J.S.バッハ:マニフィカトからアリア/ブラームス:もうおまえのところには行かない/ウォルフ:アイフェンドルフ詩集から『語らぬ愛』/レスピーギ:日没/ムソルグスキー:死の歌と踊り他) ナダ・プッタール=ゴールド(Ms)、
共演:ダヴォリン・ハウプトフェルド(指揮)、ムラデン・バシチ(指揮)、アントン・ナヌト(指揮)、ズヴィエズダナ・バシチ(P)、ザグレブ四重奏団、ランコ・フィリャク(P)他
録音:1953〜76年

プッタール=ゴールドは1923年ユーゴスラヴィアのヴァラージュデンで生まれました。彼女の声の美しい音色と広い音域、才能と技術が認められ、1949年クロアチア歌劇場と永久契約を結んでワーニャ役でデビューし、1950年にはベルギーのヴェルヴィエ声楽コンクールで優勝しました。1956年まで同歌劇場、1961年までベルリン・ドイツ歌劇場、1964年までフランクフルト州立歌劇場に所属しました。1969年から1979年までザグレブ歌劇場で歌った後引退、ザグレブの音楽アカデミー教授となりました。ここに収録された多彩な曲目から、その優れた声と能力を窺うことができます。

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Orch.music: Matacic / Zagreb Po

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Orch.music: Matacic / Zagreb Po

Wagner (1813-1883)

Price (tax incl.): ¥2,739
Member Price
(tax incl.): ¥2,384

Release Date:24/February/2006

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