宮間利之ニューハード結成55周年
2005年8月2日 (火)
なんと結成55周年を迎えた宮間利之とニューハードのモダン・スイングなアルバム『Swingin' Style』が発売される。かつての「モンテレイ・ジャズ・フェスティヴァル」への出演は、かの地の新聞にも報道され、絶賛された。
多くの歴史あるビッグバンドがリーダーの他界、経済状況の変化などによって瓦解していく中、55年を経て、かつてのTVの歌番組の伴奏という恵まれた環境がなくなった今日、バンドを維持するだけでも大変な苦労である。
年3回のリサイタル・コンサートのほかに、各地に招かれるコンサートなどを通してニューハードの音楽は聴かれ続けている。
そうした環境の中、本作は2005年3月、西東京市「こもれびホール」で行われたコンサートの模様の実況録音作品だ。
全体を通して言えるのは、ピアノオ・トリオヤバラード・アルバムが横行する昨今、これほどまでに真摯にジャズの楽曲を追及し、しかも、そのクオリティを満足させるだけのソリストを集めたkのバンドの素晴らしさだろう。
ここには現代日本のジャズシーンのいかなる先進的なミュージシャンにも負けない、55年の年季の入ったバンドリーダーに統率されたバンドが存在する。
優れてハード、しかも、登場するブリブリのソロに背筋をゾクゾクさせるファンも多いはず。
アルバムのジャケットを担当したアメリカ在住のイラストレイター、加南浅樹氏の言葉を借りれば、「ニューハードのサウンドには、不思議な魅力がある。繊細さと大胆さ、スピード感と緩やか感、緻密さと迫力感・・・、それらの本来、相反するものが絶妙のバランスで成り立っているのだ。」
まさにこの二つの要素を全て内包し、熟成し、羽ばたかせるニューハードには、そうした「母艦」ともいえる大きさがある。
コンボ中心に聴いてきたジャズファンも本作で次々と登場するソリストたちの力量に驚愕するだろう。なかでは意外なのが、“いつか王子様が”で見せる鈴木孝二(as)だ。
途中で倍テンポになってからの素軽い“足運び”、アンサンブルが流れ、やがて、“帰ってくる”鈴木。ここにはジャズが本来持っていた、メロディへのこだわり、ドライヴ感・スイング感への完璧な神経が感じられる。
日本ジャズの多くの局面を背負ってきた山木幸三郎の個性的なアレンジは、ベイシー、エリントンといった楽団が持っている「バンドの顔」としての個性を十分に体現した日本が誇るべきレベルのものだ。
太平洋を渡った、秋吉敏子にも勝るとも劣らない個性的なサウンド、そこには宮間の信頼、そして、多くの優れたソリストたちが行き来した、日本有数の伝統を有するバンドだけが持つ「血」が流れている。
ラテン全盛の戦後の時代から歌番組のバックで、時々、見せるバンドのメンバーたちのジャズへの情熱。そして、二律背反のカラオケの隆盛によって引き起こされた歌謡曲というジャンルの衰退。
幾多の時代を超えて、ニューハードの音楽は依然として輝きを保ち続けている。今までも、そして、これからも、そんな気持ちを抱かせる音楽がここにある。
スイングしなけりゃ意味がない。いや、スイングするのに意味がある!
<メンバー>
con:宮間利之 Toshiyuki Miyama
As: 鈴木孝二 Koji Suzuki
海付豊 Yutaka
Umitsuki
Ts: 川村裕司 Yuji Kawamura
鈴木圭 Kei Suzuki
Bs: 大野憲一郎 Kenichiro Ohno
Tb: 片岡輝彦 Teruhiko
Kataoka
溝田聡 Satoshi
Mizota
中雅志 Masashi Naka
岡田澄雄 Sumio Okada
Tp: 岸義和 Yoshikazu Kishi
牧原正洋 Masahiro Makihara
菊地成浩 Naruhiro Kikuchi
伊勢秀一郎 Syuichiro Ise
D: 坂田稔 Minoru Sakata
P: 松本全芸 Masaki Matsumoto
B: 堀剛 Tsuyoshi Hori
G: 山木幸三郎 Kouzaburo Yamaki
トラディショナルスウィング最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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Swingin' Style
宮間利之 & ニューハード
価格(税込) :
¥2,750
会員価格(税込) :
¥2,530
まとめ買い価格(税込) :
¥2,337
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販売終了
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宮間利之とニューハード
