モータウン大特集!
2009年4月23日 (木)
ポピュラー・ミュージック・シーンの偉大なる遺産、モータウン。 昨年レーベル設立45周年を迎え、日本でも映画『永遠のモータウン』が公開され音楽ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを記録、多くの雑誌で特集が組まれるなど、改めてモータウンに興味を持った方も多いのではないだろうか。今回、hmv.co.jpでは、モータウンの功績を時代を追いながらジャンルレスに作品を紹介したいと思う。第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回
まずは、Supremes、Temptations、Four Tops、Marvin Gaye、Stevie Wonder、Miraclesらがヒットを連発し、R&B/ソウルというカテゴリーを超えロックやポップスにまで影響を与えた「ザ・サウンド・オブ・ヤング・アメリカ」と評されたモータウン・サウンドが栄華を極めた60年代黄金期から。
モータウン黎明期
モータウンの設立者、ベリー・ゴーディー・ジュニアは、初めっからソウル・ファンではなかった。 ジャズに心奪われていた元ボクサーのゴーディーは、自営で3Dレコード・マートを経営するもすぐに破たんし借金を背負う。フォードの工場で働きながら人生の再起を作曲に賭け、57年のJackie Wilsonの"Reet Petite"で成功。その後もビリー・デイヴィスと組んでWilsonのヒット曲に関わるものの、経済面では一向に埒が空かず、ゴーディーは原盤制作を自ら手がけることを思いつく。
59年にモータウンの前身となるTamlaを設立、 Marv Johnsonの"Come To Me"をリリース。この頃にはスタッフにウィリアム・ミッキー・スティーヴンソンやラモント・ドジャー、そしてゴーディー生涯の友、Smokey Robinsonもクルーの1人になっていた。
黒人経営によるインディペンデント・レーベルの誕生
ヒットを出すものの儲からない状況に苦しんでいたゴーディーに、Smokey Robinsonは全てを自前で賄うレコード会社を作るべきとアドバイス、遂にゴーディーは独立レーベル、モータウン設立を決意。デトロイト・ウェスト・グランド・ブルーヴァード2648番地の2階建てのビルに、「Hitsville USA」モータウン・レーベルをスタートする。この黒人運営の完全独立レーベルは傘下にタムラ、ゴーディー、ソウル、VIPなどのレーベルを抱え徐々に巨大化していくことになる。
60年10月にタムラからリリースされたゴーディー作のSmokey Robinson & The Miraclesの"Shop Around"が全米ポップ・チャート2位を獲得。この頃、彼の周辺には既に多くのアーティストやスタッフが集められていた。ウィリアム・ミッキー・スティーヴンソンを中心にした制作チームは作曲を繰り返し、社内コンペという形で切磋琢磨。ゴーディーの鶴の一声でお蔵入りする場合も少なく無かったという。さらに地元のミュージシャンを集め専属伴奏用のバンドを編成、録音の技術も模索、サウンド面で急激に独自性を強めることとなる。またゴーディーは何種類ものミックスを試し録りしておき、どのヴァ−ジョンがラジオ映えするかを追求していたという。
そういったゴーディーのヒット・チャート制覇への野心は彼に大きな成功をもたらし、61年末には、Marvelettesの"Please Mr Postman"という全米ナンバー・ワン・ソングをもたらすことになる。とは言え、ゴーディーは必ずしも傲慢なワンマン社長なだけではなかったようだ。彼自身もそのコンペに参加する一作曲家でもあったわけで、会社内競争を煽ることで制作/作曲者達のクリエイティヴィティをうまいこと引き出していたと言えよう。
全米チャートをモータウンが席巻
62年からはゴーディーが考え出した歌手・演奏チーム・作曲家といった完全分業制は大成功をおさめ、飛ぶ鳥を落とす勢いでモータウンはヒット曲を連発する。 ゴーディーが求めるスタイルに行き着くまで22回もヴォーカル録音させられたという曰く付きのヒット曲 "Bye Bye Baby"で知られる初期人気歌手Mary Wells、後のガレージ・パンクにも強烈な影響を与えたツイスト"Do You Love Me"のContours、63年にはH=D=H特有ノーザン・ビートなアップチューン"Heat Wave"で代表されるMartha Reeves & Vandellas、かのStevie Wonder(Little Stevie Wonder名義で"Fingertips, Pt.2"をヒット。当時12歳!)やポップス歌手としての夢破れR&B歌手として成功しはじめたMarvin Gaye...など彼らの歌が、黒人コミュニティだけでなく全米全土に浸透するようになる。
64・65年には、Supremesと共にモータウンを代表するグループとしてレーベルを支えたTemptationsの永遠の名曲である"My Girl"、Smokeyのファルセットが絶品なSmokey Robinson & The Miracles"Ooo Baby Baby"など数えきれない程のヒット曲が生まれた。 また、62年11月には所属アーティストが次々と登場して歌うコンサート・ツアー「モータウン・レヴュー」を23日間に19都市をまわる強行スケジュールで行いアメリカの人々の心をしっかりと掴んでいく。
⇒ モータウンを支えた人々とその影響
ソウル/ファンク最新商品・チケット情報
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