ジュスタン・テイラー/『クラヴサンXX〜20世紀のクラヴサン作品集』
2026年04月02日 (木) 20:00 - HMV&BOOKS online - Classical

チェンバロ復興の先人達へのオマージュ
ジュスタン・テイラーが弾く20世紀の協奏曲
現代最も勢いのある若手鍵盤古楽器奏者のひとり、ジュスタン・テイラーは、スカルラッティとリゲティを組み合わせたアルバムのリリースなど、チェンバロをバロックの遺物ではなく現代まで続くモダンな楽器として捉える活動に力を入れてきました。今回のアルバムは20世紀に活躍した、その先達に敬意を表した内容となっています。
博物館からチェンバロを救い出したと言われるワンダ・ランドフスカ[1879-1959]は、プレイエル社にアドヴァイスして1920年代にモダン・チェンバロの誕生を促し、ファリャに20世紀初のチェンバロ協奏曲(編成は室内楽)を書かせたほか、プーランクの協奏曲も彼女の依頼によるもの。テイラーはワシントンでランドフスカの注釈付き楽譜やメモを調査し、今回の録音に臨みました。
ランドフスカからさらに踏み込み、主に現代音楽をレパートリーとしたエリザベト・ホイナツカ[1939-2017]が初演したグレツキの協奏曲は、ミニマリズムを盛り込んだ呪術的でメカニックな作品で、モダン楽器としてのチェンバロの可能性を大きく広げていると言えるでしょう。アルバムのラストに収録された『メイプルリーフ・ラグ』は、ホイナツカのジョプリン・アルバムにインスパイアされたものです。他に、バルトーク自身がチェンバロでの演奏を提案したとされる『ミクロコスモス』や、リゲティの『コンティヌウム』へのオマージュとして作曲されたステファーヌ・ガッソの新作などを収録。
演奏に使用された楽器は、英国のチェンバロ制作者アンソニー・サイディが1970年代に作成した、歴史的なチェンバロにプレイエル製楽器の機能性をプラスしたといういわば「ハイブリッド楽器」で、多彩なレジストレーションを備え、ペダル操作で音色を素早く切り替えることが可能となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
1. バルトーク[1881-1945]:『ミクロコスモス』第3巻(1940)〜第79曲『J.S.B.へのオマージュ』
2. フランセ[1912-1997]:クラヴサンと器楽合奏のための協奏曲(1959)
3. ガッソ[1987-]:Bluesinuum(2019)
4. グレツキ[1933-2010]:チェンバロと弦楽のための協奏曲 Op.40(1980)
5. プーランク[1899-1963]:クラヴサンと管弦楽のための『田園のコンセール』 FP.49(1927-1928)
6. マルチヌー[1890-1959]:チェンバロのための2つの即興曲 H.381(1959)〜第2曲
7. ファリャ[1876-1946]:チェンバロ、フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲(1923-1926)
8. ジョプリン[1868-1917]:メイプルリーフ・ラグ(1899)
ジュスタン・テイラー(クラヴサン=チェンバロ)
使用楽器:英国のアンソニー・サイディ1970年代制作のモダン・チェンバロ
フィリップ・ベルノルド(フルート:2,7)
ツァイーデ四重奏団(2)
シャルロット・マクレ、レスリー・ブーラン・ローレ(ヴァイオリン)
セリーヌ・ティゾン(ヴィオラ)
ジュリエット・サルモナ(チェロ)
フロリアン・オルベ、ヤオレ・タリバール、ロクサーナ・ラストガル(ヴァイオリン:2)
クレマン・バトレル=ジュナン(ヴィオラ:2)
アナ・ザルゼンシュタイン(チェロ:2)
ユーゴ・アブラアム(コントラバス:2)
フィリベール・ペリーヌ(オーボエ:7)
フランソワ・ティソ(クラリネット:7)
ペルスヴァル・ジル(ヴァイオリン:7)
アドリアン・ベロム(チェロ:7)
フランス国立リール管弦楽団(4,5)
クロエ・デュフレーヌ(指揮:4,5)
録音:
2022年9月 リール、オーディトリアム・ドゥ・ヌーヴォー・シエクル(4,5)
2025年10月 パリ、サル・コロンヌ(1-3,6-8)
世界初録音(3)
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