メヘレン&ア・ノクテ・テンポリス/サロモン:『メデとジャゾン』(2CD)
2025年12月10日 (水) 16:00 - HMV&BOOKS online - Classical

謎多き傑作歌劇!
ラモー前夜の豊かな管弦楽の彩りで華やぐ名歌手たちの妙技
シャルパンティエとマレの間くらいの世代に属し、南仏トゥーロン出身でルイ14世の王室に仕えたこと以外は詳しい生涯が知られていない作曲家ジャン=フランソワ・サロモンは、ユトレヒト和議で欧州が安定に向かう1713年にパリの王室音楽アカデミー劇場(オペラ座)で初演され大成功を収めた『メデとジャゾン』(序幕付き全5幕/1713年パリにて初演、台本:シモン=ジョゼフ・ペルグラン[1663-1745])で歴史に名を残しました。ルイ15世の時代に至るまでパリのほかブリュッセルやリヨンでも上演されたこの作品、上演が不首尾に終わった同題のシャルパンティエ作品とは大きく装いを異にしており、合唱を効果的に活かしながら魔術や魅力的な対話の場面を多く盛り込み、細やかな音色表現をオーケストラで実現、きわめて起伏に富んだ展開で女妖術使いメデ(メデア)と自己中心的な男ジャゾンの存在感を強く打ち出します。
トラヴェルソのアンナ・ベッソン、バスーンのリザ・ゴールドバーグ、打楽器にはレザ―ル・フロリサンで無数の名演を彩ってきたマリー=アンジュ・プティなど、ソロでの活動や多忙な活躍で知られるプレイヤーも多く加わる楽団を率いるのは、自ら表題役を演じる個性的な美声が魅力の指揮者=歌手レイナウト・ファン・メヘレン。ヒロインを演じるブシャール=ルシュールの他にもコンスタンゾやビノンら実力派歌手続々の布陣で、知られざる充実作のドラマをたっぷり味わうことができます。(輸入元情報)
【収録情報】
● サロモン:音楽悲劇『メデとジャゾン』全曲
メデ…マリー=アンドレ・ブシャール=ルシュール(メゾ・ソプラノ)
ジャゾン…レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
クレユーズ…メリサ・プティ(ソプラノ)
メロポメーヌ、ネリーヌ…ロール・ビノン(メゾ・ソプラノ)
エウロープ、クレオーヌ…アンネリース・ファン・フランベレン(ソプラノ)
クレオン、アポロン…シリル・コスタンゾ(バス)
コリントの女、魔女、妖精、船乗りの女…ヴィルジニ・トマ(ソプラノ)
船乗りの男1…ルノー・トリパティ(カウンターテナー)
コリントの男、魔法使い、喜びの精、衛兵、船乗りの男2…マクシム・メルニーク(テノール)
アルカス、憤怒の鬼2…サミュエル・ナモット(バリトン)
悪魔、船乗りの男3、憤怒の鬼3…フィリップ・ファヴェット(バス・バリトン)
憤怒の鬼1…アルノー・ル・デュ(テノール)
ナミュール室内合唱団
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
レイナウト・ファン・メヘレン(指揮)
録音時期:2025年7月11-14日
録音場所:ベルギー南部ナミュール州ナミュール、グラン・マネージュ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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