5/9 (金) 19:30〜 中原昌也 『焼死体たちの革命の夜』刊行記念サイン会 開催決定 !!!!!

中原昌也『焼死体たちの革命の夜』の刊行を記念し
サイン会の開催が決定しました !!!!!




【日程】2025年5月9日（金）19:30〜　
【会場】HMV record shop 渋谷 イベントスペース
【内容】『焼死体たちの革命の夜』刊行記念サイン会

【イベント参加方法】

新刊『焼死体たちの革命の夜』および関連商品をお買い求めの方に、
1点につきサイン会参加券1枚をお渡しいたします。
サインはお買い求めいただいた商品に入れさせていただきます。


中原昌也『焼死体たちの革命の夜』

仕様：46判／上製／224ページ
発売：2025年4月30日
税込定価：3,256円（本体2,960円）
装丁：前田晃伸
ISBN：978-4-309-03960-2




虚無が虚無を支え合ってできたアーチの向こうから、
目眩がするほどまばゆい虚無があらわれる。
――岸本佐知子（翻訳家）

中原昌也は、80年代後半より、「暴力温泉芸者」「HAIR STYLISTICS」などの名義でノイズミュージシャンとして活動し、ソニック・ユース、ベックといったミュージシャンのフロントアクトやリミックスワーク、国内外での公演を通じて人気を博しました。歪んだノイズ、過剰なサウンドと、シュールでポップセンスあふれるコラージュ、アートワークとが絶妙に入り交じった音楽性は、前衛／実験音楽ファンのみならず、幅広いリスナーを魅了しています。

一方で、90年代からは、雑誌「映画秘宝」への寄稿を中心に映画批評家としても名を馳せ、現在まで一貫する審美眼、尽きることのない映画愛がつづられた初の著作『ソドムの映画市 あるいは、グレートハンティング的（反）批評闘争』（洋泉社）を筆頭に、これまで多くの評論、映画関連書を世に送り出しています。

小説家としては、1998年、文芸誌「文藝」での連載をまとめた『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』（河出書房新社）で鮮烈デビュー。小説、音楽、映画ほか、様々なカルチャー層から多くの読者を獲得し、賛否両論を呼ぶ話題作となりました。「中原昌也、初の小説 各界強力大推薦」と謳い、小西康陽（ピチカート・ファイヴ）、小山田圭吾（コーネリアス）、石野卓球（電気グルーヴ）ほか、総勢11名が名を連ねた同書帯からは、当時の時代の雰囲気とともに、シーンをけん引するアーティスト、目利きたちによって、既に発見されていた小説家であることがうかがえます。

2001年に初の長編『あらゆる場所に花束が……』で第14回三島由紀夫賞受賞、2006年『名もなき孤児たちの墓』（ともに新潮社）で第28回野間文芸新人賞受賞と高い評価を受け、2008年には、混沌とした日常を記した約3年半の記録『中原昌也 作業日誌　2004→2007』（boid）が、第18回Bunkamuraドゥマゴ文学賞（選考委員：高橋源一郎）を受賞するなど、作家活動の幅は広がり続けました。

しかし、2023年1月、糖尿病の合併症による脳梗塞と肺炎を併発、一時は生命が危ぶまれるほどの病状に陥ったものの、奇蹟的に生還を遂げました。現在は左半身麻痺、視覚障害の後遺症が残りながらも、多くの方々のサポートを受けながら、健康的な生活を送っています。

2024年12月、〈病以前〉に書いた日記、エッセイ、映画評と、〈病以後〉の日々を語ったエッセイ、短編小説を収録した異色の生還第1作『偉大な作家生活には病院生活が必要だ』（小社刊）を発表、新旧ファンに歓喜をもって迎えられ、発売後1カ月で重版が決定する大きな反響を呼びました。

同書に続いての刊行となる『焼死体たちの革命の夜』は、2016年から病いに倒れる直前の2023年までに書かれた短編9作を収録した小説集。

フィリピン人女性歌手が交通事故で死んだ速報から焼死体、動物たちへと連想を広げ、「ただ捨てられるだけのボロ布」としての生に思いを馳せる表題作、職場の窓から目にした同僚女性の不倫を妄想し「花を買いにいく」と宣言する（「わたしは花を買いにいく」）、馬に乗って新宿を彷徨う（「あの農場には二度と」）、バスに乗り角田の母親に会いに行く（「角田の実家で」）などなど、いずれの作品も、乾いた絶望と笑いとのあわいを漂いながら、異様な魅力と不気味な光彩を放つ傑作揃い。

ベルンハルトのように世界への呪詛に溢れ、カフカのように不条理で、ベケットのように美しく、アルトーのように残酷で、バロウズにようにクールな、中原昌也の文学はもはや前人未到の領域に達していました。この作品集は、この中原文学の魅力を凝縮した一冊です。

中原昌也（なかはら・まさや）
1970年、東京都生まれ。「暴力温泉芸者」名義で音楽活動の後、「HAIR STYLISTICS」として活動を続ける。2001年『あらゆる場所に花束が……』で三島由紀夫賞、06年『名もなき孤児たちの墓』で野間文芸新人賞、08年『中原昌也　作業日誌 2004→2007』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。他の著書に『マリ＆フィフィの虐殺ソングブック』『子猫が読む乱暴者日記』『キッズの未来派わんぱく宣言』『待望の短篇は忘却の彼方に』『KKKベストセラー』『ニートピア2010』『悲惨すぎる家なき子の死』『こんにちはレモンちゃん』『知的生き方教室』『軽率の曖昧な軽さ』『パートタイム・デスライフ』『人生は驚きに充ちている』『偉大な作家生活には病院生活が必要だ』ほか多数。

【注意事項】
※イベント券の転売、譲渡、売買は一切禁止致します。
※お客様同士のトラブルが発生した場合は、当事者同士で解決していただき、運営・主催者側は一切関知いたしませんのでご了承ください。
※健康管理には十分心がけて頂きます様お願いします。体調が優れない場合は、すぐにお近くのスタッフにお声がけください。
※イベントは天候やその他の理由により、やむを得ず内容や場所変更、または中止となる場合がございます。
※手荷物の管理は自己責任にてお願い致します。
※会場内で発生した盗難等は主催者・会場は一切責任を負いません。
※当日の対象品商品購入受付ならびにサイン会は、時間の都合上、途中で終了させて頂く場合がございます。
※事故、混乱防止の為、様々な制限を設けさせて頂くことがございます。
※イベント参加のための徹夜行為は固くお断り致します。また、早朝からの会場付近での待機は周辺の地域のご迷惑となりますのでご遠慮ください。
※前日・当日のシートや荷物等での場所取り、会場周辺での座り込み等は、他のお客様のご迷惑となりますのでご遠慮ください。また、放置されている荷物およびシート等は、スタッフおよび警備により撤去させて頂く場合がございます。なお、撤去した物、および放置されている物に関して主催者・会場は一切の責任を負いません。
※施設設備・備品の上に乗った状態でのご観覧はご遠慮ください。
※会場へ危険物（カッター・ナイフ・爆発物等）のお持込みは固くお断り致します。
※会場へのアルコール類の持ち込みは禁止と致します。発見した場合は没収させていただき、場合によってはご退場いただきます。
※当日は必ずスタッフの指示に従ってください。従って頂け無い場合は状況により、イベントの中止・変更もしくはご退場頂く場合もございます。
※警察・会場に苦情が寄せられた場合、イベントを中止させて頂く場合がございます。
※円滑な進行を心がけさせていただきますが、当日の状況によりやむを得ず開催中のサイン会を中断もしくは一部内容を変更する場合がございます。
※体温が37.5度以上のお客様、発熱や咳など風邪症状や息苦しさなどの症状があるお客様のご参加はお断り致します。その際、ご購入商品の返品・返金の対応は致しかねます。体調にご不安のある方は、くれぐれもご無理をなさらないようお願い致します。
※出演者、スタッフがマスク・手袋を着用してご対応させて頂く場合がございます。
※新型コロナウイルスの感染状況等、諸般の事情により、イベントの内容が変更・中止になることもございますので予めご了承くだい。やむを得ずイベントが変更・中止・中断となった場合、それによるいかなる損害にも主催者・会場・出演者は一切の責任を負いません。
※イベントが中止になった場合でも、ご購入頂いた対象商品の払い戻しは一切行いませんのでご了承ください。不良品は良品交換とさせて頂きます。
※交通費・宿泊費等はお客様のご負担となります。またイベントの中止の場合も、交通費・宿泊費等の補償は致しません。
※当日マスコミ・メディア等の取材・撮影が入る場合がございます。また、お客様が映り込む可能性がございます。撮影内容はTV・新聞・インターネット等に掲載される場合がございますので予めご了承ください。
※会場内には小さいお子様連れの方々もいらっしゃいます。お気付きの際は、スペースを譲る等、お客様のご協力、ご理解を頂き、より良いイベントになるよう、ご協力を何卒よろしくお願い致します。
※会場は商業施設内となります。イベントに参加されないお客様も多数おられます。どうぞご留意願います。
※ゴミは各自でお持ち帰り頂きますようお願い致します。
※会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

【お問い合わせ】
■HMV record shop 渋谷
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町36-2 ノア渋谷 1F/2F
電話番号： 03-5784-1390
営業時間： 11：00-21：00