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ビクター<日本のジャズ>シリーズから今田勝と沢田駿吾の名盤LP再発
2024年11月13日 (水) 16:30
|HMV&BOOKS online - Japanese Pop
ビクター<日本のジャズ>シリーズから今田勝と沢田駿吾の名盤LP再発

1950 年代からプロとして活動し、今や70年のキャリアを持つ今田勝。ハードバップからフュージョンまで第一線で駆け抜け、リーダー作は実に30タイトルを超える。名実ともに日本を代表するピアニストのひとりである。力強くもふくよかなタッチから生まれる、聴く者の感情を心地よく揺さぶるサウンド。その原点とも言えるのがファースト・アルバムである本作『Maki』だ。トリオ、もしくはワン・ホーン・カルテットによる演奏は、あまりにも瑞々しく美しい。丁寧に紡がれる「Autumn Leaves」、躍動感のある「On Green Dolphin Street」、野心作とも言える「Gad」、愛娘に捧げられたバラード「Maki」、ホットとクールが同居する「Sea Horse」。スタンダードからオリジナルまで、全編で存分にその才を発揮している。ビクター<日本のジャズ>シリーズの1枚としてリリースされた、紛うことなきマスターピースである。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)
今田勝トリオ・プラス・ワン『MAKI』
発売日:2024年10月30日(水)品番:NJS-798
フォーマット:アナログレコード
収録曲
Side A
1. Autumn Leaves
2. On Green Dolphin Street
3. Gad
Side B
1. Maki
2. Sea Horse

1940年代から活動し、名コンボ、ダブル・ビーツの結成や、モカンボ・セッションの主宰などを通じ、日本のモダン・ジャズ・シーンの礎を築いた沢田駿吾。押しも押されもせぬ名ギタリストだが、自身のリーダー作は意外と少ない。なかでも<ビクター日本のジャズ>シリーズにおける本作『Formation』は、沢田の意欲作にして代表作との呼び声も高い作品である。幕開けはウェイン・ショーター作「Footprints」。凛としていて端正なのだが、そのクールな佇まいのなかにそこはかとない朴訥さも滲み、なんとも味わい深い。そして、炸裂感と疾走感のある「Formation」や、ジャズロック的アプローチの「Unlucky Guy」などをはさみ、終曲に再びショーター作の「Chief Crazy Horse」を置いている。多彩でいて全体のトーンには統一感があり、アルバムとしての完成度はすこぶる高い。日本における<新主流派>の姿を捉えた、特別な1枚だ。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)
沢田駿吾クインテット『FORMATION』
発売日:2024年10月30日(水)品番:NJS-799
フォーマット:アナログレコード
収録曲
Side A
1. Footprints
2. Naughty Doggie
3. Last Train To Clarksville
Side B
1. Formation
2. How Deep Is The Ocean
3. Unlucky Guy
4. Chief Crazy Horse
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