ジャン・チャクムル/『シューベルト+クレネク』
2024年03月27日 (水) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ジャン・チャクムルの一大企画「シューベルト+」。
第3弾はエルンスト・クレネク!
SACDハイブリッド盤。2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位のジャン・チャクムルが、2028年のシューベルト歿後200年に向け続々とリリースしている一大プロジェクト「シューベルト+」。当シリーズはシューベルトの主要なピアノ独奏曲と彼の音楽に影響を受けた作曲家の作品を並べることで、その作品に焦点を当てるだけでなく、それぞれの作品に新たな魅力を感じてもらいたいというチャクムルの思いから生まれた企画で、これまでに「シューベルト+シェーンベルク」、「シューベルト+ブラームス」がリリースされ絶賛されています。
第3弾はエルンスト・クレネク(クルシェネク、クシェネクとも)です。ウィーン出身でドイツやアメリカで活躍したクレネクは、作曲家として70年以上のキャリアを持つ多作家。時代によってさまざまなスタイルを取り入れたことでも知られますが、1920年代に作曲したピアノ・ソナタ第2番は、シューベルトを思わせる技巧ながら19世紀のウィーンというよりも20世紀初頭のパリの香りがする音楽です。
シューベルトの未完のソナタ第15番は『レリーク』の名で知られ、未完にしてシューベルトの重要作とされています。当ソナタはシューベルトの生前には出版されず、シューベルトの死後、1839年にロベルト・シューマンにより発見されました。20世紀に入りクレネクだけでなく、バドゥラ=スコダ、プルーデルマッハーなどの名ピアニストも補完版を発表しています。クレネク版についてチャクムルは「スコアに明記されていなければ、クレネクがどこから補筆しているのか聞き分けるのは難しいだろう」と語っています。(輸入元情報)
【収録情報】
1. クレネク:ピアノ・ソナタ第2番 Op.59, IEK29(1928)
2. シューベルト:ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817(1824)
3. シューベルト:アレグレット ハ短調 D.915(1827)
4. シューベルト/クレネク補完:ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840『レリーク』(1825)
ジャン・チャクムル(ピアノ/Kawai SKEX = Shigeru Kawai Concert Grand)
録音時期:2022 年9月12-17日
録音場所:ハノーファー、テスマー・トーンスタジオ
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
プロデューサー&サウンド・エンジニア:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ
BIS ecopak
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