【全曲解説】DEVILOOF『Song For The Weak.』

全曲解説テキスト by 桂佑（Vo） Ray（7strings/Vo） 愛朔（7strings） 太輝（Ba） 幹太（Dr）

1. Song For The Weak.

Song For The Weak.とは、弱者の為の歌という意味。
パワハラ、モラハラ、セクハラ、その他諸々、社会に出ると理不尽なことだらけだ。
はっきり言ってクソばっかだ！だけど、負けるな！
ロックンロールスピリッツで権力を振りかざす奴等に抗え！（桂佑）

2. Everything is all lies

ライブでも既に演奏しまくっているので、定番曲になりつつあるこの曲ですが
メンバー全員演奏するのが楽しいと話しています。
この曲はフロアのノリもステージ上のメンバーにもとても伝わりやすいので、皆さんと一緒に育てていく楽曲だと思っています。

折破摧伏。（太輝）

3. Living Hell

不穏な空気感が漂って次のExecutionにカッコよく繋がってます！！（愛朔）

4. Execution

初めてこういう縦ノリの曲を作りましたが、満足した出来栄えにはなっていると思います。個人的には縦ノリもそうですが、行進が出来るような速さを考えてBPMは210にしました。今回は、ベースを主体として楽曲を組み上げました。
今までの楽曲であれば、基本的にギターとベースがユニゾンしているのですが、この曲はギターのフレーズとベースのフレーズが違うことをやっている箇所が少し多いです。
BPMは210で、DEVILOOFで唯一ベース始まりの曲です。
ギターで言うとオクターブ、刻みフレーズ、トレモロなどを使用してベース1本の時とは違う感じを表現しています。サビではクリーンボーカル。
ギターソロではプリングがかなり目立つ、流れるようなフレーズ。
アウトロではベース1本になり、隠の様な煽り？からのオールインで入ってからもベースが主体になる感じですね。
言い方は分かりませんが「なにか来る」って感じは表現出来たのかなと思います。
基本的にこの曲はほとんどが初めての試みが多かったです。
たくさん聴いてね。（Ray）

5. Labyrinth

ギターインストでありながら、イントロからA、B、サビと展開が捉えやすく頭に入って来やすい曲かなと思います。
ただ、展開はシンプルながら各レッテルごとのフレーズの回転が速く、使われているテクニックの数は膨大で、聴きごたえは抜群だと思います。
この曲は勿論Ray作曲なのですが、彼の他の作品でもあるPeer Pressure、Afterlife、Immolation等々も同様にレッテル内でのフレーズの回転がとても速いので、このLabyrinthもRay節が炸裂しているといえますね。
ただ、今回はギターインストということで演奏力を全面に押し出しているので、目まぐるしいフレーズの中でも使われているテクニックのレベルは今までの曲を遥かに凌駕していると思います。（幹太）

DEVILOOF『Song For The Weak.』

GENRE：DEATHCORE, METALCORE
DEVILOOFのロック・スピリッツを追求した“弱者のための歌”
DEVILOOF、超覚醒。昨春にEP『DAMNED』でメジャー・デビューした彼らの第2弾EPは、反骨精神とロック・スピリッツを背景にして描き出された“弱者のための歌”たちとなる。かっこいい音楽を好きに表現するという範疇にとどまらず、滾る野心を隠すことなく音に託し、“弱者だけが歌える力の歌”をここに生み出した彼らは、今ロック・バンドとしての使命を新たに自覚し、これまでよりもさらに高次元の自我を手に入れたようにも感じる。音楽的にも初のアプローチを見せているところが多々あり、いい意味でのキャッチーさを獲得しているところも特徴的だが、それでいてDEVILOOFならではの攻撃性はもちろん随所に顕在。なぜその生き方を選んでいるのか、DEVILOOFは今それを明確に知ることで超覚醒したのだろう。
杉江 由紀【ライター推薦】