bloodthirsty butchers コロムビア在籍時の3作が初アナログ化

2023年10月18日 (水) 16:00

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1986年札幌で結成し、日本屈指のロックバンドとして君臨し続けたbloodthirsty butchersのコロムビア在籍時(2004-2005)の3タイトルをレコードの日に初アナログ化。


『birdy』

数々のレーベルを渡り歩いていたbloodthirsty butchersの日本コロムビア移籍第一弾アルバム。そして言わずもがな、bloodthirsty butchersが△から□へと変化をしてのオリジナルアルバム1枚目の作品。1曲目に収録されている「JACK NICOLSON」で「このバンドで踏み込んでいたい、このバンドで存在していたい」という歌詞にもあるようにバンドと向き合った作品といえるであろう。
当時のバンドとしての意気込みは、楽曲以外にも「メンバー全員の手」と「赤」から構成されたジャケットからも感じられる。この「赤」の表現は、メンバー以外のカメラマン・デザイナーをも困難を強いられたアートワークとなっている。メンバーのみならず、関わったクリエイター・スタッフのテンションが詰まっている『birdy』は、アナログとなったこの機会に改めて聴いてみて欲しい作品である。



『banging the drum』

楽曲以外に頭を悩ませるジャケットを考察するにあたり、奈良美智氏がbloodthirsty butchersのライブを何度がライブを観にきてくれていたという事実や吉村秀樹自身も奈良美智氏の本をもっているという相思相愛の数々の接点を繋げていって、オファーし、実現したアートワークによるアルバム。
実際に、奈良美智氏のアトリエを訪れ、資料のbanging the drumの歌詞の上に描かれていた作品を見た時の気持ちは表現しづらいほどのもので、このアルバムに新たな息吹を注いでもらったような、拡がりと確信めいたものを感じ取り、忘れることができない記憶としてバンド史に刻まれている。



『bloodthirsty butchers VS +/-{PLUS/MINUS}』

2004年にN.Yのバンド“+/ −{PLUS / MINUS}”と初ツアーを通じ親交を深めていった中で、互いの曲をカバーし合う「Respective Cover Album」として発売された。bloodthirsty butchersは全曲に日本歌詞をつけて、+/ −{PLUS / MINUS}は「ゴキゲンイカガ」を日本歌詞のまま歌うなど、それぞれのバンドらしさが加わって、新しい楽曲としても聴くことができると同時にそれぞれの原曲の良さも感じることができる。
「JACK NICOLSON」は、オリジナルの『birdy』と聴き比べて感じて欲しい。 また△から□へ変化した表れのひとつとして、「WAKING UP IS HARD TO DO」は田渕ひさ子がメイン・ヴォーカルをとっているのも必聴。
なお、『banging the drum』と制作時期が近いこともあり、こちらの作品でもアートワークに奈良美智氏の数多くの作品の中からbloodthirsty butchersにより選ばれた作品が起用されている。



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bloodthirsty butchers

1987年北海道留萌にて結成。Vo/G吉村秀樹、Ba射守矢雄、Dr小松正宏の3人組。2003年元ナンバーガールの田渕?..

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