B・クイケン、渡邊順生/バッハ:フルート・ソナタ全曲

2023年09月07日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


世界的なフルートの名手、古楽界のレジェンド、バルトルド・クイケンと
現代日本を代表するチェンバロ奏者、渡邊順生によるJ.S.バッハのフルート作品全曲録音!


世界的なフルートの名手、古楽界のレジェンド、バルトルド・クイケンと現代日本を代表するチェンバロ奏者、渡邊順生によるJ.S.バッハのフルート作品全曲録音。出会いから40年以上、旧知の仲の名匠2人による初めての共演となります。
 内容は、バッハの真作と判定されているフルート作品5曲、無伴奏が1曲、オブリガート・チェンバロの曲が2曲、通奏低音の曲が2曲という、バッハの室内楽の縮図を1枚に収めたアルバム。抜群の音響を誇るワキタコルディアホール(旧イシハラホール)で2022年12月に収録されました。
 解説書にはバルトルド・クイケン氏書下ろし原稿(加藤拓未氏日本語訳)を掲載し、読み応えのある解説書となっています。(販売元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:
● フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
● フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV.1035
● 無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
● フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032
● フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032

 バルトルド・クイケン
(フラウト・トラヴェルソ)
 渡邊順生(チェンバロ)

 使用楽器:
 Flute: Alain Weemaels, Brussels 2020 (after J. H. Rottenburgh, Brussels c1725)
 Cembalo: Martin Skowroneck, Bremen 1999 (German Model)

 録音時期:2022年12月5-8日
 録音場所:大阪、ワキタコルディアホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)

 国内製作・日本語帯・解説付き

【バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)】
1949年、ベルギーのフランダース地域に生まれた古楽界における著名なリーダー。現代フルートを学んでいた時、18世紀半ばのワン・キーのオリジナル・フルートを発見し、それを彼の最良の教師として、独学で17〜18世紀の楽器と理論的および実践的な資料から学んだ。トラヴェルソ(およびリコーダー)のソリスト、教師、研究者、指揮者として、過去40 年間にわたって歴史的フルートと歴史的に正統な演奏の分野で活躍。彼の著書「楽譜から音楽へ〜バロック音楽の演奏法」は、彼の音楽に対する研究、思考法や見解を巧みに要約したものである。
バロックからドビュッシーに至るフルート・レパートリーの伝説的な演奏と、兄シギスヴァルト(ヴァイオリン)とヴィーラント(チェロとガンバ)との高く評価された録音に加えて、彼はグスタフ・レオンハルト、ロベール・コーネン、ボプ・ファン・アスペレン、エーヴァルト・デマイヤー(チェンバロ)、フランス・ブリュッヘン(リコーダー)、ポール・ドンブレヒト(オーボエ)、ピート・クイケン(フォルテピアノ)他の古楽器奏者、またコレギウム・アウレウム、ラ・プティット・バンド等のバロック・オーケストラと共演し、録音を行ってきた。現在、彼はインディアナポリス・バロック・オーケストラの芸術監督兼指揮者を務めている。その一方で、モダン・フルート奏者としても、ブリュッセルを本拠とする現代音楽のアンサンブルに参加するなど、アヴァンギャルドな音楽に関心を持ち続けている。アクサン、セオン、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、ソニー・クラシカル、ナクソスなどから多数のCD をリリース。ドイツのブライトコプフ社から出版したバッハのフルート作品の校訂楽譜も好評を得ている。
1976年よりブリュッセル王立音楽院、続いてハーグ王立音楽院でバロック・フルート教授を務めた後、2014年に退任。ヨーロッパ、アメリカ、韓国、日本等、世界各地で演奏と録音を続けて、またコンクールの審査員やマスタークラス、講演等の講師を頻繁に務めている。2007年、ベルギーの音楽家として初めてPhD(芸術の博士号)を取得し、2013年には米国のNFA(生涯功労賞)を受賞した。(販売元情報)

【渡邊順生(チェンバロ)】
チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ奏者、指揮者として活躍。論文執筆や楽譜校訂も手がける。2010年度サントリー音楽賞受賞。
1950年、鎌倉に生まれる。1973年、一橋大学社会学部卒業。アムステルダム音楽院にてグスタフ・レオンハルトに師事。ソリスト・ディプロマおよびプリ・デクセランスを取得して同音楽院を卒業。その後ヨーロッパ各地にて演奏活動を行ない、1980年に帰国。以来、古楽器演奏の啓蒙と普及に努め、精力的な演奏活動を展開した。
フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマ、ジョン・エルウィス、マックス・ファン・エグモントなど、欧米の名手・名歌手たちと多数共演。2019年に指揮したモンテヴェルディのオペラ『ポッペアの戴冠』で、三菱UFJ信託音楽賞奨励賞を受賞した。
ソニー、創美企画、コジマ録音、セシル・レコードより多数のCDをリリース。『モーツァルト:フォルテピアノ・デュオ』[共演:崎川晶子](コジマ録音、2006)及び『フレスコバルディ/フローベルガー:チェンバロ作品集』(コジマ録音、2016)でレコード・アカデミー賞を受賞した。
著書『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍、2000)は初期鍵盤楽器に関する包括的な解説書・研究書として、各方面で大きな反響を呼んだ。また2016年秋に上梓した『バッハ・古楽・チェロ〜アンナー・ビルスマは語る〜』(アルテス・パブリッシング、2016)もまた新聞・雑誌等で絶賛された(2020年春に改訂版を出版)。校訂楽譜としては、全音楽譜から、《幻想曲とソナタK.475+457》(1995) 及び《トルコ行進曲付きソナタ》(2016)[共にモーツァルトの自筆譜に基づく]を出版している。
1983年以来、フェリス女学院短期大学音楽科、上野学園音楽学部、国立音楽大学等で教鞭を執り、現在も桐朋学園大学音楽学部で後進の指導に当たっている。日本チェンバロ協会会員。(販売元情報)
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