クリッシー・ハインドなお健在 プリテンダーズ名義による4年ぶり最新...
女性ロッカー最大のアイコンにしてシーンのカリスマ”姉御”クリッシー・ハインドが再びプリテンダーズ名義で始動。名プロデューサー、スティーヴン・ストリートとのタッグで約4年ぶの最新アルバム『Hate For Sale』が完成。今もなお走り続けるロックシンガーとしての凄みと魅力を十二分に感じさせてくれる1枚。
HMV&BOOKS online-ロック|2020年07月15日 (水) 19:15
2023年09月04日 (月) 18:00
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女性ロッカー最大のアイコンにしてロックシーンのカリスマ、”姉御” と称されるクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズ。現在もなおロック街道を颯爽と走り続ける彼女が、プリテンターズとして通算14作目となる最新スタジオアルバムを完成させた。
2020年の『Hate For Sale』から約3年ぶりとなる新作『Relentless』は、プリテンダーズの2023年の立ち位置を明確にしたスナップショットのような作品である。
西ロンドンのバッテリースタジオでレコーディングされた本作のプロデュースを手掛けるのは、フランク・オーシャンから、ホンネ、デヴィッド・バーンまで幅広く手掛けるデヴィッド・レンチ。クリッシーのバックを務めるのは、彼女が “The Pretenders Collective” と表現する、ジェイムズ・ウォルボーン (g)、クリス・ソン (ds)、クリス・ヒル (double bass)、デイヴ・ペイジ (b)、カーウィン・エリス (key, g) からなる面々。
またアルバムの最後を締めくくる美しいナンバー「I Think About You Daily」では、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドがストリングアレンジメントと、12人編成のストリングスオーケストラの指揮を手掛けている。彼の大ファンだったというクリッシーは、ジョニーが音楽を担当した映画『ファントム・スレッド』のプレミアイベントで彼に会った時、彼の側からいつか一緒に何かやりたいと興味を示されたという。「すごく嬉しかったし、とても驚いた」とその時を振り返るクリッシーは、「I Think About You Daily」にストリングスを入れようとなったとき、真っ先に彼の名前を挙げたそうだ。
Let The Sun Come In (Official Audio)
『Relentless』に収録された12曲は、前作に続きクリッシーとジェイムズ・ウォルボーンとの共作となる。リードシングルとなるのは「Let The Sun Comes In」。楽観的なトーンがみなぎる、クリッシー・ハインド節全開の本作は、まさにファン待望の1曲だと呼べるだろう。
またクリッシー本人が語るには、他の楽曲も含め、アルバム全体には、デビュー当時と変わらない衝動性とアティテュードが流れているという。
プリテンダーズ 2020年の前作『Hate For Sale』
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