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【HMVインタビュー】 LAの伝説のバンド=Jump With Joey が FUJI ROCK 20周年を記念して再結成!

2016年6月12日 (日)

【HMVインタビュー】Jump with Joey

伝説のバンドが日本のファンのためにベスト盤をリリース!
FUJI ROCK FESTIVAL'16に出演決定!

トラディショナル・ジャマイカン・スカを再燃させた第一人者としての呼び名の高いロスの伝説のバンド。彼らは幅広いジャンルの音楽から影響を受け、さらに 60 年前のジャマイカの サウンド・システム、Louis Prima, Wynonie Harris, Cu-Bop, New Orleans R & B, Nat King Cole などでよくかけられていた音楽にも精通している。スカの中にラテン・ジャズの要素を強くとりいれた彼らなりのサウンドは Yeska や Ozomatli などのバンドに影響も与えている。

Jump With Joey はブルース、ロカビリー、アフロキューバンやその他の色々なアメリカン・ルーツ・ミュージックのジャンルをベースにしていたロスのナイトクラブ「The King King」で 1989 年に生まれた。そのクラブで毎週水曜日の夜に何もイベントがなく、その穴埋めをする専属バンドとして、ベーシスト兼バンドの音楽の中心人物である Joey Altruda と彼の友人の Willie McNeil が結成した。それから 5 年間、そのクラブの水曜の夜は Jump With Joey のパーティ会場と化した。彼らは徐々にファンを増やしていき、それが世界的規模にまで広がり、Roland Alphonso、 Rico Rodriguez、 David Lindley、 Robbie Krieger そしてフィッシュボーンの Angelo Moore と言った有名なミュージシャン達が入れ替わりで彼らと一緒にライブをするようになっていった。

彼らはいつも才能がありかつ観客が求めるミュージシャンと演奏することにこだわり、トランペットの Albert Balderas、 Sal Crachiolo、 Chris Tedesco、Elliott aine、トロンボーンの “I Timothy” Moynahan、John McKnight、David Ralicke、 サックスの Will Donato、 Bill Ungerman、David Jensen、Danny Moynahan、 Jim Akimoto、ピアニストの J.P.Monche と Mike Boito、ギタリストの Jason Goodman、 A.J. Barish、 James Achor そして Smokey Hormel、パーカッションのCarlos Hatem 、Robertito Melendez といったロスの名だたるミュージシャンたちとプレイしてきた。

カリフォルニアやニューヨークで行った定評のある素晴らしいパフォーマンスのほかに3回の来日を果たし、大阪、名古屋、東京でソールドアウト・ツアーやフェスにも出演している。リリースされた 4 枚のアルバム、「Ska Ba」、「Generations United」、「Strictly For You Vol II (Roland Alphonso)」 、「Swingin Ska Goes South Of The Border」は世界中のスカを愛する人たちのあいだで名盤と称されている。

90 年代の終わりに Joey と Willie はそれぞれ別のバンドを結成する、Altruda は Cocktails With Joey と最近では Crucial Five、 McNeil は Big Willie's Burlesqueを結成してここ 10 年間毎年フジロックに出演している。1999 年から活動休止状態にあった Jump With Joey が今年 20 周年を迎えるフジロックで再結成をはたすことになった。

Jump With Joey 『Best Of Jump With Joey』

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[2016年6月24日発売]
伝説のバンドが日本のファンのためにベストアルバムをリリース!50年代のジャマイカのサウンドシステムで人気のあったジャンプ・ブルースやニュー・オーリンズのシャッフル、キュー・バップ等に、ヘヴィーなラテンのジャズを取り込んだ独自のスタイルの名曲の数々からJoeyとWillieが選び抜いた珠玉の15曲収録!


収録内容

  • 01. Jack Lord Ska
  • 02. Jump With Joey
  • 03. El Diablo Ska
  • 04. Un Poquito De Tu Amor
  • 05. Move Your Body
  • 06. Relaxing at Hippie Crash Pad
  • 07. Artibella
  • 08. Ton Tok
  • 09. Provocation
  • 10. Ska Train
  • 11. TV Tray
  • 12. Nuevo Ritmo Ska Cha Cha
  • 13. Bridge View
  • 14. Fried Neckbones
  • 15. Pigeon Dub

Jump With Joey HMV 独占インタビュー

LAの伝説のバンド、Jump with Joeyがフジロック20周年のために特別に再結成!!現在ほとんどの音源が廃盤の為、日本のファンのためにベストアルバムを新レーベルの「Parking Lot Sounds」よりリリース。バンドのリーダーであるJoeyとWillieにインタビューしました。
text by Shochang (HIGHLIFE HEAVEN)

---まずは17年ぶりに再結成を果たすことになった理由を教えてください。

ウィリー: 日本のプロモーター、スマッシュのロンドン支社をやっている僕らの親友であるジェイソン・メイオールが20周年を迎えるフジロックで再結成をして欲しいと言ってきたからだよ。
ジョーイ: ジェイソンは30年前、僕にジャマイカン・スカ、ロックステディ、レゲエを教えてくれたんだ。90年代に日本での僕らのレコードリリースやツアーをオーガナイズしてくれていたのも彼で、彼のリクエストに応える事ができて満足しているよ。

---あなた達の楽曲にはスカの他にラテン・ミュージックやジャズの影響も濃くオリジナリティに溢れていますが、結成当時からこのスタイルだったのでしょうか?

ウィリー: 元々はThe Skatalitesのような60年代のジャマイカン・スカのスタイルと、ルイス・ジョーダンみたいな40年代や50年代のアメリカンR&Bをミックスしたようなものだった。スウィングとスカをミックスしたようなものをやっていたのだけれど、アメリカのジャズやキューバン・ミュージックに影響を受け始めた。在籍していたギタリストが辞めた時に変わりにコンガを加えて、もっとキューバン・ミュージックを演奏するようになったんだ。結成して10年たったころにはチャチャチャやサルサのようなキューバのスタイルとジャマイカン・スカを合わせた音をプレイするようになっていたんだ。たぶんロスで、この2つのスタイルの音楽を合わせて演奏する初めてのバンドだったと思う。

---もともとはJoeyとMcNeilが中心となって結成されたそうですが、他のメンバーも含めて、スカ好きやラテン・ミュージック好きが集められたのですか?

ウィリー: このバンドのミュージック・ディレクターはジョーイ・アルトゥルーダで、彼が音楽的なことを全て選んでいたけど、いつも他のメンバーにもオリジナル曲をもってくるようにたのんでいた。すべてのミュージシャンがU.S.ジャズに慣れ親しんでいたし、ほとんどのミュージシャンたちはジャマイカン・ミュージックにも親しかったね、特にデイビット・ラリックはね。エリオット・ケインはキューバ/ラテン・ミュージックの演奏した経験もあったね。
ジョーイ: 僕が1989年にバンドを結成したとき、ウィリーにバンドでドラムを演奏してくれないかと声をかけたんだ。ウィリーはトロンボーンのI.ティモシーや サックスのウィル・ドナートのようなすばらしいミュージシャンを見つける手助けもしてくれた。だんだんとウィリーは歌のパートも増え始めて、MCをしてくれたり、事務的な仕事をたくさん担ってくれるようになった。だから自然な流れで彼は僕と一緒にバンドのリーダーになっていったんだ。

---3曲目の『El Diablo Ska』や12曲目の『Nuevo Ritmo Ska Cha Cha』はスカとブーガルー、チャチャなどのラテン・ミュージックを見事にミックスしていて全く時代を感じさせない名曲ですが、こう言うミックスのアイデアはセッション中などに生まれたのでしょうか?

ウィリー: これらはジョーイが作った曲で、彼のいろいろな音楽のスタイルを合わせる能力を表しているよね。
ジョーイ: El Diablo Ska は僕が持っていた悪魔のコスチュームを着たベティ・ページの写真をヒントに生まれた曲なんだ。その写真が1950年代や60年代のアルバムカバーアートのような素晴らしいカバーになると思った。それでEl Diablo Ska(デビル スカ)を作って、写真のスリーブをつけた7インチを制作したんだ。僕らの最初のリリースで、ライブで一番リクエストされる曲のひとつだよ。

---今回は日本のファンの為に選曲してくれたベスト・アルバムですが、何か選曲に関して基準などはありましたか?

ウィリー: 4枚のアルバム全部から曲を選ぶようにしているのと、スカ、ラテン、ジャズ、レゲエの様々な良いスタイルを入れ込むようにした。それとライブで人気のある曲を選ぶようにもした。

---今回、フジロック・フェスティバルへの出演もあって、あなた達のライブを初めて観る新しいファンもたくさんいると思いますが、ライブで注目すべきところがあれば教えてください。

ウィリー: 踊ってくれ!パフォーマンスとミュージシャンシップを楽しんでくれ。
ジョーイ: オーセンティック・スカへの興味を新しいジェネレーションに継承させていけたらいいなって思っているよ。

---これまでに3回来日していますが、日本にはどんな印象がありますか?

ウィリー: 大好きです!日本のファンはとても温かい。良いライブミュージックを本当に楽しむことができるうえに、複雑な演奏やソロを聴いたり、その良さを理解する事ができるよね。
ジョーイ: 日本はアートやカルチャーにとても深い知識をもった素晴らしい人がたくさんいるマジカルな場所だね。

---以前に来日した時に、印象に残っている思い出などがあれば教えてください。

ウィリー: Fishboneの前座をした最初のツアーと日比谷野外音楽堂で開催されたSka On A Summers’s Dayの出演はとても思い出深いよ。リコ・ロドリゲズ、タンタン・ハリス、ギャズ・メイオールのようなツアーで一緒になったミュージシャンとライブの後に居酒屋でご飯を食べることも僕にとっては良い思い出だ。
ジョーイ: ローランド・アルフォンソ(サックス)とアーネスト・ラングリング(ギター)を迎えた僕らのツアーだね。ロンドンのJazz Jamaicaと、東京、名古屋、大阪をツアーした。Jazz Jamaicaのスペシャルゲストがリコ・ロドリゲズ(トロンボーン)とコートニー・パイン(サックス)だった。Jazz Jamaicaと一緒にローランド、リコ、アーネストがスカタライツの"Doctor Kildare" を演奏したのは特別な瞬間だったよ。この3人が一緒に演奏したのは、1950年代のジャマイカで彼らがClue J And The Blues Blasters に在籍していた時以来、初めてのことだったはずだよ。

---今後、再結成後の新しい音源の制作や、ライブ活動などの予定はありますか?

ウィリー: 予定は未定!
ジョーイ: 今のところ僕は、音楽のプロダクション・サイドの方と今やっているソウル・レゲエ・バンドのCrucial Fiveの活動で忙しいんだ。

---最後に日本のファンにメッセージをお願いします!

ウィリー: 日本最高!僕たちの音楽を楽しんで!フジロックに来て僕たちのライブパフォーマンスを見てみてください!
ジョーイ: 昔からのたくさんの友達やファンともう一度 つながれることをとても幸せに感じている。そして新しいファンやみんなで、フジロックで盛り上がれることを心から楽しみにしているよ!

---ありがとうございました!

【フジロック・フェスティバル’16出演日】
JUMP WITH JOEY
7月22日/ FIELD OF HEAVEN
7月24日/Café de Paris、CRYSTAL PALACE TENT

JOEY ALTRUDA
7月22日/ CRYSTAL PALACE TENT
Info / http://www.fujirockfestival.com/
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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Best Of Jump With Joey

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Best Of Jump With Joey

Jump With Joey

価格(税込) : ¥2,530
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まとめ買い価格(税込) : ¥2,150

発売日:2016年06月24日
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