【インタビュー】locofrank「Returning」

2015年12月2日 (水)

locofrankの2年2ヶ月ぶり、そして、再出発の始点となるフルアルバム「Returning」がついにリリース！
レーベル【773Four RECORDS】の運営のを全てメンバー3人で行うことを決め原点に立ち返り自分たちの手だけで作り上げた今作は、初期衝動を感じさせつつもlocofrankの17年の軌跡が詰め込まれた、今のlocofrankだからこそ生み出すことのできる渾身の作品となった！

locofrank：木下正行(Vo/Ba) 「Returning」インタビュー

---2年2ヶ月ぶりのフルアルバムとなりますが、制作はどのようなところからスタートしたのでしょうか？

木下 : 去年の9月頃から、自社の運営&マネジメントを3人で担う体制に変えたので新たに踏み出すlocofrankをアルバムに落とし込む為に、17年間の歩みを振り返る所からスタートしました。

---本作はlocofrankにとってどのような位置づけの作品となりましたか？

木下 : まったく新しいlocofrankという訳ではないのですが、17年前にメンバー3人でバンドを始めた頃の気持ちに近いところでいうと、再出発の作品になったと思います。

---全てを自分たちの手で作り上げて行く上で苦労したことは何でしょう？

木下 : 表現者として曲を作りアルバムを完成させる作業と、そのアルバムをベストな形で届ける為の作業をほぼ同時に進行していたので、そこの切り替えは全員苦労したと思います。

---レコーディング中の印象的なエピソードがあったら教えて下さい。

木下 : 先ほどの話とリンクするのですが、ドラムの達也は自分のパート録りが終わると運営作業のためレコーディングスタジオには来ず、自宅で作業していました。(笑)

---原点に立ち返ったことで楽曲の制作にも変化があったのでしょうか？

木下 : あれこれ余計な事を考えずに、バンドを始めた頃のように3人がかっこいいと思うものを今まで以上にシャープに作り上げていったとは思います。

---収録曲の中で特に想い入れの強い曲があったら紹介して下さい。

木下 : 2曲目のReturningは1番初めに出来た曲という事もあり、歌詞に関しても自分たちの事を色濃く出した曲なので思い入れは強いです。

---そして完成した「Returning」ですが、リリースされるにあたっての率直な感想をお願いします。

木下 : これまでのlocofrankを立ち返った事で出来たアルバムだと思っているので、今まで支え育ててくれた人・場所・出来事に感謝すると共に、新たに踏み出すlocofrankを届けれる事を嬉しく思います。

---新たなスタートを切ったlocofrankは今後どのように進んで行きますか？

木下 : まずは1月から始まる、locofrank初となる全箇所ワンマンのツアーを成功させるのと、よりいっそう自分たちがlocofrankを楽しみ、それを届けられる歩みが出来たらなと思います。

---リリース後から始まる2年ぶりの全国ツアーにかける意気込みをお願いします。

木下 : 今回は全箇所ワンマンという事もあり、新旧織り交ぜた濃いライブになるのは勿論の事自分たちの想像さえも上回るツアーにしたいと思っています。

---最後にローチケHMVをご覧の皆様にメッセージをお願いします。

木下 : 6th Full Album”Returning”は、自分たちの歩みを立ち返る事で新たに見いだせた可能性と本質を存分に詰め込めたアルバムになりました。思う存分聞き込んで、是非ライブハウスに体感しに来て下さい。

---ありがとうございました！

【直筆コメント】

locofrank「Returning」 [2015年12月2日発売]

数々の紆余曲折を経て、ひたすらに己と向き合い完成させたこの「Returning」にはこれまでlocofrankが積み重ねてきた物を”反復”するかの様にこれまでの全てが詰まった作品に仕上がった。またlocofrankの行動理念でもあるD.I.Y精神を守り抜くべく、今作から自身のレーベル773Four RECORDSでの運営・企画・制作・マネジメント等の全てを自分達自身の手に委ね、”原点に立ち返る”事を選択したこの作品にはlocofrankの只ならぬ決意が垣間見える事と思われる。尚、リリース後の翌年1月より今回のアルバムタイトルを冠した全国ツアー「Returning TOUR」を開催する。全国ツアーも約2年振りとなるのだが、今回のツアーは今までとは違い全ヶ所、全てがワンマン公演となる。未だかつてない挑戦となる今ツアーは決して見逃せない事となるだろう！！