【クウチュウ戦】『コンパクト』インタビュー&全曲解説
2015年5月11日 (月)
まずはこのアー写がやばい!他のバンドとは一線を画している異質な雰囲気がプンプンしますが、音の方も相当なやばさです。プログレッシブで怪しげ、そのくせポップという何とも説明しづらい音を鳴らすこのクウチュウ戦。プログレッシブな楽曲を得意とする彼らがあえてポップサイドにシフトした“コンパクト”な作品をリリース!クウチュウ戦の魅力を少しでも伝えるべくバンドのブレインの一人でもあるリヨ氏(写真左から2人目)にインタビュー&全曲解説を敢行!是非チェックしてみて下さい!
-- HMV ONLINEに初登場ということで簡単に自己紹介をお願いします。
リヨ:HMV ONLINEをご覧の皆様はじめまして。クウチュウ戦のvocal&guitarのリヨです。Love and Space!!
-- 各メンバーのバンドでの役割を教えてください。
リヨ:クウチュウ戦にはリヨとベントラーカオル(key)という2つのブレインがあります。曲やシチュエーションによってどっちらかが指揮を取り、アバシリ(drum)とユミコ(bass)で膨らませるって感じです。たぶんまあまあ仲良いです。
-- バンドで初めてカバーしたアーティスト/楽曲を教えてください。
リヨ:結成当初の2009年、クウチュウ戦がまだスリーピース(リヨ、ユミコ、初代ドラマー)だった頃にKing CrimsonのRedをコピーしました。18歳の僕の脳天に突き刺さった衝撃的な1曲です。
-- そしていよいよ1stミニアルバム『コンパクト』がリリースされますが、発売直前、今の率直な感想を聞かせてください。
リヨ:待ちくたびれて、ようやくって感じですね。録音したのが去年の秋なので、もうちょっとした過去なんですよ。その間にどんどん名曲ができているのでそっちを早くレコーディングしたいですね。もちろん「コンパクト」は最高のアルバムなんで是非是非是非是非聴いて欲しいんですが、次回作でそれをさらに上回る気がしてならないんです。
-- 今回はインタビューとは別に楽曲解説もやっていただきますが、今作『コンパクト』はクウチュウ戦にとってどんな位置づけの作品になりましたか?
リヨ:自分たちの本質的なカラーを変えることなくぎゅっとコンパクトに濃縮しました。これまで唐突に15分の曲をやったりと客を突っぱねる系のバンドでしたが、もっと聴く人に歩み寄ろう、と意識をちょっぴりかえた最初の一歩です。
-- 今作は新体制になってから初の作品となりますが、1stアルバム『プログレ』とはどんなところに違いがありますか?
リヨ:前作は6曲50分越えで「プログレ」、今作は6曲25分強で「コンパクト」です。説明の必要はないかもしれませんが、対比になってるんですね。
クールでソリッドなカラーはそのままに、ドラムのアバシリの加入により、包み込む様なホットなカラーも加わりました。
-- 『コンパクト』がばっちりハマルシチュエーションとは?
リヨ:ありとあらゆるシチュエーションにハマって欲しいです。ジャケットの、虹に乗ってきた、もしくは虹を引き連れた唇がそれを代弁してるんです。
-- ライブはアルバムとは違ったものになりそうですが、クウチュウ戦にとってライブはどんなものでしょうか?
リヨ:ライブはエンターテインメントですよね。ライバルはディズニーランドです。
-- クウチュウ戦の野望を教えてください。
リヨ:宇宙から全人類に向けてライブができたら面白いかもしれないですね。
-- それでは最期にHMV ONLINEをご覧の方にメッセージをお願いします。
リヨ:今作「コンパクト」はタイトルやジャケットの雰囲気通り 、持ち歩いても楽しく、ポップで大変聴きやすい上に、濃厚/濃密なアルバムとなってます。是非CD屋さんやライブ会場で手にとって見てください。 唇が飛んできます。
クウチュウ戦『コンパクト』全曲解説!
初めまして、クウチュウ戦のギター/ボーカル、音楽という広大な宇宙を探索する宇宙飛行士、リヨです。love and space.
これから曲解説をさせて頂きます。めくるめくポータブルワンダーランド「コンパクト」の案内人という訳です。あれこれ曲の裏側を偉そうに語りますが、僕たちの楽曲はあなたの物です。自由に聴いて、わがままに感じてください。
1.追跡されてる
ありとあらゆるものに監視されているという強烈な被害妄想に陥り、脱走を試みるも結局、追跡者から逃れる事はどこへ向かっても、どこに隠れても不可能っていう曲です。インターネットを開いた時、僕が好んで買いそうな商品の広告が次から次へと現れて恐怖を感じました。
2015年全人類は例外なく追跡されてるんです。
2.MUSIC TRAVELER
良質なミュージックは魔法とか超能力みたいなもんだと思ってます。大好きだし音楽なしでは生きられない。けれども飽きっぽいから音楽だけじゃつまんなくなっちゃうんですよね。旅に出たり映画みたり、釣りもしたいし、将棋もしたいし、美術館も行きたいなー、けどやっぱ音楽が一番いいなーって曲です。3.リカバリーポップス
現代日本人はどいつもこいつもスクエアで四角四面なやつばっかりで、本当に心の底から辟易しております。この曲はそんな連中への処方箋です。ベントラー作曲ですが、イントロのリフはスクエアで四角四面な現代人そのものを表していると勝手に解釈しております。
4.アモーレ
究極の現実逃避系ラブロマンスソングです。空を眺めていると雑多でねじくれ切った地上世界が嫌になってきて、このまま空まで逃げ出せたらいいなと考えていたら、いつの間にか宇宙まで逃げ出してしまっていました。
5.ゴーストライター
マネージャーにゴーストライターってタイトルの死んだ作曲家の曲作ったら?と提案されたので、作りました。ゴーストライターという名のこの曲ですら半ばゴーストライティングされているのです。
6.作られた歌
僕の作った曲の中で一番美しい曲です。特に語ることはありません。湧き上がってきたキレイな水をビンですくって閉じ込めた、そんな曲です。
これら6曲が唇となってあなたのハートにキッスを送り、あなたの毎日を虹色に彩りますように。
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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