OMSBのお気に入り音源10選（アルバム『Think Good』発売時）

2015年4月24日 (金)

数多リリースされるヒップホップ良作の中でもコレは別格！
OMSBの2nd ソロ・アルバム『Think Good』
アイデアと遊びに満ちた、クリエイティブでクソDOPEな作品！

ラッパーとしてビートメイカーとして更なる覚醒を感じさせる新作『Think Good』の完成を記念し、OMSBの最近のお気に入り10曲を公開！WebにUPされている音源からここ1年くらいのヘビロテを紹介してくれます！
OMSBが選んだ作品とは？

『Think Good』 OMSB　[2015年5月2日発売]

ヒップホップ識者から高い評価を受け、2012 年の邦ヒップホップ年間ベストに名を連ねた1st ソロ・アルバム『Mr “All Bad” Jordan』から約2 年半、SIMI LAB として2nd『Page 2 : Mind Over Matter』をリリース、トラックメイカーとしてのビート・アルバム『OMBS』をBlack Smoker Records から出す他、プロデューサーとしても、KOHH『Monochrome』やPRIMAL『Proletariat』、Campanella『VIVID』でトラック提供する他、類い稀な創作意欲で数々の楽曲を残してきたOMSB が遂に自身の2nd ソロ・アルバム『Think Good』を完成させた。
cero をはじめとするロック界隈との共演、そしてFlying Lotus も出演するSonar Sound で同じステージに立つ他、多くのアーティストとの邂逅を含む、新たな音楽世界の旅を経て、ラッパー／ビートメイカーとしての全てを注ぎ込んだフルボリューム作品が遂に到着。

＜アルバム参加アーティスト＞

AB$ Da Butcha、 B.D.、 B.I.G. JOE、 DJ YAZI、 ELNAND MORELETTA、 FUMI、 G.RINA、 Hi’Spec、 jjj、 Kurt Vandan、 MUJO情、 The Anticipation Illicit Tsuboi、野崎りこん、藤井洋平

『Think Good』収録楽曲

01．宜候
02． ActNBaby
03． Storm
04． Gami Holla Bullshit
05． Shaolin Training Day (Interlude)
06．黒帯 (Black Belt Remix)
07． Goin' Crazy
08． Touch The Sky
09． Ride Or Die
10． Scream
11． Words from Hi'Spec
12． Memento Mori
13． Think Good
14． Zone 8
15． Orange Way
16． Lose Myself
17． World Tour

OMSB プロフィール

Mr. "All Bad" Jordan a.k.a. OMSB
SIMI LAB でMC/Producer/ 無職/ 特攻隊長（ブッコミ）として活動。
2012 年10 月26 日、ソロアーティストとしてのファーストアルバム「Mr. "All Bad" Jordan」を発表。その後、菊地成孔率いるぺぺ・トルメント・アスカラール、菊地凛子のアーティスト名義「Rinbjö」、Jazz Dommunisters のアルバム・ライヴ活動などに参加。
2014 年3 月には、自身も所属するグループSIMI LAB としてのセカンドアルバム「Page 2 : Mind Over Matter」をリリース。
兼ねてからフリーダウンロード企画でBeat Tape を多数発表し、2014 年11 月にはBLACKSMOKER RECORDS よりインストビート作品集「OMBS」も発表。
その他、KOHH, ZORN, Campanella, PRIMAL 等、様々なアーティストへの楽曲提供・客演参加もしている。

SUMMITオフィシャルサイト

▼ 5/30（土）OMSBとbimが一緒に音楽を作ってる模様を追った三宅唱監督のドキュメンタリー映画が公開

映画『THE COCKPIT』
2015年5月30日（土）より渋谷ユーロスペースにて公開
(64min/カラー/1:1.35/2014/DCP)
出演：OMSB、Bim、Hi’Spec、VaVa、Heiyuu
監督・編集：三宅唱撮影：鈴木淳哉、三宅唱整音：黄永昌プロデューサー：松井宏
企画：愛知芸術文化センター
制作プロダクション:PIGDOM 協力：SUMMIT、CREATIVE DRUG STORE
配給：PIGDOM
http://cockpit-movie.com/

～OMSBのお気に入り音源10選～

「アーティストのお気に入り音源10選」過去のArchiveseはこちら！

　　Jim Yamouridis 「The True Blue Skies」

メチャクチャやさしいけどどこかクールなイージーリスニングな曲。ギターやベース等の音が１つ１つがクッキリと入って来て、そこに乗るど渋い低音ボイスの歌とポエトリーの間を行く感じが気持ちいい。

　　　Vitamin D 「Get Right」

ベテランビートメイカー/ラッパーの去年出したアルバムからの一曲。逆再生ベースラインとキラっとした単音ピアノのメロディがレトロな宇宙っぽさを感じて、尚且つ安定感のあるラップもハマっててとりあえず何回でも聴ける。

　　　Wild Child 「Clap」

去年出したアルバム”T.G.I.F.(Thank God It's Funky)”収録のアルバムの中でも群を抜いてイカれた曲。キックもハットもスネアも無くて、不穏なブームベースと不気味なシンセがほんのり、ひたすら鳴り続けるリズミカルなクラップと裏に入る”Clap!!”という声が入るのみのシンプルなトラックだけど、Wild Childの極端なオフビートも絡んで完全に異形で、クセになる。プロデュースも本人と言う意外性も良かった。

　　　Yamazin 「生命の調べ」

今年の速攻重要作になったアコースティックアルバムから。生々しくて切なさと優しさが同居したピアノと視覚に来る言葉を一言一言置いて行く語り口のアコースティックタイマンの境地。この曲に限らずパンチライン揃い。

　　　Jesse Boykins III 「Show Me Who You Are」

去年のアルバムから。幻想的な完全チルアウトソング。ファルセットボイスがスタイリッシュなのに人間味があって好き。家で聴いてもドライブで聴いても抜群にハマる。

　　　D'Angelo & The Vanguard 「The Door」

ギターも歌も口笛も陽気なのに何故か涙が出る様な不思議な曲。

　　　Rome Fortune & OG Maco 「Jungle」

今年出したジョイントEP一発目にこの曲。完全にイっちゃってる暴れるパーカッションとヘヴィーなドラムとカオス近未来なウワものが圧倒的にネクストなトリップビートで、それに乗っかる二人のダラダラなラップが相性良過ぎる。OG Macoに至っては間の取り方が後追いを遠くまで突き放す間の使い方がヤバい。プロデューサーのCubbyにも注目したくなった曲

　　　Parallax 「Hip Hop Philosophy」