【HMVインタビュー】ブロッサムズ

2015年4月1日 (水)

【HMVインタビュー】ブロッサムズ

4月8日にミニアルバムで日本デビューを果たし、来日公演も決定しているマンチェスター出身のサイケデリックロックバンド、ブロッサムズのインタビューをお届けいたします。

Q1) 今回リリースする日本でのデビューミニアルバム『エクステンデッドリー・プレイド』はどのような作品になっていますか？

答) 『エクステンデッドリー・プレイド』は6曲入りの作品で、今までにSkeleton Key Recordsからリリースした曲に加えてボーナストラックとして「ラーバ」が収録されているよ。この曲はイギリスではリリースする予定がないレアな曲だよ。

Q2) 今回のミニアルバムはどれくらいの期間で製作しましたか？また、レコーディング中のエピソードを教えてください。

答) 全ての曲は別々にレコーディングされたんだ。使用したスタジオもEve Studios やParr St Studiosやトムのリビングルーム等、いろんな場所を使ったんだ。僕等はアナログ機材を使うことでこの温かみのある "ヴィンテージ" サウンドを作れると発見したんだ。だけど僕等は現代の技術も使ってトラックやデジタルソフトウェアも追求したよ。

Q3) 今作の中で気に入っている曲はどれですか？理由も教えてください。

答) 1曲を選ぶのは難しいな… 全部僕等の子供みたいなものだからね！このCDの曲にはそれぞれ様々な感情が詰まっていて、リスナーは個人で違う解釈ができるんだ。だからこの質問についてははっきりと答えられないな…ごめんね！

Q4) "ブロッサムズ" はどのように結成したのですか？

答) "ブロッサムズ" は5つの音楽の灰を1つにまとめようとした感じなんだ。気味が悪いでしょ？（笑）

Q5) バンド名の由来は？

答) バンド名は悪名の高いストックホルムのパブと同じ名前なんだ。最初はある日の午後にトムとジョーがそこを通った時に思いついたことなんだ。不思議な事に、その2週間後に僕もそこを通ってジョーに "ブロッサムズ" というバンド名を提案してみたんだ。そこにはバンドにとって大きな運命的なものがあったね。

Q6) メンバーは "ブロッサムズ" を結成する前にそれぞれ別のバンドを組んでいたと聞きましたが、以前はどんな音楽をしていましたか？

答) うん、僕等は以前それぞれ別のバンドを組んでいたよ！ちょっと疑わしいような音楽だったり、他は M.O.Rだったり。僕等はみんな似たようなテイストだったし、一緒になって音楽を作り出した時にそれが明白になったんだ。

Q7) 制作、また他の面においてのバンド内の役割分担を教えてください。

答) 曲の構造はたいていアコースティックギターか、おもちゃのピアノで作ってるかな。おもちゃのピアノはいいメロディを素早く作るのに完璧なんだ。そしてそれをリハーサルルームでアイシングシュガーみたいにそれぞれの楽器を追加していくんだ。これが "ブロッサムズ" の曲作りのプロセスだよ。僕等はもうすぐみんなをツアーという名の工場に連れていくからね！

Q8) イギリスでは "ザ ・コーラル" のジェイムス主宰のレーベル"Skerleton Key Records" に所属していますが、きっかけは何ですか？

答) 最初はDelta Sonicのボスであり、最近亡くなった "Alan Wills" が僕等のファーストデモをネットで見つけてくれたんだ。彼はそれをジェイムスに渡してくれて、ジェイムスはそのデモを気に入ってくれたんだ。僕等は2週間後にウィラルにあるジェイムスのリハーサルスタジオに招待されて、彼にたくさんの曲を披露したよ。僕等の"Blossomed" な関係はそこからスタートしたんだ。

Q9) バンドとして非常に好調なスタートを切っていますが、周りの反応はどうですか？以前と変わった点はありますか？

答) 全て不可抗力の反応だよ。僕が意味することは、霧で覆われたストックホルムのリハーサルルームの屋内から、SXSWでは暖かいテキサスの太陽を浴びることができたって事だよ。今の段階で経験として言えることはこれだな。全てが順調に進んでいて、感謝しきれないよ。

Q10) 影響を受けているバンド、また好きなバンドを教えてください。

答) よく聞かれる質問だけど、僕等はたくさんの違うテイストのバンドから影響を受けているんだ。だからリストは無限大にあるよ。僕等が答えられる事としては、最近は "ソーク"、"ピース"、"マック・デマルコ"、"ウルフ・アリス"、"ジャコ・ガードナー" を聴いてるっていう事かな！

Q11) 普段はバンド活動以外ではどのように過ごしていますか？

答) 僕等はお茶をするのが好きだよ。メンバーと一緒にいる時と同じようにそれぞれの時間も楽しんでいるよ。全体としては、絵を描いたり、人間観察をしたり、ビリヤードをしたりするのが好きだよ！

3月にイギリスで "ザ・シャーラタンズ " と共演をしていますが、共演したキッカケはなんですか？また、一緒にライブをしてどうでしたか？

答) ティムが僕等の音楽を気に入ってくれて、サポートアクトとして選んでくれたんだ。だから僕等は一気にチャンスに飛び込んだような感じだよ！彼等の性格や最新アルバムの大ファンになったよ。音楽的に少し似たところもあるから、観に来た人も僕等を受け入れやすかったんじゃないかなと思っているよ。

Q13) マンチェスター出身のミュージシャンで交流のある人はいますか？

答) マンチェスターは小さいけど、大きな音楽のバックグラウンドがある街なんだ。だからクリエイティブな人と遭遇することはよくある事だよ。全部は挙げきれないけど "ザ・コーティナーズ"、"ザ・ストーン・ローゼス"、"ザ・シャーラタンズ"、"インスパイラル ・カーペッツ" 等に褒めてもらえてラッキーだと思っているよ。

Q14) 4月22日には"ピース" のオープニングアクト、4月23日には単独公演が行われる予定ですが、初の日本でのライブへの意気込みを教えてください。また、プライベートで日本に来たことはありますか？

答) 不安だけど楽しみだね。この経験は完全に僕等5人の若者にカルチャーショックを与えると思う。特にプライベートで行った話は聞いたことがないけど、音楽に熱い情熱がある国で演奏できることが光栄で待ちきれないよ！

Q15) 来日公演の他に今年はどのような計画がありますか？

答) イギリスでは5月に3枚目となるシングルをリリースする予定だよ。そしてライブをしたりフェスティバルに出たりするかな。また是非日本にも戻って来たいと思ってるよ！たくさんの楽しい事がブロッサムズのキャンプには起こるんだ！

Q15)Q16) 日本のファンへメッセージをお願いします。

答) 『僕等の音楽を聴いてくれてありがとう。そしてみんなの素晴らしい国、日本に招待してくれて嬉しいよ！』