【HMVインタビュー】UQiYO 『TWiLiGHT』

2015年3月20日 (金)


UQiYO

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HMV札幌ステラプレイスのスタッフがUQiYOの音にほれ込み、まだレーベルにも所属していない完全自主でしか販売していない彼らの音源をHMVにて取り扱いさせてもらい、店舗にて大展開したところコレが異例のヒット!発売からも時間が経っているのにロングヒットを記録!
昨年8月にはその作品『UQiYO』が全国流通開始、そしていよいよ2ndアルバム『TWiLiGHT』が3月18日に発売!!
前回に引き続きHMV札幌ステラプレイスのスタッフによるロングインタビューを敢行!


インタビュー:HMV札幌ステラプレイス・三浦(さか)

-- まず、2ndフルアルバムリリースおめでとうございます!!!!!

Yuqi:あ〜り〜がとうぅ〜ご〜ざい〜ます〜♪


-- 前作「UQiYO」が自主制作盤として2013年の5月に発売されて、昨年8月に全国流通スタートと、ゆっくりながらも着実に進んできたイメージですが、2nd制作はいつ頃から考え始めたんでしょうか?

Yuqi:そうですねぇ!たしか、去年の9月とかそのぐらいだったんじゃないかなと思います。あ、とはいえ、そこから14曲収録曲を作ったわけじゃなくて、2013, 2014年は様々なプロジェクトを企画して、音楽の内容、届ける方法について、とにかく色んな試みを行ってきていました。それらの曲もかなりの量になっていたので、そろそろ、、、どうする?みたいに話したのが確か9月頃だったかと思いますねぇ。


-- ライブや音源発表を重ねる毎に1stへの評価と共にファンもどんどん増え、新作への期待もその分もの凄いレベルで高まっていたかと思いますが、プレッシャーなどはありませんでしたか?

Yuqi:そうなんですかぁ〜?そんなに凄いレベルで期待されていたんですかぁ!?うれしいです。でも、そうですね、アルバムを作る上ではUQiYOチーム内で話したのは、やっぱりAt the Starcampを超えるシングルは欲しいよねぇ。なんて意見があって。で、僕は、別にAt the Starcampがそんなに凄い曲とは思っていなかったので、そんなもの簡単だよえ〜。なんて言った覚えがありますねぇ。ははは。墓穴。ただ、あのPVは本当に、沢山の人に見てもらって、高い評価してもらったので、そういう意味では、曲としてもあの曲の存在には感謝をしています。


-- 今回も全てYuqiさんのご自宅の音楽室でのレコーディングだったんですか?

Yuqi:はいそうです!


-- では、アルバム『TWiLiGHT』を全曲振り返りつつ色々伺っていきたいと思います!
まずは、M1「Dawn of Life」から続く、タイトル曲でもある「TWiLiGHT」ですが、この曲はどのような想いで作られたんでしょうか?


Yuqi:Dawn of LifeはTwilightの序章的な曲です。「UQiYOの世界の第二章のはじまりはじまり〜」みたいになってたらいいなって。そして、今回のアルバムのTWiLiGHTの帯にも書きましたが、一日、いや、人生、良いことも悪いこともあって、そういうの全部ひっくるめて良いんだよなぁって思えるオープニングにしたかったというのがあります。
タイトル曲になったTwilightは、実は、開けたアルバムと言いながら、ものすごくパーソナルな曲です。去年の11月に娘を授かりまして、自分に子供ができるという体験をどうしても表現として残したかったというのがあります。妻も産みの苦しみを味わって、初めて母親になるのだから、僕も父親になるために違った形でも産みの苦しみというのを味わおうと思いました。それで、もう娘が生まれる前の心境や、産まれてからどう思うのか、育って思春期に入って、言葉も通じなくなって、どうしようかとか。成人して突然どこかに旅に出るとか、突拍子もないコトをしたいとか言ったら、どうしようかとか。その答えは歌詞カード(和訳)に全部書いてあるのですが。。w

で、最後に行き着いたのが、「僕はどんなことがあっても、君を愛してる。でも君は別に僕を愛する必要は無いよ」という気持ちでした。自分が昔考えた詩で、「究極の非合理を掲げるなら、愛…」というのがあるんですが、その言葉を改めて自分の今のステージに当てはめて、そう思いました。全くどんどん合理主義化していって、恋愛すらめんどくさいとか言っている社会の中では、本当にナンセンスなものこそ愛なんだと。でもだから、本当の意味で絶対的に価値があると思っています。


--この曲を作っている時、かなり苦労されていたようですが・・

Yuqi:う〜ん。そうですねぇ、笑。えーとなんで苦労してたんでしたっけ。もう色々並行してやり過ぎてて忘れちゃいましたね^^。でも1つ言えるのは、Twilightを作るのは本当に苦労しました。その事が、この曲を作るという「プロジェクト」のテーマでもあったので。w
でも、それらの苦労の結晶となった、MV(Twilightフル、Dirtballフル、Saihate-Twilight-Dirtball-SnowWhiteメドレー)は本当に本当にあり得ない程に、凄いものになりました。観ていただいた皆さんの印象はそれぞれの体験にお任せします。でも僕としては、このMVはもう本当に色々な場面でシンクロしてしまい、何度も何度も涙ぐんでしまいました。それぞれのMVに別々の制作チームが集まって作ったのですが、完成した今では、本当に「危険な遊び」だったと今も笑い合っています。本当に最高の人たちです。色々なことを乗り越えて、この方々がいかに人として、クリエイターとして、素晴らしいか、いつも思い知らされます。


-- 3曲目の「Blessing」は、水墨画家の浦正さんとUQiYOとの始まりの曲ですよね。当時はどういったいきさつでこの曲を作る事になったんですか?

Yuqi:今では一緒にライブをしたり、お互いの作品をサポートし合うような関係になっている、浦さんとの出会いのきっかけになったのがこのプロジェクトです。最初はAt the Starcamp からお世話になっているアートディレクタの茂出木さんのお声がけで、代官山の飲み屋でお会いしました。その時にもういきなり浦さんとは色々な話をして意気投合?というか、僕が一方的に感銘を受けたというか。浦さんは、作品もさることながら、精神性が本当に魅力的で。クリエイターとして決して順風満帆な人生を送ってきたわけではない浦さんの言葉や、人生観、家族観は、僕の中で共鳴しまくったんです。今でも自分という一クリエイターとしての生き方の見本にもさせて頂いています。それこそ、「こんな僕でも子供を持ってもいいんだ」と思わせてもらったのも浦さんなんです。そういうのが全部入っている、Blessing(祝福)という個展を浦さんが開くということになって、その個展の宣伝になるような動画を作るプロジェクトの音楽を一緒に作ることになって。浦さんが一生懸命作業したり、娘さんと遊んだり、自転車に乗ったりとかの日常の風景を、線画のアニメーションにしたものなのですが、曲を作りながら、こんな風になりたいなぁ〜って何度も感動しました。


-- 4曲目「June」。この曲はUQiYOの中ではかなり古い方の曲ですよね。個人的にこの曲、大好きです!

Yuqi:ありがとうございます!よかったぁ〜。はい、この曲はもともとBootcamp(仮)という曲として、UQiYOを始める何年も前から作り続けては、お蔵にして、また引っ張りだしては諦めてを繰り返していた曲でした。鬱々と本当に何ヶ月もず〜っと仕事から帰ってはこの曲ばかりいじっていた時期もありました。本当に辛い時期でした。笑 でも、一途な恋の失恋歌として、こういう形でやっと陽の目を見ることができたということが、僕にとってはなんとも言えない感覚としてある曲ですね。


-- 5曲目「Summer Sun」。この曲は、色んな方法を編み出すUQiYOならではのリリース形態で世に出た楽曲ですね。

Yuqi:そうですねぇ!この曲は、Google Street Viewの小笠原諸島のMakingビデオにも使って頂いた曲なのですが、リリースするにあたってCDでもメモリーカードでもなく、ボトルに入れたお手紙の形式で3曲入りの"Summer Suns”をTWOTONEさん協力のもと発売、あっという間に完売しました!
テーマは「秋の肌寒く、少し寂しい次期に、夏の体験を思い出すようなきっかけになる音楽を送りたい」でした。そのため、ボトルの見た目も、まるで夏に僕らが海に投げ入れたボトルが、数ヶ月かかって海をわたって、皆のところに届いたような出で立ちにしました。
全て自分たちで手作りで作って、とっても大変だったのですが、このプロジェクトは、UQiYOが今のように、体験型の音楽提供を行う活動の大きなきっかけとなるものでした。音楽を「音以上の体験」として送り届けることで、世界中の皆は、もっともっとパーソナルに音楽を受け入れ、曲や体験を自分の人生の一部にしてくれる。

みんなの日常の一部が、ほんの少しでも素敵な非日常になるように。そんな試みの、一つの小さな成功体験になったのが、プロジェクト”Summer Suns”だったのです。


-- このボトル購入者はその後アップデートされた音源も聴く事ができたんですよね?

Yuqi:そうなんです、このSummer Sunのボトルは、中身である音楽はOnline上にあるものなので、ということは、このボトルを購入した人は、いつでもここにアクセスできるのなら、アップデートとかしていったら、より楽しんでもらえるんじゃないかっていうことで、始めました。iPhone アプリなんかも、当時は自動アップデートじゃなかったので、アプリをアップデートするという発想がとっても存在感ある世の中で、面白いと思っていて。曲をアップデートしていくということはやりたいと思い始めたのがこの頃でした。そして、そうそれが、次の曲「THY LUV」の誕生のきっかけとなります。


-- 6曲目「THYLUV」。これはもう、「UQiYOって面白い!」と。追っていると絶対に何かしらの面白い体験をする事が出来ると多くの人に知らしめる事となったプロジェクトですね!

Yuqi:ありがとうございます!これは、思いついた時は「絶対に面白いし、新しい!!」と思いました。2曲の全くテンポ感も雰囲気も違う「女の子」と「男の子」の曲を、毎週交互にアップデートして、アレンジをかえて、「成長」させていき、最終的に2月14日に、融合させて一つの曲にさせるという試みでした。融合したあとも、ヘッドホンのLch と Rchでは別々の曲が鳴っていて、それを大切な人と一緒に聴き比べたりしてもらったら楽しいだろうなと思って作りました。完成記念ライブには、これまで僕らが経験したことのない人数の人たちにお越しいただき、なんだか魔法のような暖かい雰囲気に包まれたイベントになりました。UQiYOのファンの方々は、そういう雰囲気の方々が多くて、いつもとってもササエられています。


-- 7曲目「Saihate」はとある革命家の為に作られた楽曲ですよね。出会いのきっかけ知りたいです!そして個人的にこの曲のドラムがウキヨの曲の中で一番好きです!

Yuqi:ありがとうございます!今のUQiYOチームのメンバーであるFUJiさんが(まだ若いのですが)、ITや政治や、起業家の間で顔が広い方で、当時色々な勉強会やセミナーを開催する仕事をしていました。そんな中でお誘いされて行ったセミナーが、現代の日本人の生活や人生における価値観を反転させるような大胆かつ新しい活動を行っている人たちが登壇するものでした。家入一真さんや、テンダーさんといったすごい面々の中にいたのが、工藤真工さん(やさしい革命家)でした。工藤さんは熊本に、エコビレッジ「サイハテ」というものを建設し、勝手に集まった才能あふれる同士の方々と、今も完全に資本主義のしがらみから離れた生活形態にて、新しい農業方法を試したりしています。そこでお知り合いになって、しかもその時に工藤さんのお姉さんとも友達になって、その後動物写真家であるお姉さんにうちの愛娘(犬)クロエの正月写真を撮ってもらうという間柄になっていました。その辺のやりとりから、ひょんなことから、工藤真工さん本人から声がかかって、その当初、メキシコにサイハテの2号店のようなものである、「ファイナルランド」を築こうというプロジェクトを、「カクメイ・プロジェクト」と呼んでいて。そのプロジェクトの音楽を作らせていただいたという経緯になります。(長い…)さっきから長くてすみません。


-- 8曲目「Snow White」。ちょっとだけ不思議な雰囲気な楽曲ですね。冬に書かれた歌ですか?

Yuqi:もともと書いた目的は違ったのですが、すっごくキンキンに寒そうな音だな〜って思ったので、タイトルをそのようにつけました。この曲で取り組んだのは、「日本語歌詞と英語(っぽい)歌詞が別々のタイミングで歌われて、それを同時に流すと、パズルのように繋がって、違う意味の日本語歌詞になる」というような試みです。わかりにくいかもしれませんが、これはこれで、とっても面白い曲になったし、実はPhantao含めこの曲とっても気に入ってる人がいるみたいです。w


-- 9曲目「Arakawa」は、UQiYOファンにとっては長い間音源化が待ち望まれていた1曲!本当に待ってました!!youtubeで見ながら何度「天才か!」と思った事か・・

Yuqi:ありがとうございます〜!この曲はPhantaoが当時書いてきたピアノの曲があって、それにアレンジなど手を加えてボーカルを足した、合作です。


-- Youtubeに上げられているライブ映像はまだ歌詞がない時のものですよね。 当初は歌詞を付ける予定ではなかったんですか?

Yuqi:そうですねぇ、なんかめちょめちょに歌ってたら形になった感じで、しかもメロディも決めずにその時のフィーリングでやっていましたので。そのインプロ感を大事にしていた関係で、敢えて歌詞も付けずにやっていました。アルバムに収録する上で、メロディーを決めて歌詞を載せるのは結構たいへんでした。


-- ライブでのPhantaoさんのプレイも楽しみです!ライブではこの曲は原曲に忠実な方ですか?

Yuqi:そうですね、歌詞があることで、より毎回忠実になるかもしれませんね〜。少しだけ寂しい気持ちもありますがね。アドリブだった頃が。


-- 10曲目「Drums of Atacama」この曲かっこよくて大好きです!UQiYOならではの異国感が凄く出てますよね。

Yuqi:ありがとうございます!この曲はあるDVDのオープニング/挿入歌として作ったのがきっかけです。南米ペルーのアタカマ砂漠を6日間かけて走り切るサバイバルレースを描いたドキュメンタリーだったのですが、なんとも美しいく、そして厳しい自然に感化されて、最高にドキドキ、ワクワクする曲になったと思います。


-- タイトルにも入っている「ドラム」ですが、この曲はドラムが凄いですよね!ドラムもパーカッションも両方鳴っていて、ライブではどうなるのかな、、Satoshiさん大変そう…!と思っていましたが、先日のライブ初披露はいかがでしたか?

Yuqi:Satoshiはパーカッションとドラムを両方同時にやっていましたよ!笑
なんか、UQiYOのライブは日に日に、全員が一つ以上の楽器を弾くというスタイルが色濃くなっていて。みんなリハでもきりきり舞いでやっていますよ。苦笑
たまに「普通」の曲やると、なんて簡単なんだ!て感動したりして。笑


-- 11曲目「Dirtball」、この曲もとても素敵だし、改めてYuqiさんのソングライティング力凄い・・!と思いました。ライブで聴くと集中しすぎてあまり息が出来なくなるような気がします笑

Yuqi:本当ですか!とってもうれしい。なんか、暑苦しいぐらい熱くて、ロックな感じなのに、どこか優雅でキラキラしている曲を作りたくて、こうなりました。MVでは、アレンジを変えて、ストリングスのパートも全部Phantaoがピアノで弾いているVerを作りました。


-- 12曲目「Dessert Flower」、最初のピアノと一発目のシンバルの生感がたまりません!!野外ライブとかの広い空の下で聴いたらとても気持ち良さそうですね。この曲はどうやって生まれたんですか?

Yuqi:Drums of Atacama, Dirtballと共にこの曲も実は、ドキュメンタリーDVD用に作ったのがきっかけです。この南米のサバイバルマラソンにに参加した日本のマラソン・チーム「KIZUNA」というのがDVDの主人公なのですが、このチームの元リーダー的存在で、デザイナーでもあり、チームユニフォームも制作した方が、この取材期間中末期がんと戦っていました。主人公たちは、この方に色々な言葉をかけてもらって、勇気づけられてレースを走りますが、残念ながら大会直前にその方は亡くなってしまいます。この方の残した言葉に感銘を受け、感動しました。そして、それらの言葉をすくい上げて、僕の感覚器官を通して曲にさせていただいたのが、エンディング・テーマの「Dessert Flower」だったんです。かなり力強い応援ソングになっていると思います。


-- 13曲目「Ordinary Scene」。この曲は「Summer Sun」のボトルに収録されていた曲ですね。この口笛はYuqiさんご自身ですか?

Yuqi:はい!


-- あと、もの凄く細かいんですけど、最初の「OK!」のタイミングはどうして若干変わったんでしょうか?笑(めちゃめちゃ気になりました笑)

Yuqi:すごいところ気がづきますね!これは単純に僕が気に入っていなくて、アルバム収録時に、入れなおしたというだけです。元々が好きでしたらすみません!笑


-- 14曲目「Into the Cove」。癒されますね〜。疲れた時とかに聴くとかなり効果ありそうです。
UQiYOって都会的な感じもありながら自然ともすっと溶け込む不思議な温かさのイメージなんですが、この曲はそんな感じがします。


Yuqi:そうですねぇ、ありがとうございます。この曲は「Chill Work」というキーワードが一つ思想にあります。現在の仕事生活のあり方の一つの提案として、ノマドワーカーみたいな人たちが少しずつ増えているという話があります。固定の会社や職場に拘らず、ノートPCさえあれば、どこにいても、どこに住んでも仕事をして生きていけるという生き方。ここから更に飛躍して、別に都会の喧騒の中で生活しなくても、南の島で仕事しながら、ノートPC閉じたら即効で海に飛び込むような生活があってもいいんじゃないかと思って、そんな生活を想像して書いた曲です。いわばライフスタイル提案ソングですね。
そして、奇遇にも、あるメディアさんに、「文明を拒絶し、自然に帰るのではなく、テクノロジーに溺れるのそのどちらでもない、健康で持続可能なアーバン文化を、いかにバランスよく使っていくか表現しているという点で、UQiYOの活動や音楽は非常にLOHASに近い思想だ」ということを、書かれたことがあって。これをきっかけに、エレクトロハスという造語のジャンルを勝手に広めようと画策しています。w


-- 15曲目「Under Skies of Heaven」は浦正さんとのコラボ第2弾でとても壮大な楽曲ですよね。今回はどういった流れで2度目のコラボとなったのでしょうか?

Yuqi:そうですねぇ、一度目のBlessingコラボ以来、一緒にライブやったりなど、仲良くさせて頂いていて、そんな中、今度は浦さんから、地元九州で凱旋個展をやりたくて、それ用に新しく14枚の連作の絵を描こうと思っているという話を頂いて。この14枚の絵は、全部を並べて見ると、大きくて壮大な一枚の絵になるのですが、敢えてそこに、見てもらう順番を設けて、その順番に沿って曲が展開するように、曲の中の具体的な分数と対応する絵を決めて作りました。途中段階でお互いに打合せしながら一緒に完成させて、最後には福岡で、TWOTONEさんの力も借りて、その絵にプロジェクションマッピングを施して、完全に音楽に合わせて絵を楽しんでもらう体験を提案しました。会場もこれ以上入らないというほどの人に集まってもらえて。僕らにとっても本当に忘れられない体験になりました。そして、何よりも、テーマである「天国の空の下」という言葉が。本当に今回のアルバムを表している気がして。「天国にいても、地上にいても、地獄にいても、空を見上げると、もしかしたら天国で見てる空と同じ空なのかもしれない。」どん底のときや、幸せなときもあるけど、それは自分の気持ち次第というところも大いにあって、最高に良い意味で、取るに足らない事なのかもしれないという気持ちです。


-- 今回、全15曲収録と、待っていたファンもかなりの大満足を得られる濃ゆい1枚になったと思います。が、泣く泣く外す事になった曲もあるとかないとか??

Yuqi:そうなんです、ある曲は直前までは収録曲に入れていて、全店舗に配ったデモなどにも収録されていたのですが、最後の最後でカットしました。理由は、この曲だけかなり毛色の違う感じで、それが良くもあったのですが。今後、この曲をリリースするもっと良いタイミングがあるはずだと信じて、今回は外させてもらいました。


-- さて、リリースの後はいよいよ初の全国ツアーですね!北海道は、当店でのインストア(5/5)と、札幌PROVOでのライブ(5/6)。とてもとても楽しみです!

Yuqi:そうですねぇ〜!今回も本当に楽しみです!なんにせよ北海道は、皆さん暖かいし、ご飯が美味しいぃし、町も綺麗だし。なんかテンションが上がるというか、やっぱり北国育ちだから、ちょっとホッとするというか。サカさんのお陰で、本当に、ウキヨの活動拠点になりましたので。

チケット情報(ローチケ.com)


-- 各地で待っていてくれるファンの方も増えましたよね。

Yuqi:少しずつ、ですけど、僕達の活動のこと知ってくれて、面白いと思ってくれる人が各地で出てきてくれて本当に幸せなことだと思います。


-- ツアー、気を付けて楽しんで回ってきてくださいね!北海道で待ってます!

Yuqi:はい!今回は車ごとフェリーに乗ってそちらに向かいます!これめちゃ楽しみ!


-- 最後に、ファンの方へメッセージをお願いします!

Yuqi:皆さんのササエのお陰で、一先ず今ここにいるUQiYOです。これから、皆さんにどんな体験を届けられるか、本当の勝負だと思っております。引き続き応援よろしくお願いいたします。Thanks, you are our Genkidama.

HMV札幌ステラプレイスではこちらのインタビューを掲載したフリーペーパーを配布中!
お近くの方はぜひお店まで足を運んでみてください!

HMV札幌ステラプレイス



アーティストからのコメントも到着!!

佐藤竜市 (johann)

UQIYOの活動や、周囲に集まる人達の協力、作品を観ていると、本当に忘れかけていた"音楽の力"を信じたくなります。
今回のHMV札幌店様からのこのコメント依頼もそうですが、沢山の人達がUQIYOの魅力に寄せられ、一つの物事に向かっていく
。 それは紛れもなく、UQIYOの音楽の力なのだと思います。
今回のアルバム、先に聞かせて頂いて、僕も音楽人のハシクレとして、もっと自分の作る音楽を信じてみようと思いました。
また一緒にライブする時が本当に楽しみです。
いつも素敵な音楽をありがとうございます!

橋真作 (asobius)

UQiYO、まず名前が良いじゃない。水墨画家の浦正さんとのコラボ企画の映像も、THY LUVの映像も、そして最新のTwilightの映像も全てが良い。素敵な才能は素敵な才能を呼ぶ、毎回そうやって出来上がる作品達。卓越。ほら、よく言うじゃない?"〜"は裏切らないって。私にとっての"〜"それこそがUQiYO

城戸あき子 (CICADA)

UQiYOとは去年の夏に対バンしてから、すごく気になる存在。
ライブで夢中になって彼らを見ていたら、絵本の中に入っていくようにドリーミーな音、 牧歌的な優しく芯の強い歌に、私は瞬く間に浮世の世界へと引き込まれてしまった。
そんな彼らがリリースした渾身の2nd full album"TWiLiGHT"はUQiYOの世界がいっぱいつまった作品。
きっと聴く人に小さな灯りをそっと灯してくれる。寄り添ってくれるような1枚だと思う。

Ivan Kwong (Survive Said The Prophet)

UQiYOは今年に入って初めて共演させていただける機会がありました。
前々から気になっていたバンドで、音ももちろんそうだし、VIDEO、ARTWORKも凄くシンプルでかっこよく目を惹くものがありました。
全体のプレゼンが統一している上で、独特の世界観があるバンドだと思います。
ライブを見た時はさらにびっくりしました!
それぞれの楽器が出す音はもちろんですが、それよりも音の遊び方が素晴らしかった印象です!
UQiYOの音楽はイメージが浮かんでくる音楽だと思います。
英詩なんですが、どこか東京ぽさが溢れているような。冷たい人も建物もいっぱいあって、ペースがとても速い所で、でも暖かい温もりが実は中にあるって感じが、僕がUQiYOの音楽を体感した感想です!
きっと皆さんそれぞれのイメージが出来る、現代東京の代表する音楽だと思います!

柴田匠 (マイナーリーグ)

UQiYOの音楽をカテゴライズするなら温泉だと思います。
アルバムを再生したら最後老若男女、J-POPからハードコア好きまでたった数秒でひたすら気持ちよい『UQiYO温泉』に連れてかれます。
温泉に好きも嫌いもジャンルもありません。
新しいアルバムが出たらその夜は好きなお酒とお菓子を買って携帯の電源を切って再生ボタンを押す。ひたすら気持ちよい日帰り温泉旅行の始まりです。
そんなUQiYOのNEW ALBUM、ワクワクしかないですね。

水口彰太 (LOOPPOOL)

THY LUVで彼らの魅力にノックアウトされてから、何度か共演させていただきましたが、ループを多用したライブスタイルは僕らと近く、近いシーンで戦う大事な友達です。
美メロ北欧系ポップ×ポストエレクトロニカなどとサウンドを形容すると長々としてしまいますが、その実、気がついたら口ずさんでしまう親しみやすさが、ウキヨデス。

大日野 武則 (you you you all the same)

俺がUQiYOを好きなのは、「LOVE」と「FUCK YOU」を強烈に感じるところ。
D.I.Yな活動を貫く中で、どちらもリアルに感じて来たことなんだろう。
手を伸ばせば優しく受け入れてくれるような温度感は、人間味を感じられないものが溢れている現代に対する彼らの反骨精神の表れなんだと思っている。
それを人間とは対極にあるエレクトロニクスを用いて表現するなんて、ユーモアがあって最高にかっこいいな。
断固支持。



UQiYO 2nd Album 『TWiLiGHT』

UQiYO 『TWiLiGHT』 3月18日発売

“日常を、心地よい非日常-浮世-にいざなう音楽ユニット”
Vo/ComposerのYuqiを軸に2010年よりPhantaoと活動を開始。 2013年5月にアルバム『UQiYO』をリリース。評判が口コミで広がり、全国のCDショップやレコードセレクトショップで相次いで 「Album of the Month」等大きく取り上げられ、発売から1年後に異例の全国流通。CDショップからも大好評を得る。 常に新しい試みを行う姿勢と作風は、国内外で活躍するクリエイターから注目され、PVやコラボレーション音源や様々なプロジェクトを積極的に 発表し、その活動は多くの人々からも注目されている。 LIVEはライブハウス以外にも映画館、コワーキングスペース、図書館、お寺など様々な場所で積極的に行っており、オーディエンスと共に音楽 をつくる独自なスタイルが特徴である。




【HMV限定特典】 ダウンロードコード付缶バッジ(収録曲アコースティックver音源)
※特典は先着となりますので、有無は必ず商品詳細ページでご確認ください。




Music Video "Twilight" | UQiYO ウキヨ



前回インタビューはコチラ!

【HMVインタビュー】UQiYO 『UQiYO』
温かみのあるエレクトロサウンドに浮遊感漂う音象。完成度の高い楽曲で注目を集めているUQiYOがいよいよ全国流通!



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