【特集】秀吉 Newアルバム『テルハノイバラ 』 セルフライナーノーツ

この曲がアルバムの道筋を決めてくれたように思います。この3人でやってゆけると確信した曲。自分の作る曲全部に言えることなんですけど、きっかけは自分に向けて歌ってるのです。もしその素敵な夢が叶わないものだとしたら、君はどうする？

とにかくツービートっぽい曲をやりたくて作りました。歌詞は以前から書いてたものをはめたらうまく行った感じです。唄ってなかなか無力なもので思った所に届かなかったり。でも意図しないところに届いてたりして、それが面白かったりします。

天使と悪魔のささやきだったり、バンドとしては新しい試みかなと思うんですが、どっちがどっちかわからないとこがこの曲の核であります。ドラム、めちゃ大変なアレンジにしてしまいました・・・。笑。ライブでもりあがってほしい。

自分のかけら、今までたくさん落としてきた気がする。と、この歳になると思うことが増えますね。たっちゃん（Ba）とじんぼくん（Dr）がちょーーいい仕事してます。友人に借りた335（ギブソンセミアコースティックギター）がかっくいいです。難しい曲だけどバチッとハマるとすげーきもちいいです。

個人的にはギターサウンドが一番うまくいったなぁと思ってて、好きです。笑。アレンジもすごくスムーズに決まっていった曲です。「届かない」というのを犬と月のウサギに例えて歌っております。はやくライブでやりたいなぁ。

以前自主企画ツアーでプレゼントした曲ですが、アレンジを全く変えてレコーディングし直しました。むしろ宅録で作ってメンバーに渡したときはこんな感じでした。キーボードの音色にすごく悩んだなぁ。取り繕う自分へのきもちを歌ってみました。

TBSのKakiiinという番組とコラボして出来た曲。リスナーさんにお題を出して、そのメッセージからインスピレーションを得て作っていった。いとこの結婚式で歌って、自分が泣いてしまって、うまく歌えなかったトラウマがある。笑。

唄を作る時、いつも根底にあるのが「孤独」で、それを表した「三日月」「砂漠に咲く花」「自分」を題材に書いてみました。これと前曲、シングルからは録音もし直していて、かなり満足の出来です。たしか作った時これと「花かざぐるま」を、数日でバンドアレンジまで作ったのを思い出した。

これはホーンセクションがちょーーいい仕事してくれました。録り終えた後みんなで聴いて、おーーってはしゃいだ。笑。最後はみんなのアドリブバトルみたいでたのしい。コーラス隊は地元群馬の仲間たち、わいわい録音できた。みんなありがとう。

この曲はこの3人での名刺代わりな感じですな。このメンバーで秀吉だーーって感じです。ライブでさらに発揮されます。なんとなくサビでみんなが手つないで、手あげて、ワーっていうイメージ。いつかそうなってほしい。歌詞はちょっと遊んでます。

3〜4年前から形になってて、ライブでも年に一回くらいやってたかな。でも歌詞が納得いかなくて何度も書き直して。このメンバーになって、ライブを重ねて、その間、世間的にも個人的も色々なことがあって、その後向き合ってみたらすらすら書けたので、今出せてよかったなぁと思います。