HMVインタビュー:リオン・ウェア
2014年11月25日 (火)
ソングライター/プロデューサーとしてマイケル・ジャクソンの「I Wanna Be Where You Are」をはじめ、ミニー・リパートン、シリータ、クインシー・ジョーンズ、そしてマーヴィン・ゲイ『I Want You』といった名作を手掛けてきた一方、自身もアーティストとして数々の傑作を発表してきたミスター・メロウネス、リオン・ウェアの6年ぶりとなる待望のニューアルバム、タイトルもズバリ『Sigh 〜 艶やか吐息』の発売を記念したオフィシャル・インタビューが到着!
-- まず、今回の新作『サイ〜艶やか吐息』がPヴァインからのリリースということで、「お帰りなさい!」と言わせてください。Pヴァインからは11年前の2003年に『Love's Drippin』(原盤はリオンのレーベル=Kitchen)とデモ音源などを集めた日本独占販売の作品集『Deeper』がリリースされました。新作を再びPヴァインから日本リリースすることになった理由を教えてください。
リオン・ウェア: インスパイアできる関係を築けると感じていて、その関係を続けたいと考えているからです。
-- 2008年には、スタックスと契約してアルバム『Moon Ride』をリリースされました。久々のメジャー復帰作となったわけですが、契約はアルバム1枚だったのでしょうか? 差し支えなければ、スタックスを離れた理由、そして、今回自主レーベルから出した理由を教えてください。
リオン・ウェア: 実はもともとコンコードに契約を持ちかけられたのです。彼らはマーケティングについて、私自身でやるよりもより積極的にサポートしてもらえるだろうと思ったので、1枚のアルバムについてサインしました。その後すぐにコンコードがスタックスを買収し、私のアルバムもスタックスからリリースすることになったのです。私にとってそのプロジェクトについて何の違いも無かったのですが。
-- 6年ぶりとなる今回の新作『サイ〜艶やか吐息』では、『Moon Ride』や先のシングルであなたと共同プロデュースしていたテイラー・グレイヴス(Taylor Graves)との共同プロデュース曲が4曲あります。彼は近年ですと、フライング・ロータス、マリオ・ビオンディ、キンブラなどに関わっていたと思うのですが、そもそも、あなたとはどういうキッカケで仕事をするようになったのでしょう? 楽曲制作における彼の役割や音楽的なセンスについても併せてお答えいただけますか?
リオン・ウェア: 彼と彼の兄弟のキャメロン、それからロナルドとステファンのブルーナー兄弟の「ザ・ヤング・ジャズ・ジャイアンツ」というバンドを聴いていたときに、ちょうど日本(福岡と大阪)での公演をオファーされて、彼らの才能にとても感銘を受けていたから一緒にライヴをやろうと誘いました。それ以来私たちはコラボレーションを続けていて、特にテイラーとは指導者として、お互いのクリエイティヴなプロセスを楽しんでいます。彼の持つ才能や芸術に対する情熱は私の人生にとっても重要な要素になっています。
-- アルバムの原題『Sigh』について、このタイトルは何を意味しているのでしょう?
リオン・ウェア: 二つの心です。二つの心がお互いのスピリットを最大限に膨らませて、「ため息」のなかに美を見つけたときに起こるシンプルな出来事についてです。
-- これまでも男女がインティメイトな関係になるためのメロウでセンシュアルな音楽を追求してきたリオンさんですが、今回のアルバムのコンセプトのようなものはありますか? ありましたらお答えください。
リオン・ウェア: リスナーを抵抗できないくらいの満足感に誘なうことがコンセプトです。
-- 今回の録音メンバーですが、来日公演も含め、近年のあなたのツアーでは常連と言えるロブ・ベーコン(ギター)、ドウェイン“スミッティ”スミス(ベース)、ニッキー・グリア(バック・ヴォーカル)が参加しているほか、テイラー・グレイヴスとウェイン・リンゼイ(ともにキーボード)、デイヴィッド・フォアマン(ギター)、フレディ・ワシントン(ベース)といった名プレイヤーが顔を揃えています。さらに現在サンダーキャットの名前で大活躍しているスティーヴン・ブルーナー(ベース)と、その兄ロナルド・ブルーナー(ドラムス)の名前もあります。今回このラインナップで録音しようと思ったのは何故ですか?
リオン・ウェア: 彼らは皆、私がリスペクトを持って仕事をしてきた人たちであり、それぞれに優れた人物です。私のなかでベストを引き出すために、年齢に関係なく新しい才能をいつも探して、私の音楽的冒険に参加してもらうのです。
-- 今回、ブルーナー兄弟は、どの曲に参加していますか?
リオン・ウェア: “DARKEST NIGHT”です。
-- LAの気鋭ジャズ・サックス奏者カマシ・ワシントンも参加していますが、彼も現在フライング・ロータスのクルーとして再び注目を浴びています。彼のサックスは“Summer Is Her Name”で聴くことができますが、彼とはどういう関係ですか? どういう才能やセンスに注目して起用したのでしょう?
リオン・ウェア: カマシもまた「ザ・ヤング・ジャズ・ジャイアンツ」で演奏していたのを聴いたのが初めてでした。テイラーが彼の作品をきかせていくれていたので、それを聴きながら彼の成長を追っていました。この曲については私の求める成熟とアティチュードが彼に備わっていると感じたのです。
-- “Lady Floow”のタイトルの<Floow>(oがひとつ多い)とはどういう意味ですか?
リオン・ウェア: 違いを生むためです。彼女はまた私の「生命の流れ(Life’s Flow)」のコンセプトでもあります。
-- バック・ヴォーカリストとしてクレジットされているコダニー・ホリデイ(Codany Holiday)がどういうキャリアの人なのか教えてください。
リオン・ウェア: LAの友人であるウェイン・リンゼイが時折やっているオープン・マイクで出会った、才能にあふれたアーティストです。彼はオークランド出身の歌手で知り合いになり、仕事をするようになりました。彼の才能は非の打ち所がありません。
-- 現在74歳(1940年2月16日生まれ)のリオンさんですが、あなたの活動や現役ぶりを見ていると、まさにAge Ain't Nothing But A Number(年齢なんてただの数字に過ぎない)と思ってしまいます。ここまで現役で活動できている秘訣はズバリ何でしょう?
リオン・ウェア: あなたのおっしゃる通り、年齢なんてただの数字に過ぎない。愛は時間とは関係ないのです。
-- 最後に今後どういう音楽人生を送っていきたいかも教えてください。
リオン・ウェア: スタジオよりもステージで過ごしたいです。ほかのミュージシャンやアーティストと楽しんできたこととともに、よりアコースティックなパフォーマンスをやりたいです。それから常に、より多くのコラボレーションと発見も。
リオン・ウェアのインタビューに続いて、HMVオンラインの名物企画『無人島 〜俺の10枚〜』にもリオン・ウェア編が登場します!近日公開予定!乞うご期待!
ソウル/ファンク最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
ニューアルバム
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リオン・ウェアが提供した楽曲を集めたコンピ
輸入盤
Leon Ware & Friends
価格(税込) :
¥2,519
会員価格(税込) :
¥2,184
まとめ買い価格(税込) :
¥1,940
入荷日未定
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フィーチャー商品
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輸入盤
Musical Massage
Leon Ware
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,870
会員価格(税込) : ¥1,627
まとめ買い価格(税込) : ¥1,402発売日:2003年07月29日
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輸入盤
Inside Is Love
Leon Ware
ユーザー評価 : 4点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,519
会員価格(税込) : ¥2,184発売日:2012年09月20日
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販売終了
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販売終了
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