上原ひろみデビュー10周年BOX!

2013年10月1日 (火)

上原ひろみ

世界を舞台に活躍を続けるピアニスト上原ひろみ、その華麗なる軌跡をたどるデビュー10周年記念ボックスが登場！ 格納全5タイトル待望の初SHM-CD化!!


　2003年衝撃のデビューから5年間に発表した5枚のアルバム、『アナザー・マインド』、『ブレイン』、『スパイラル』、『タイム・コントロール』、『ビヨンド・スタンダード』を、初めて国内プレスでSHM-CD化。
　また、これまでアルバムの初回限定盤やツアー・エディション盤のみに収録されていた映像を1枚のDVDにまとめて収録！

[収録内容]
上原ひろみ 『ファースト・ファイヴ・イヤーズ』
日本独自企画 5SHM-CD＋DVD ボックス

アナザー・マインド　『アナザー・マインド』 (2003年)

オリジナル作品と演奏が一体化した「コンポーサー型ピアニスト」の衝撃デビュー！

　バークリー音楽院時代の恩師リチャード・エヴァンスとアーマッド・ジャマルがプロデュースした上原ひろみのデビュー・アルバム。ミッチ・コーン(b)、デイヴ・ ディチェンソ(ds)、ゲストにアンソニー・ジャクソン(b)、ジム・アドグレン(as)、デヴィッド・フュージンスキー(g)といった新旧話題のミュージシャンを従えて制作。女性ピアニストとして「力」を感じさせる人材が輩出される2000年以降、彼女もやはり力強さを感じさせる演奏だ。的確なテクニックに裏付けられた演奏は、ピアニストティックな魅力を持った最近の女性ピアニストたちに共通な「迫力」を感じさせてくれる。ピアノトリオというフォーマットそのものがある意味で新時代に突入した2000年以降、上原ひろみも、さらに大きな波を引き起こす新時代の旗手として期待されたことはいうまでもない。ボーナストラック「トムとジェリー」収録。

上原ひろみ (p,key) / ミッチ・コーン (b) / デイヴ・ディチェンソ (ds) / アンソニー・ジャクソン (b) / ジム・アドグレン (as) / デイヴ・フュージンスキー (g)
2002年9月16-18日 NYC、アヴァター・スタジオにてDSD録音




ブレイン　『ブレイン』 (2004年)

幅広い音楽的試みが行なわれたさらなる飛躍の一枚！

　2004年、テレビ『情熱大陸』への出演、キリン「モルト・スカッシュ」CM出演とアッという間にスターダムにのし上がった上原ひろみのセカンド・アルバム。上原ひろみ、アンソニー・ジャクソン、トニー・グレイ、マーティン・バリホラというのメンバーで2003年12月9〜11日にかけて、米テネシー州のスタジオ「サウンドキッチン」で録音された。クラブジャズ系のテイストを含む若いジャズ・ファンを意識したプロデュースは、当時において21世紀ジャズのひとつの行く末を示唆している。その一方で、後半のバラード系の作品に期待を持つ”往年のジャズ・ファン”も多いかも知れない。いずれにせよ、幅広い音楽的試みが行なわれたさらなる飛躍の一枚。ボーナストラック「アナザー・マインド」収録。

上原ひろみ (p,key) / アンソニー・ジャクソン (b) / トニー・グレイ (b) / マーティン・バリホラ (ds)
2003年12月9〜11日テネシー・サウンドキッチン・スタジオ録音




スパイラル　『スパイラル』 (2005年)

ピアノトリオの可能性を限りなく追求した意欲作。聴き手を感動のスパイラルにいざなう！

　全曲上原ひろみのオリジナルで固められた”ホップ・ステップ・ジャンプ”を地で行ったサード･アルバム。トニー、マーティンとのトリオもパワー、テクニック、コンビネーションともに充実。3人のコンビネーションはまさに極北まで達しており、ジャズの最先端を走るHIROMIの実力が発揮された紛れもない「Contemporary Jazz」。また、本人曰く「ピアノトリオでオーケストラ的なサウンドに取り組んだ」という、ピアノトリオの可能性を限りなく追求した本作は、聴き手を感動のスパイラル（渦）にいざなうことだろう。録音は前作同様ナッシュヴィル。ボーナストラック「ビッグ・チル」収録。

上原ひろみ (p,key) / トニー・グレイ (b) / マーティン・ヴァリホラ (ds)
2005年5月ナッシュビルにて録音




タイム・コントロール　『タイム・コントロール』 (2007年)

ジャズをも超越し、ロックのパワー、プログレの様式美すら感じさせる「Hiromi's Sonicbloom」の恐るべき音の進化論がここに！

　レギュラー・メンバーのトニー・グレイ（b）、マーティン・ヴァリホラ(ｄｓ)に加えて、ロック系のファンをも巻き込むギタリスト、デヴィッド・フュージンスキーを迎えて結成したプロジェクト「Hiromi's Sonicbloom」の第1弾。流れるような上原ひろみのピアノに続いて始まるのは怒涛の変拍子リズム。そして鬼のようなキメの応酬。変わってメロディをとるのはデヴィッド・フュージンスキーのギター。上原に触発されるかの如く”キレた”ギターワークを全編で聴かせる彼こそ、本作品における第2の主人公と言っても過言ではない。さらにキレと複雑さを増したトニー・グレイ＝マーティン・ヴァリホラのリズムも超絶を極める。ジャズをも超越し、ロックのパワー、プログレの様式美すら感じさせるHiromi's Sonicbloomの恐るべき音の進化論がここに。ボーナストラック「ノート・フロム・ザ・パースト」収録。

上原ひろみ (p,key) / トニー・グレイ (b) / マーティン・ヴァリホラ (ds) / デイヴ・フュージンスキー (g)
2006年10月ナッシュビル録音




ビヨンド・スタンダード　『ビヨンド・スタンダード』 (2008年)

「Hiromi's Sonicbloom」の第2弾にして、上原ひろみにとって初のスタンダード作品。ジェフ・ベック「レッド・ブーツ」、坂本九「上を向いて歩こう」のカヴァーも！

　「キャラヴァン」、「朝日の如くさわやかに」といったジャズ・スタンダードからジェフ・ベック「レッド・ブーツ」、坂本九「上を向いて歩こう」、そして、彼女のオリジナル名曲「XYZ」のセルフ・カヴァー「XYG」まで、ありきたりのスタンダード集には決して終わらない、斬新かつパワー漲る上原ひろみならではの作品。また選曲もさることながら、アレンジ、グループの演奏もさらにパワー・アップ。聴けば聴くほどクセになる内容。ボーナストラック「リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン（2007年12月国際フォーラム・ライヴ）」収録。

上原ひろみ (p,key) / トニー・グレイ (b) / マーティン・ヴァリホラ (ds) / デイヴ・フュージンスキー (g)
2008年1月ニューヨークにて録音




ボーナスDVD、ブックレットも充実！


ボーナスDVD

「カンフー・ワールド・チャンピオン」（2004年11月横浜BLITZでのライヴ映像）
初出：『スパイラル』【初回生産限定盤】

「ディープ・イントゥ・ザ・ナイト」（2007年2月原宿クエストホールでのライヴ映像）
「タイム・ディファレンス」（2007年2月原宿クエストホールでのライヴ映像）
初出：『ビヨンド・スタンダード【初回生産限定盤】』

「XYZ」（2007年11月、ブルーノート東京でのライヴ）
「朝日の如くさわやかに」（2007年11月、ブルーノート東京でのライヴ）

初出：『ビヨンド・スタンダード』【ツアー・エディション】

「タイム・コントロール」（EPK＝メイキング映像）
「ビヨンド・スタンダード」（EPK）
＊初DVD化
合計収録時間　約45分

付属ブックレット

上原ひろみ、デビューから5年間の軌跡を総括する豪華ブックレット
・5年間の歩み 〜 デビュー当時から追いかけてきたライター神舘和典氏による長文ライナー
・写真 〜 秘蔵ライヴ写真が満載
・世界各地の新聞・雑誌記事

＊ DVDの収録内容/ブックレットの内容は変更になる可能性があります。



上原ひろみ プロフィール

上原ひろみ 1979年静岡県浜松市生まれ。6歳よりピアノを始め、同時にヤマハ音楽教室で作曲を学ぶ。17歳の時にチック・コリアと共演。1999年にボストンのバークリー音楽院に入学。在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年にアルバム『Another Mind』で世界デビュー。2008年にはチック・コリアとのアルバム『Duet』を発表。2010年はソロ・ピアノ作品『Place to Be』をリリース（日本国内は2009年発売）し、アメリカのアマゾンのジャズチャートで１位を記録。2011年には２作連続参加となったスタンリー・クラークとのプロジェクト最新作『スタンリー・クラーク・バンド　フィーチャリング上原ひろみ』で第53回グラミー賞において「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞。また、日本人アーティストでは唯一となるニューヨーク・ブルーノートでの7年連続一週間公演を成功させ、2012年4月30日にはニューヨークの国連総会議場で行われたユネスコ主催の「第一回インターナショナル・ジャズ・デイ」にも参加し話題となった。毎年、世界を舞台に約100日150公演のツアーを続けている。

日本国内でも2007年の平成18年度（第57回）芸術選奨文部科学大臣新人賞大衆芸能部門や、2008年「第50回日本レコード大賞優秀アルバム賞」を受賞。またDREAMS COME TRUE、矢野顕子、東京スカパラダイスオーケストラ、熊谷和徳、笑福亭鶴瓶らとの共演ライヴも行っている。2011年には、矢野顕子とのコラボレーション・ライヴの模様を収録した『Get Together 〜live In Tokyo〜』をリリースし話題を呼んだ。2012年は「フジロック」や「ライジングサン」へ出演。9月には「上原ひろみ　ザ・トリオ・プロジェクト feat．アンソニー・ジャクソン＆サイモン・フィリップス」で『MOVE』をリリース。「JaZZ JAPAN」誌選出の第2回ニッサン・プレゼンツ・ジャズジャパン・アワードにて「アルバム・オブ・ザ・イヤー〜ジャズ部門」を受賞した。





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上原ひろみトリオ『MOVE』到着です!

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発売日:2013年11月20日

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