パスピエお気に入りの書籍を紹介！

2013年5月15日 (水)

HMV ONLINEが「ブレイク必至！！！」と、しつこいくらい言い続けているポップかつ中毒性の高いバンド“パスピエ”！いよいよ6/12日がXデイ！アルバム『演出家出演』の発売と共に大大大ブレイクしちゃうはずです！！！パスピエ未体験の人！まだ間に合いますよ！今すぐチェックしてみて下さい！
で、そんなパスピエが、今回「月刊HMV」(5/15発行全国のHMVとローソンで配布中です)とHMV ONLINEで、お気に入りの書籍を紹介してくれました！どーぞご覧下さい！

　パスピエ　『演出家出演』[2013年06月12日]

パスピエ、遂に覚醒！！前アルバム「ONOMIMONO」でFM802、SSTVにてパワープレイを獲得、1stシングル「フィーバー」では全国15局以上のパワープレイを獲得！2013年ブレイク筆頭格のパスピエ、最高傑作となるメジャー1stフル・アルバム誕生！！！！

ＨＭＶオリジナル特典：オリジナルデザインステッカー(ローソンＨＭＶ ver.)

※ ステッカーは、大胡田なつきのアートワークによるスペシャルデザインです。

【初回限定盤】（スペシャルパッケージ仕様）

※ボーカル大胡田なつきによるアートワークの特別仕様

『演出家出演』収録楽曲

01. S.S
02. 名前のない鳥「iTunesニューアーティスト2013」配信曲
03. フィーバー 2013.3.20発売 1st Single
04. シネマ
05. ON THE AIR TOKYO FM×東京タワー頂上新アンテナ送信記念キャンペーンSONG
06. くだらないことばかり
07. デ・ジャヴ
08. はいからさん
09. △
10. ワールドエンド
11. カーニバル

パスピエプロフィール

21 世紀流超高性能個人電脳破壊行歌曲

2009年に東京藝大卒のキーボード、成田ハネダを中心に結成。卓越した音楽理論とテクニック、 70s～00sまであらゆる時代の音楽を同時に咀嚼するポップセンス、ボーカルの大胡田なつきよるMusic Clip やアートワークが話題に。2011年11 月に発売した1st Album「わたし開花したわ」、2012年6月に発売した2nd Album「ONOMIMONO」がロング・セールスを記録中の中、【iTunes ニューアーティスト2013】・【2013年レコチョクが選ぶ15組のブレイクるアーティスト】に選ばれるなど今年ブレイクが有力視されている。

【メンバー】
成田ハネダ(key)
大胡田なつき(vo)
三澤勝洸(gtr)
露崎義邦(bs) やおたくや(ds)

パスピエオフィシャルサイト

■パスピエお気に入りの書籍を紹介！

大胡田なつき（Ｖ）
　　　「平行植物」　レオ・レオーニ

この本は、本屋さんに平積みされていたのを見つけて手にとりました。本のなかでは「時空のあわいに棲み、われらの知覚を退ける植物群」と定義されているレオー二さんが考えた架空の植物「平行植物」が、学術的に説明されています。まるで本当に存在する植物の図鑑のように事細かに描かれているんです。読んでいるとそういう世界に連れていってもらえるのが楽しいし、「本当にこういう世界があるのかも」って思いながら生きるのも、ちょっといいなって思います。架空のものを現実に近づけるというのは、自分が歌でやろうとしてることに近いかもしれないです。

成田ハネダ（Key）
「東京大学のアルバート・アイラー」　菊地成孔＋大谷能生

大学（東京藝術大学）時代に特別講師として菊地成孔さんが来られて、授業を受けてたんです。その流れでこの本を読んだんですが、それぞれの時代背景を含めて、ジャズの歴史が網羅された名著だと思いますね。たとえばマイルス・デイビスの作品にしても「こういう時代背景があったから、こういう音楽性になった」ということがわかってきたり……。ふだんは推理小説を読むことが多いんです。伏線や仕掛けのあるストーリーが好きで、その傾向は自分が作る曲にも出てるかもしれないですね。どこかに「え、そうなるんだ？」という部分を作りたいというところが僕にはあると思います。

露崎義邦（Ba）
「ジョーカー・ゲーム」　柳広司

この本との出会いはたまたま見たTV番組でおすすめされていたことがきっかけです。元々ミステリーものは好んで読んでいてその中でもスパイものは一番好きなところです。陸軍内に設置されたスパイ養成学校「D機関」が舞台なんですが、まるで機械のように鍛えられた訓練生、そして、その訓練生達を束ねる恐ろしいまでにクレバーな結城中佐には、読むほどに興奮を覚えます。非常にスタイリッシュ且つスピーディーに物語が展開していくので、活字離れをしている人も読みやすいと思います。

やおたくや（Dr）
「できればムカつかずに生きたい」　田口ランディ

電車移動の時間を有効に使えないかと、読書を始めたころにタイトルを見て。いわゆるジャケ買いで手に取った一冊。作者自身のハードなエッセイです。実際に体験しないと出てこない言葉たちがたくさん出てきて、それを自分に置き換えたときに、行動を起こす原動力にできた気がしてます。「ささやかなことを喜ぶ心だけが、巨大な暴力を無化できる。」という言葉もそうですが、自分の周りの環境や人との繋がりにささやかな喜びに感謝ができるようになった本です。

三澤勝洸（Ｇ）
「明日の記憶」　荻原浩

僕は荻原浩さんの本が大好きなのですが、その中でもこれは特にお気に入りの一冊です。「若年性アルツハイマー」と診断されてしまった齢50歳のサラリーマンの男性を中心に描いた、まさに「現代版アルジャーノンに花束を」という感じの物語です。ストーリーはもちろん、僕はこの人が描く登場人物のキャラクターにすごく惹かれるんです。人間味が溢れていて、すごく温かい。物語後半に進むにつれて漢字が抜け落ちていく演出も悲しさを誘います。最後のページを読み終えた時、本当に涙が止まりませんでした。自分が幸せに生きているということを改めて実感させられる、そんな一冊です。