出ます! 「Rain」オリジナルジャケ付で
2012年12月11日 (火)
トーマス・クラウセンの『Rain』が遂に初CD化!
初回出荷分には、オリジナル紙ジャケットが特典で付いてくる!!
北欧エヴァンス派ピアニストの代表といえば、多くのジャズ・ピアノ・ファンがこのトーマス・クラウセンの名を挙げるのではないでしょうか。年初めには、チャック・イスラエルを招聘して吹き込んだ『For Bill』をリリースし、不変で実直なるエヴァンス愛を見せてくれたことも記憶に新しいところ。
そんなクラウセンの「この度復刻される人気盤」と訊けば、同じくエヴァンス・デディケート作となる、1983年のBaystate盤『The Shadow of Bill Evans』の再登場を想像された方も少なくないはず。過去2004年に一度紙ジャケでCD化されたものの、今ではちょっとした入手困難盤となっているため、その再リイシューを望む声もあちこちで上がっているようなのですが。またあるいは、「幻のCD廃盤・レア盤掘り起こしコレクション」で紹介されていた『She Touched Me』であったり、と。
・・・ただ今回は残念ながら『The Shadow of Bill Evans』でも『She Touched Me』でもありません。いや、残念ながら、というのは軽い前フリでして、クラウセンのファンにとってはこれ以上ないウェルカム盤。つまり、このご時勢未だCD化されずに朋党たちをヤキモキさせていた、1980年のMatrix原盤『Rain』、こちらがめでたく初復刻と相成るのです。
発売当時、日本ではほとんど話題に上らなかったという本作。まだまだ北欧のジャズが、一部の好事家以外には、バイアスをかけられて眉をひそめられていたような時代。さらにこれが初リーダー・アルバムということもあって、「エヴァンス派」という”お決まり”のフレコミでさえほとんど効力を持たなかった、というのが実際のところでしょうか。
ちなみに、クラウセンが現に日本のエヴァンス・ファンから支持を集め始めたのは、前述の『The Shadow of Bill Evans』以降ということですから、歴史のあるジャズに対峙するということは、その名の通り、巨匠の影との追いかけっこであったり、はたまた有意義なレクリエーションであったりするのかもしれません。
そもそもクラウセンの表現者としての方向性なりが、殊更エヴァンスにベッタリというわけではないので、何が何でもそこに結び付けようとするのは中々のお門違いでもあるのですが、ひとつの原点としてあったエヴァンス・スタイルが如何様にして昇華されていくかを見定める上でも、本作はその本当の第一歩となる重要作、と言えるのではないでしょうか。
大ヒットを記録した『Back To Basics』がいくら「原点回帰」と言えども、失うものがない若かりし日のしゃにむさに勝るものはない。この『Rain』には、そんなクラウセンのキャリア初期ならではの勢いや切れ味のよさがたっぷりと詰まっているのです。
『Rain』 収録曲
- 01. Julie (8:28)
- 02. Rain (4:24)
- 03. Home Suite (7:20)
- 04. Blueberry Hill (3:48)
- 05. Green Grass (5:42)
- 06. Thojala (6:37)
- 07. Lovspring (4:50)
- 08. Pomona ボーナストラック (5:38)
- 09. Orangeblossom ボーナストラック (5:23)
Thomas Clausen (p) / Niels-Henning Orsted Pedersen (b) / Aage Tanggaard (ds)
M-1〜7:1980年2月25,26日録音
M-8,9:1980年1月15日録音
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原盤は、ご存知ケニー・ドリューとサヒブ・シハブによって1978年コペンハーゲンに設立されたMatrix レーベルからのリリースとなる『Rain』。 ここ日本では ”雨ジャケ”の最高峰としても知られている一枚(?)。とはいえ、そこに湿度の高さは皆無。北欧ならではのひんやりとした空気が流れる、極めて風通しが良く透明度の高いピアノトリオ・サウンドが味わえます。
冒頭からグイグイと攻めまくる「Julie」や、ミニマル・ミュージック然とした印象を残す表題曲など、多様な楽想が並ぶ中にもそこに一貫してあるのは、甘さであり切なさであり、または音色の瑞々しさであり。総じて「リリカル」「エレガント」と呼ぶに相応しいのか否か・・・ とにかく現在に至るクラウセンの ”根っこ” の部分というものが実によく見えてきます。勿論、ニールス・ペデルセン(b)、オーエ(アーゲ)・タンガード(ds)という北欧シーンきってのゴールデン・リズム・セクションとのアンサンブルの妙によって生み出された空間が、得難い吸引力〜魔力(あるいは至福の倒錯)を呼び起こしているのもまた事実でしょう。
『Rain』のリリースに先がけては、最新スタジオ録音作品『SOL』も到着。トーマス・フォネスベック(b)、カーステン・バッゲ(ds)、『Back To Basics』でもおなじみのリズム隊を率いて、オリジナル曲を中心に披露しているというのだから、こちらもかなり気になる内容。殺し文句は、「超エヴァンス系」。あぁさて困ったもので、知らぬうちに食指が動いてしまうのも致し方なし。
ボーナストラック2曲追加に、先着購入でオリジナル紙ジャケット特典ということで、初CD化の『Rain』はまずもって必須。また、フェンダーローズを交えた陶酔不可避、秘奥のメロウネスが美しく漂泊する最新リーダー・アルバム『SOL』に関しても、北欧ピアノトリオ・ジャズならではの肌合いをじっくり玩味できる、床しき乙品。 ゆえにどちらも。
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初回出荷分特典は「オリジナル紙ジャケット」
輸入盤
Rain
Thomas Clausen
価格(税込) :
¥2,629
会員価格(税込) :
¥2,419
まとめ買い価格(税込) :
¥2,235
メーカー取り寄せ
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通常のジャケットは、原盤LPの裏ジャケットとなっていた四分割の写真がデザインされておりますが、この度のCD化に際してMusic Mecca レーベルとトーマス氏本人との交渉によりオリジナル・デザインでのジャケット制作の許諾をいただきました。初回オーダー分のみ、CD1枚につき紙ジャケット1枚をお付けいたします。
数多存在する”エヴァンス派”の殿とでも申しましょうか、デンマーク・ジャズ界きってのラブ・エヴァンス・ピアニスト、トーマス・クラウセンによるエヴァンス愛奏曲集『For Bill』。今回は、チャック・イスラエル(b)が参加しているのだから、ますますもって音への期待感を煽るというもの。



