VU&ニコ、45th記念6CDボックス

2012年9月7日 (金)

名盤『The Velvet Underground & Nico』の発売45周年記念 6CDボックス！

ミュージック・シーンに最も影響を与え、最高級の評価を与えられるロック史上屈指の名盤の45周年記念豪華6枚組ボックス発売！未発表音源も収録！

オリジナル・アルバムのステレオ＋モノに加え、1966年のセプター・スタジオ・セッション、ファクトリーでのリハーサル、別ヴァージョン・別ミックス、ライヴ等を満載。ニコの『チェルシー・ガール』も同梱。

DISC 1（ステレオ・アルバム本編＋別ヴァージョン）とDISC 4（セプター・スタジオ・セッション＋ファクトリー・リハーサル）を2枚組にした通常盤も同時発売。

※92ページのハードカヴァー・ブック仕様の6CDボックスは初回生産限定盤
※国内盤はSHM-CD/解説・歌詞・対訳付

（メーカーインフォメーションより）

“バナナ・ジャケット”デザインのヴェルヴェット・アンダーグラウンドのボックスと言えば、1995年にリリースされた5枚組みの『Peel Slowly And See』を思い出すかと思いますが、それの焼き直しというわけではありませんのでご安心を。

『Peel Slowly And See』はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの4枚のアルバムにそれぞれライブ音源やヴァージョン違いなどのボーナストラックを追加したもの＋未発表デモ音源の5枚組みで、彼らのキャリアを総括したような内容でしたが、今回のボックスは、オリジナル・アルバムに加えて1966年から1967年初頭に録音された未発表音源や貴重音源などを追加し、アルバム『The Velvet Underground & Nico』の時期の音源をまとめたもので、企画の内容がまるで違うものと言っていいでしょう。どちらかと言うと、2002年にリリースされた2枚組みの『The Velvet Underground & Nico』のデラックス・エディションを大幅に拡大した内容と言えるかもしれません。

まず、DISC 1 と DISC 2 には、1967年にリリースされたオリジナル・アルバムのステレオ・ヴァージョンとモノ・ヴァージョンをそれぞれオリジナル・マスターからの最新リマスターで収録。これは2002年の2枚組みデラックス・エディションとかなりかぶってしまいますが、2002年盤では、ステレオ・ヴァージョンのほうのボーナストラックがニコの『Chelsea Girl』からのセレクトだったのに対して、今回は、オルタネイト・ヴァージョンが5曲収録となっています。

DISC 3 には、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを抜けたニコが1967年にリリースしたソロでの1stアルバム『Chelsea Girl』をまるまる収録。ご存知のとおり、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーが参加した曲も多く、『The Velvet Underground & Nico』の延長線上にあるとも言えるアルバムです。

DISC 4 は、1966年4月にアルバムの核となる録音としてアセテート・カットで保存され、2002年の修復作業によっても完全には蘇らなかった（それ以降、完全修復はあきらめられていた）、初の公式リリースとなる伝説のスタジオ・セッション音源と、同じく1966年の未発表リハーサル音源を収録。

そしてDISC 5 と DISC 6 の2枚には、ルー・リード、ジョン・ケイル、スターリング・モリソン、モーリーン・タッカー、そしてニコという5人のアルバム・ラインアップによって、アルバム曲のほとんどをプレイした1996年11月4日のオハイオ・コロンバス公演の未発表ライヴ音源が収録されています。

※ 同時にリリースされる2枚組みの『New Deluxe Edition』には、上記6枚のうち、DISC 1 と DISC 4 の2枚を収録。

※92ページのハードカヴァー・ブック仕様の6CDボックスは初回生産限定盤
※ 国内盤はSHM-CD/解説・歌詞・対訳付