Sound of 2012、決定！

No.1 Michael Kiwanuka

毎年、話題を呼ぶイギリスのBBCが選ぶ注目の新人リスト、Sound Of 2012の結果が発表されました。

　Sound Of 2012

英国のメディア関係者や評論家、音楽業界で働く総勢184人から見事選ばれたのは 黒人のシンガー・ソングライター、マイケル・キワヌカ（Michael Kiwanuka）。

ビル・ウィザースとオーティス・レディング、ヴァン・モリソンを足して3で割ったようなソウルフルな部分と、 ルーツであるアフリカへの望郷の念を感じさせるノスタルジックな部分を合わせ持った彼のミュージック・スタイルと素朴で温かみのある歌声は、 昨今の流行りであるレトロソウルともリンクしているだけでなく、 オーソドックスなルーツ・ロック・ファンにも響きそう。 その才能に早くも目をつけたアデルはツアーのサポート・アクトにマイケルを起用し、話題を呼んだ。

今年3月には英ポリドールから正式なデビュー・アルバム『Home Again』を発表予定で、元旦に発表したアルバムと同タイトルのリード・シングルは、UKシングル・チャートで早くも37位にランクイン。注目の逸材！

　「Home Again」ビデオ
　オフィシャル・サイト

No.2 Frank Ocean

マイケル・キワヌカよりもこのフランク・オーシャン（Frank Ocean)の方が、世界的には名が知られているかもしれない。 昨年、サマーソニックに出演したタイラー・ザ・クリエーター率いるOFWGKTA所属で（フランクは残念ながら来日せず）、 ジェイ・Zとカニエ・ウェストのタッグ・アルバム『Watch the Throne』に大々的にフィーチャーされた シンガーと言えば、思い出す人も多いだろう。

また早耳のネットユーザーの間ではもちろんのこと、各音楽メディアも、デジタルDLのみで昨年発表されたアルバム『nostalgia, ULTRA』が2011年のベスト・アルバムとの呼び声が高かったことで、よりいっそう 知名度が高まった。そんな彼の待望のDef Jamからのアルバムはこの春リリース予定だとか。こちらも楽しみな1枚だ。

 「Swim Good」ビデオ
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No.3 Azealia Banks

3位に入ったのは、今年のスプリングルーヴの出演が決定しているNYはハーレムのフィメール・ラッパー、 アゼアリア・バンクス(Azealia Banks)だ。

彼女はNMEの「Cool List 2011」で既に1位を獲得。メジャー・レイザーとのコラボレーションやナイキのCM出演等を経験。 ネットにアップした「212」がクラブシーンを席巻し、強烈なインパクトのあるミュージック・ビデオも大きな話題になった。ネクストM.I.A.と呼び声高く、ライブでのパフォーマンスも定評がある。待望のデビューアルバムにはアデル『21』で知られるポール・エプワースが関わっているとのこと。

 「212」ビデオ
 オフィシャルサイト

No.4 & No.5

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  No.4　スクリレックス（Skrillex）　

  LA出身。メロディック・パンク/ハードコア・バンドのフロム・ファースト・トゥ・ラストでヴォーカルを経て、現在はエレクトロ・ハウス/ダブステップ・アーティストとして人気絶頂。グラミー5部門にノミネートされ、Korn新作への参加やガガのリミックス業でも話題のダンス界のニュースター。

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  No.5 Niki & The Dove

  ストックホルムのエレクトロ・ポップ・デュオ。昨年10月にSub PopからEP『The Drummer』を配信のみで発表。エキセントリックな女性Voと、 ダークさと煌びやかを同時に纏った魅惑的なサウンドに太いビートはかなり癖になります。