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【特集】 BLUE NOTE プレミアム復刻

Tuesday, October 18th 2011


BLUE NOTE プレミアム復刻



 「BLUE NOTEという至高の素材を用い、究極の復刻盤を作りたい」という弊社担当者の強い思いが、ついに壮大なプロジェクトとして実現、スタートいたします。題して、「BLUE NOTEプレミアム復刻シリーズ」。BLUE NOTEの膨大なカタログから選りすぐりのアイテムを、ジャケット/盤/レーベル面/インナースリーヴ等、オリジナル盤に沿った形で忠実にアナログ盤復刻いたしました。中でも、1950、60年代当時のプレスマシーンを使用することにより生じるDEEP GROOVE(溝)の再現、1557番までの特徴であるFLATエッジの再現、1545番までの特徴である額縁ジャケットの再現は本シリーズの大きな目玉です。さらに、肝心のサウンド面の大きなトピックとして、本シリーズの~From The Original Master Tapes~というサブタイトルが示す通り、あえて、RVGサウンドに近づけようとはせず、素のマスターテープに記録された音をそのまま円盤に刻み込みました(モノラル音源)。それにより、録音現場のそのままの生々しい音の記録をリアルに再生可能になりました。ぜひ、現代の最先端技術を駆使して甦った「もうひとつのオリジナル盤」をご堪能ください。

監修: 行方均 菊田有一 塙耕記





 「究極のアナログ盤復刻」にうそ偽りなし! かつて東芝EMI(当時)の担当ディレクターとしてブルーノート作品を日本中に紹介し広めた行方均氏、さらにはdisk unionが誇るジャズ・ディレクター最強のツートップ、菊田有一氏と塙耕記氏、歴史あるブルーノート作品の素晴らしさを今一度現代に伝播するために不可欠な御三方が集結し立ち上げられた「BLUE NOTEプレミアム復刻シリーズ」。10月19日に、[第1期] の5タイトルが満を持してリリースされます。

 監修者のひとりであり、Think! Recordsから数々の名リイシュー品を世に送り出してきたことでも知られる必殺仕事人・塙耕記氏。本稿では、一昨年の『和ジャズ・ディスク・ガイド』刊行記念インタビュー以来二度目のご登場となる塙氏に、シリーズの魅力など様々なお話をお伺いしました。氏の徹底的な ”こだわり” ぶりに関しては、2009年発売のウォルター・ビショップ Jr. 『Speak Low』や、今夏登場したカーティス・フラー『Blues-ette』などの仕上がりを知る方々にはすでにおなじみでしょう。今回においても、ジャケット&裏ジャケ、センターレーベル、インナースリーヴ(内袋)が原盤に忠実であることは言うに及ばず。もはやその ”こだわり”は前人未到のネクストレベルに突入し、情熱とともに海を越えて時空を超えたと言っても過言ではないでしょう。「DEEP GROOVE(溝)」、「FLAT エッジ」の再現など、発売前からすでに話題を呼んでいた「BLUE NOTEプレミアム復刻シリーズ」、遂にそのベールを脱ぐときが。

 これまで幾度もアナログ再発を繰り返されてきたブルーノートの名盤カタログですが、これが「本当の決定版」、「最後の恋人」となること間違いなし。墓場まで!    









Premium Vinyl Reissue Series 〜 究極のアナログ盤復刻 〜
BLUE NOTE プレミアム復刻シリーズ [第1期]

※ 初回限定プレスにつき、すでに販売を終了しているタイトルもございます。ご了承ください。

 

Round About Midnight At The Cafe Bohemia

side 1
1. Monaco
2. 'Round About Midnight
3. Mexico City

side 2
1. Night in Tunisia
2. Autumn in New York
3. Hill's Edge


 
 Kenny Dorham / Round About Midnight At The Cafe Bohemia
 DBLP001 
 1956年5月31日「カフェ・ボヘミア」、超個性派テナーのJ.R. モンテローズと双頭で短期間活動した伝説のグループ “ジャズ・プロフェッツ” が残した貴重にして至高のライヴ録音。ハード・バップ黄金時代への予感に満ちた独特の空気が全篇を覆う、ドーハム生涯の名演。

Kenny Dorham (tp)
J.R. Monterose (ts)
Kenny Burrell (g)
Bobby Timmons (p)
Sam Jones (b)
Arthur Edgehill (ds)
1956年5月31日録音



Indeed!

side 1
1. Roccus
2. Reggie Of Chester
3. The Lady

side 2
1. Little T
2. Gaza Strip
3. Stand By



 
 Lee Morgan
/ Indeed!
 DBLP002
 弱冠18歳の天才リー・モーガンのブルーノート・デビュー盤。ホレス・シルヴァー、ウィルバー・ウェア、フィリー・ジョー・ジョーンズのリズムセクションを相手に全く動じないモーガンはまさにブラウニーを引き継ぐトランペッターだった。緩急自在の曲調への対応、さらに印象的なフレーズを織り交ぜたインパクトを残すソロと、ハードバッパーに必要な条件を兼ね備えたミュージシャンだ。クラレンス・シャープの参加も花を添える。

Lee Morgan (tp)
Clarence Sharpe (as)
Horace Silver (p)
Wilbur Ware (b)
“Philly” Joe Jones (ds)
1956年11月4日録音



 

Blue Train

side 1
1. Blue Train
2. Moment's Notice

side 2
1. Locomotion
2. I'm Old Fashioned
3. Lazy Bird
 
 John Coltrane
/ Blue Train
 DBLP003
 テナー・サックスの巨人と言うだけではない、ジャズ史上最高のテナー・マンとしてあらゆるフォロワーを生んだコルトレーン唯一のブルーノート・リーダー作。何ひとつ文句の付けようがない完璧なまでの完成度。ハードバップ・ジャズの頂点とも言えるコルトレーン不滅の傑作。

Lee Morgan (tp)
Curtis Fuller(tb)
John Coltrane (ts)
Kenny Drew (p)
Paul Chambers (b)
“Philly” Joe Jones (ds)
1957年9月15日録音






Soul Station

side 1
1. Remember
2. This I Dig Of You
3. Dig Dis

side 2
1. Split Feelin's
2. Soul Station
3. If I Should Lose You


 
 Hank Mobley
/ Soul Station
 DBLP004
 1960年2月に録音されたブルーノートにおける8枚目のリーダー・アルバム。ウイントン・ケリー・トリオをバックにワンホーンで吹きまくるハンク・モブレーの最高傑作に挙げられる一枚。数少ないモブレーのワンホーン・アルバムであるとともに、円熟の境地に達した“モブレー節”が炸裂する演奏は、モダンジャズ史上最もジャズらしい演奏と言えるだろう。

Hank Mobley (ts)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Art Blakey (ds)
1960年2月7日録音



 

Maiden Voyage

side 1
1. Maiden Voyage
2. Eye Of The Hurricane
3. Little One

side 2
1. Survival Of The Fittest
2. Dolphin Dance
 
 Herbie Hancock
/ Maiden Voyage
 DBLP005 
 忘れられないメロディで多くのリスナーをさらに深くジャズの世界に引き込んだベストセラー・アルバム。マイルスの薫陶下でさらに花を開かせ、またブラック・ファンクの新時代をも切り拓くハンコックが、ジャズ・プレイヤーとしての一つの頂点を極めた作品。

Freddie Hubbard (tp)
George Coleman(ts)
Herbie Hancock(p)
Ron Carter (b)
Anthony Williams (ds)
1965年3月17日録音







Premium Vinyl Reissue Series 〜 究極のアナログ盤復刻 〜
BLUE NOTE プレミアム復刻シリーズ [第2期]

※ 発売日が12月14日から12月21日へと変更となりました。ご了承ください。





 

Clifford Brown Memorial Album

side 1
1. Hymn Of The Orient
2. Easy Living
3. Minor Mood
4. Cherokee
5. Wail Bait

side 2
1. Brownie Speaks
2. De-Dah
3. Cookin'
4. You Go To My Head
5. Carving The Rock


 
 Clifford Brown / Clifford Brown Memorial Album
 DBLP006 
 クリフォード・ブラウンの活動が本格化した1953年。イキのいいスウィング感と、新鮮な着想に洗練と正確さを吹き込む演奏技術を持ったトランペッター。ディジー・ガレスピー、マイルス・デイヴィスが台頭する以前にジャズ・トランペッターたちの指標となったブラウニー、そのスタイルは現在に至っても色褪せていない。

Lou Donaldson (as on side2:M1〜5)
Gigi Gryce (as,fl on side1:M1〜5)
Percy Heath (b)
”Philly” Joe Jones (ds on side2:M1〜5)
Art Blakey (ds on side1:M1〜5)
Elmo Hope (p on side2:M1〜5)
John Lewis (p on side1:M1〜5)
Charlie Rouse (ts on side1:M1〜5)
Clifford Brown (tp)
side1 M1〜5:1953年8月28日録音
side2 M1〜5:1953年6月9日録音



Cool Struttin'

side 1
1. Cool Struttin'
2. Blue Minor

side 2
1. Sippin' at Bells
2. Deep Night



 
 Sonny Clark
/ Cool Struttin'
 DBLP007
 日本のジャズ喫茶史上最も多くプレイされたアルバムの一枚であり、ブルーノート1500番台中最も人気の高い作品。ソニー・クラークのプレイも円熟の境地に達している。採り上げられた楽曲は覚えやすいメロディと親しみ易いアレンジで、モダン・ジャズの典型的なスタイルとしての印象深さを残す。聴き込めば聴き込むほど多くを語るアルバムでもある。

Paul Chambers (b)
”Philly” Joe Jones (ds)
Sonny Clark (p)
Jackie McLean (as)
Art Farmer (tp)
1958年1月5日録音



 

The Scene Changes

side 1
1. Cleopatra's Dream
2. Duid Deed
3. Down With It
4. Danceland
5. Borderick

side 2
1. Crossin' The Channel
2. Comin' Up
3. Gettin' There
4. The Scene Changes
 
 Bud Powell
/ The Scene Changes
 DBLP008
 モダン・ジャズ・ピアノの開祖バド、中期のプレイを記録。40年代末から50年代初頭の神懸かり的な演奏とは一線を画すものの、一般的には「クレオパトラの夢」といった人気曲を収録していることもあり、日本で最も愛されている作品と言えるかもしれない。ポール・チェンバース、アート・テイラーとのトリオで全曲オリジナルを演奏。

Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)
Bud Powell (p)
1958年12月29日録音





Swing Swang Swingin'

side 1
1. What's New
2. Let's Face The Music And Dance
3. Stable Mates
4. I'll Remember You

side 2
1. I Love You
2. I'll Take Romance
3. 116th And Lennox


 
 Jackie McLean
/ Swing Swang Swingin'
 DBLP009
 マクリーン唯一のスタンダード集にして、典型的なワンホーン・カルテットで挑んだ最大のヒット作。ジミー・ギャリソン、アート・テイラーといった強靭で軽快なリズム隊が全体をグイグイ牽引していく中、マクリーンもハードバップど真ん中を貫く吹きっぷりを聴かせる。

Jackie McLean (as)
Jimmy Garrison (b)
Art Taylor (ds)
Walter Bishop Jr. (p)
1959年10月20日録音



 

Juju

side 1
1. Juju
2. Deluge
3. House Of Jade

side 2
1. Mahjong
2. Yes Or No
3. Twelve More Bars To Go
 
 Wayne Shorter
/ JUJU
 DBLP010 
 ブルーノートでの2作目となるリーダー・アルバム。『Night Dreamer』からリー・モーガンが抜けたメンバーでの録音で、コルトレーン・グループのリズム陣とショーターのソロが唯一無比の音世界を創り上げた初期の代表作。

Reginald Workman (b)
Elvin Jones (ds)
McCoy Tyner (p)
Wayne Shorter (ts)
1964年8月3日録音







HMV オンライン/モバイルにて[第1期] [第2期]の各5タイトルを、それぞれまとめてご購入されたお客様に先着特典!



BLUE NOTE オリジナル・ラベル ラバー・コースター(第1期)
画像は [第1期] 特典用のラバー・コースターとなります。


■ オリジナル・デザインを再現(住所、Rなし)!!
■ レーベル実寸大!!
■ スピンドル・ホールを再現!!

 HMV ONLINE / MOBILE で10月19日発売の「BLUE NOTE プレミアム復刻シリーズ」[第1期] 全5タイトル、または12月21日発売の同シリーズ [第2期] 全5タイトルをそれぞれまとめてお買い上げのお客様に、先着で「BLUE NOTE オリジナル・ラベル ラバー・コースター」をセットでプレゼントいたします。第1期、第2期の各リイシュー・タイトルのオリジナル・ラベルを完全再現したものとなります。

※ 数に限りがございますのでお早目のご購入をおすすめいたします。
※ HMV本サイト及びHMVモバイルサイト以外からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります。
※ HMV店舗でのご購入は対象外となります。ご了承下さい。




--- EMI さんとdisk union さんとの共同企画「BLUE NOTE プレミアム復刻シリーズ」がスタートし、10月19日にいよいよその第1期5タイトルがリリースとなります。

 ジャズの制作やバイヤーなんかに携わっている人であったら、誰でも一度はブルーノートの作品を手掛けてみたいっていう気持ちはあると思うんですよ。そこにたまたま今回こういった話が立ち上がってというか、要するに「ブルーノートの名盤と呼ばれる作品を、是非本格的にアナログで復刻してみたい!」っていう当社の熱意がEMIさんに伝わって、この共同プロジェクトに至ったということですね。

--- こだわりのアナログ復刻における塙さんのディレクションとしては、昨年のアルバート・アイラー『My Name is...』や、今年8月のカーティス・フラー『Blues-ette』などもありますが、そこでの手応えみたいなものが今回のプロジェクトの伏線になっているとも言えそうですか?

 それまでは、和ジャズも含めて所謂レア盤の復刻ばかりに目がいっていたんですけど、2009年にウォルター・ビショップ Jr.『Speak Low』をアナログ復刻したときに反響がものすごく大きかったんですよ。正直、何度も繰り返し復刻されているようなものを市場が欲しがっているかどうか不安ではあったんですが、制作の際に原盤のディティールまで徹底的にこだわった作りにしたんですね。すると、オリジナルではないけれど「オリジナルに負けないくらいいいものだね」とお客様が納得してくれて、むしろそういった誰もが知っている名盤の方が需要が高いんだなとあらためて実感したんですよ。さらに僕自身がお客様の視点になったときに「こういうのがあったら欲しいな」っていうのも勿論あって。その後Think! で何枚か手掛けて、今ようやくというか、最終目標のひとつでもあるブルーノートの復刻にたどり着いたというわけですね。カーティス・フラーの『Blues-ette』を制作しているときには、すでにこの「BLUE NOTE プレミアム復刻シリーズ」をやることが決まっていたので、その“予行演習”みたいな気持ちで本格的にジャケットを作りましたからね。

 今回はさらにこだわって、オリジナルUS盤のジャケットの雰囲気というものを非常に巧く出せたかなと。盤にしても、オリジナルと見分けが付かないぐらいのものができたんじゃないかと、手前味噌になっちゃいますけど(笑)、自負していますね。



塙さんが制作を手がけた
Think! Records ”こだわり”のアナログ復刻


  • こちらの商品は現在お取り扱いしておりません

    Sahib Shihab 『Sahib's Jazz Party』

    ジャズの醍醐味をストレートに伝えるファンキーな演奏を封じ込めた、1963年コペンハーゲンのジャズクラブ「モンマルトル」での実況録音。当時17歳のペデルセンの神懸かったベース、力強くブロウするサックスに、ツインドラム。全てが最高!

  • こちらの商品は現在お取り扱いしておりません

    Walter Bishop Jr. 『Speak Low』

    元祖”幻の名盤”にして日本のジャズ喫茶黄金時代を築きあげた永遠のベストセラー。入門者から耳の肥えたマニアックなファンまで幅広く親しまれてきた横綱級のピアノトリオ人気盤。

  • こちらの商品は現在お取り扱いしておりません

    Albert Ayler 『My Name is...』

    アルバート・アイラーの作品中特にスタンダードを多く採り上げた人気アルバム。特にメランコリックでエモーショナルな音色が心に響く「サマータイム」はジャズ史上に輝く金字塔。

  • Blues-ette

    Curtis Fuller 『Blues-ette』

    フラーとゴルソンの若き二人の火の出るようなアドリブからは、ジャズが最も熱く燃えた時代の熱気がストレートに伝わってくる。トミー・フラナガンも歌の伴奏者としての生活の一方でこうしたセッションでは安定したソロで存在感を発揮している。




--- では早速そのこだわりの部分についてなのですが。いくつかあると思いますが、まずはこのジャケットですよね。

 ブルーノートの1500番台前半の頃の特徴として、「額縁ジャケット」というものがあるんですよ。上辺・左辺の“盛り上がり”ですね。これを再現したのは世界初なんですよ。ジャケットだけに限らず、当時と似たようなものを作るには、当時と同じ作り方をしないとダメだなということが分かったんです。だから、型もひとつひとつ作っている分、コストはそれなりにかかっているんですよ(笑)。そういう部分で、この価格になってしまうっていうのは、何卒ご理解いただきたいんですよね。

 それから裏ジャケットの雰囲気ですね。昔の再発ものは紙質が全部ツルツルしていましたよね。だから、これも当時の紙質に近いもの、多分同じものなんじゃないかというものを何とか見つけて再現しました。この紙は、ザラザラしているんですけど、経年の摩擦が加わると、オリジナルの微妙なツルツル感が徐々にでてきますよ。 あとは、余計な記載がないという点ですね。オリジナルの原文どおり。これまでの例えば旧東芝盤ブルーノート再発盤であったら、「Printed in Japan」だとか「MFD, Under License By TOSHIBA Musical Industries LTD. in Japan」だとかの記載が裏ジャケットの最下部に入っていたんですが、法律上表記しなくちゃいけないものは全て帯に集約して記載しているんですよ。

--- 細かい点とは言え、それだけで見た目の雰囲気はがらっと変わりますもんね。

 そうなんですよ。昔僕がこういった再発盤を買っていたときも、「 “LTD. in Japan”の文字がなければなぁ・・・」なんて思ってたことがやっぱりあったんですよ(笑)。「何でオリジナルの雰囲気に忠実に作らないんだろう?」って常に不満に感じていて。だから、これまでThink! なんかでやってきたリイシューにしても、その鬱憤を晴らすというか(笑)、そういうお客様目線で徹底的に作り込んだ感じなんですよね。


裏ジャケ
裏ジャケの表記まで忠実に再現



--- たしかに、例えばジャズ・ファンの方々のブログなどを見ていると、リイシューされたはいいけど「ジャケットの色味が微妙に異なっていてイマイチ・・・」みたいなことが書かれていたりすることも多いですよね。

 そういう不満は本当に多かったですからね。だから、トコトンこだわりたかったんですよ。ジャケットに関してはもうひとつ、コーティングのやり方もオリジナル通りにやっているんですよ。このリー・モーガン『Indeed!』なんかは、一見コーティングされていないような感じですが、実はニス・コーティングなんですね。ジョン・コルトレーン『Blue Train』は、こちらも勿論オリジナルと同じ加工のビニール・コーティング。これも普通に作ってしまうとただのまっさらな、いかにも新品という感じのピカッとした仕上がりになってしまうんですよ。でも触っていただくと分かるかと思うんですが、表面が何となくゴツゴツしていると思いませんか?

--- そうですね。微妙な凹凸が・・・

 最終的に仕上がったものに中々納得がいかなくて、特殊加工を施してわざとこのゴツっとした手触りを再現したんですよ。オリジナル盤の紙質は、昔のものなので当然粗悪というかツルっとはしていないから、そういったマイナス面の味をあえて再現しました。

--- ここまで再現できるものなんですね。

 要は、それをやるかやらないかっていうところだと思うんですよ。僕は、現代のここまで優れた技術をもってして、できないことなんてないような気がするんですよね。印刷は金羊社さんにやっていただいて、「これは難しそうですねぇ」だったり「やってみないと分かりませんねぇ」っていうところを全部挑戦したので、勿論コストはかかっているんですが、関わった人全員が納得いくまで詰めていったんですよ。

 『Blue Train』に関しては、ジャケット写真のこの青というか緑というか、この色を出すのに本当に苦労しましたよ。これは、オリジナル盤を持っている人ほど、このすごさは分かっていただけるんじゃないかと思います。

--- センターレーベルの「DEEP GROOVE(溝)」の再現も今回の強いこだわりのひとつですよね。

 そうですね。昔のプレスマシンは、センターに穴を開ける箇所を定めるためにどうしてもその周囲に型どりが必要だったんですよ。その型どりの跡が、“溝”と呼ばれるものなんですね。ただ現在は、ラベルのデザインや表記なんかを損ねてしまうということと、技術の向上もあってこうした型どりがなくてもセンターがとれるプレスマシンがスタンダードになった。だから通常の再発盤にはこういったものがないんです。

 つまり当時のプレスマシンがないと話にならないということで、この「DEEP GROOVE」を再現できるプレスマシンを探し回ったんですが、さすがに国内にはなかったんですね。ところが海外にはあったんですよ、一ヶ所だけ。当時のプレスマシンを直して使っている工場をEMIさんが見つけてきてくれまして、そこにプレスを依頼したんです。海外とやり取りするのって本当に労力とコストがかかるんですけど、あえてその道を選ぶことでこの「DEEP GROOVE」が再現できたんですよ。  


DEEP GROOVE
時代の爪痕 ”DEEP GROOVE”



--- 塙さんのそのこだわりぶりが話題になって、直接その工場に足を運んでチェックしているところが、地方紙の一面になったそうですね。

 そうなんですよ(笑)。EMIの方と二人で行ってきたんですが。やっぱり最終的に日本に納品されるまでに、直接現場に行って「あーしてくれ、こーしてくれ」って細かく言わないとマズイだろうということで・・・。いざ届いたら売り物にならないなんてことがあったら大変ですからね。飛行機を二度も乗り継いで24時間丸まる移動時間という過酷な旅でしたけど、行ってきてよかったですよ。もし行ってなかったら、現場でいろいろあったので、おそらく発売延期になっていたでしょうね。決してむこうの職人さんの腕が悪いということではなくて、むしろマニアックで“分かっている”方たちばかりでした。ただ、「ここまでやるか!?」というこだわりの度合いが日本人の方がさらに強いというか。例えばこのレーベル面の色味については結構揉めましたね。こちらが駄目出しすると、彼らは「何がダメなんだ!? こんなの違いがわかる奴なんていないぞ!」って、若干怒っていましたからね(笑)。

 現在のアメリカの産業って、ほとんどが海外にアウトソーシングして合理的にやっているじゃないですか。そういう中で、「日本人は自分たちでものづくりを行ない、さらに細かい作業も得意としているのに、なぜ、わざわざアメリカの片田舎にまでやって来てレコードをプレスしているんだ?」となるわけなんですよ(笑)。「こいつらは普通じゃない」って(笑)、町中で話題になって取材が来たんですよね。実は、この新聞が出た翌日にはテレビの取材までやって来て、夕方のニュースでちょっとした特集として放送されたぐらいですから(笑)。


米地方紙にて紹介された、日本人のアナログ復刻にかける ”情熱”
「直接現場に行ってきてよかったですよ」



 ブルーノートのアナログ再発ってこれまでにさんざん出ていて、大抵の人が持っているような感じですよね。そういった状況の中で今あえて出すとなったら、過去にないもので、さらに今後絶対に真似できないものを作って、「究極のアナログ盤復刻」と謳うぐらいのものにしないと意味が無いなと思っていましたから。特別なものを作らないと。中途半端なものじゃ売れない・・・というか、わざわざ買い換えないですよね。『Blue Train』なんてほとんどのジャズ・ファンがアナログかCDで持っているわけですから、それを5000円出してあらためて買っていただくとなると、売る側は相当な努力をしなきゃいけないなと思っていましたから。

 そういう意味では、第1期の5タイトルが早い段階からオーダーが殺到してくれたというのは、そういったこちらの意気込みが何となくでも伝わったのかなと。12月リリースの第2期に関しては、まずは今回の第1期を実際に手にして納得された方々がまた購入していただけたら、これ以上嬉しいことはないですよね。




へつづきます)

--- お次は 「FLAT エッジ」。

 ブルーノートで最後にこの「FLAT エッジ」が採用されているのは、1557番のリー・モーガンの『Volume 3』で、それ以降は全て「グルーヴ・ガード」というちょっと盛り上がったエッジになるんですね。で、この「FLAT エッジ」を再現して発売するのは、日本盤としては初めてとなります。第1期では、ケニー・ドーハム『’Round About Midnight At The Café Bohemia』と、リー・モーガン『Indeed!』がそうですね。その他3タイトルはグルーヴ・ガード仕様となります。

--- 「FLAT エッジ」は当時のプレスマシンがなくても再現可能なのですか?

 いえ、これもできないんですよ。イチから「FLAT エッジ」の型をやはり古いプレスマシンに仕込んでもらっているんですよね。だから何度もしつこいようですけど、ものすごいコストがかかっていて(笑)、正直この価格がご提供できる最安値なんですよ。

--- そして内袋も忠実に再現されています。

 これもオリジナル通りなんですが、初回に付いていた内袋というものは、4049番までは生成りでちょっとザラザラした紙質の、何も印刷されていない内袋が付いています。 ( ※ 4049番までのモノラルのオリジナル盤を購入してピクチャー・スリーヴに入っているものは存在しますが、それは売れ残っていて数年後、後のスリーヴに入れられて売られたとか、中古レコード店を点々としているうちにこっちの方がいいだろうと入れ替えられたものと推測されます。) だからこうしたカタログの写真が掲載されている内袋というのは、実際には4050番から現れるものなんで、今回の復刻に際しても4050番以降のものにしか付きません。逆に4049番までは前述の生成りでちょっとザラザラした紙質を再現したものをお付けいたします。

--- 日本語解説も特別な作りになっているのですか?

 これもかなりこだわった部分なんですけど、当時の裏ジャケットに記載されている解説を我が国のブルーノートの第一人者である行方均氏が翻訳したものにしました。やっぱり当時のこのレコードの評価だったり、当時の評論家が書いたレビューって読んでみたいじゃないですか。しかもこれが肝で、裏ジャケとまったく同じレイアウトデザインにしたっていうね(笑)。

--- 遊びゴコロ満載ですね(笑)。

 段落分けまで一緒で、太字になっている箇所もちゃんと同じ。これは行方氏がアドバイスをくれたんです。「どうせやるならやるならここまでやろうよ」って。行方氏は一見クールな方に感じますが、実は情熱的で遊び心があります。僕も、こういうところにトコトンこだわる人間ですから意気投合しました。単純に見ているだけで嬉しくなっちゃいませんか?こういう遊びゴコロがあるものって(笑)。ちなみにこれは、カーティス・フラー『Blues-ette』でも同じことをやっています。


日本語解説シート
裏ジャケのレイアウトデザインに忠実な解説書。ライナーノーツ翻訳は行方均氏。



--- それでは、実際の音ということなのですが。

 ルディ・ヴァン・ゲルダーが録音したマスターテープがありますよね。結局今まではそれをカッティングする際に、エンジニアによって色々と調整されてきたものがほとんどだったんですが、今回はジャケット・アートワークなどとも同様に「今までと同じものを作っても意味がない」という点から、マスターテープそのままの音を使っているんですよ。しかもモノラル録音で。「FROM THE ORIGINAL MASTER TAPES」と謳っているのはそういうことなんですよね。むこうのカッティング・エンジニアはいじりたかったらしんですが、それによって作品でムラが出てくるのがイヤだったので、あえてそのままの音を採用しています。

 皆様、マスターテープそのままとなる素の音と、オリジナル盤やRVG盤、それこそ今までに再発された国内盤なんかとを聴き比べたいと思うんですよ。「オリジナルのマスターテープの音はどんな感じなんだろう?」って。それをレコードで愉しんでもらいたかったんですよね。つまりこれまで出てきたものすべてと異質化を図りたかったということなんですよね。

--- モノラルだけに、特別にこういったオーディオ環境で聴いてほしいというのはありますか?

 いいオーディオで聴くのも勿論いいんですけど、元の音がとにかく素晴らしいので、ご自宅にある普通のレコードプレーヤーで聴いていただいてまったく問題ないです。特にモノ・カートリッジだとかを使用しなくても、ステレオでもモノでもすごくいい音で聴けるんですよ。これは今回の特徴ですね。オリジナル盤は、ヴィンテージ・オーディオで聴くことはおすすめできるんですが、ハイエンド・オーディオで聴いたときにさほどしっくりはこなかったんですね。だけど、今回の復刻盤はどちらにも対応できるんですよ。ここまで試聴会を何回かやってきて感じたことなんですけど。昔と違って、ハイクオリティ・ビニールというものを使ったレコード盤自体の素材もいいですから。

--- disk union さんにいらっしゃるお客さんの中には、今回のような“究極のアナログ復刻”をリクエストされていた方も大勢いらっしゃったのではないでしょうか?

 不思議とそういった要望は記憶にないですね。「○○を再発してくれ」といった、リリースして欲しいタイトルをリクエストしてくれる方はいましたが。というか僕の場合、とにかく自分が欲しかったっていうかね(笑)。それがまずはエネルギーになったっていうのは正直あります。

 僕はオリジナルを何十万も出して買える人じゃないんですよ。例えば、コルトレーンの『Blue Train』のオリジナルのセンターレーベルに表記されている住所なんですが、片面に「BLUE NOTE RECORDS, 47 WEST 63rd NEW YORK 23」と記載されたものは特に稀少で、40万円前後で取り引きされています。当然僕には買えません。通常の両面「BLUE NOTE RECORDS, 47 WEST 63rd NYC」のオリジナル盤でも綺麗なものは十数万円します。それでも僕には無理。だから作っちゃったみたいな。単純にもう「BLUE NOTE RECORDS, 47 WEST 63rd NEW YORK 23」と記載されたものを自分が欲しいというだけでわざわざ再現したって、そういっても大袈裟じゃないんですよ(笑)。そのことは、これまでのThink!の再発にも共通して言えることなんですけどね。まずは自分が欲しいっていうものを基準にして作っているっていう感じなんですよね(笑)。 


Tony Allen
ジョン・コルトレーン『Blue Train』の稀少なオリジナル・センターレーベルを再現



--- ブルーノート・コレクターは勿論ですが、価格はさておきここまで完成度が高いものですと、アナログ・ユーザーを中心としたジャズ・ファン一般にも需要はかなり高いんじゃないかと。

 あとはオーディオ・マニアの方だったり。これは値段設定によるところが大きいのかもしれませんけど、ただ実際今回のシリーズが「初めて買ったブルーノート作品」になっても僕は全然いいと思ってますよ。それはもう素晴らしいお買い物をされたなと(笑)。

--- かなりクラフトマンシップに特化したものなので、普段ジャズを聴かないような方でも、例えばデザイナーやクリエイターのようなものづくりに深く関わっている方がその参考に買うということがあっても不思議ではありませんよね。 

 家にレコードプレーヤーのない人が半ばインテリアとして買ったって全然おかしくないですよ。実際に金羊社さん主催のレコード・ジャケットの展覧会に出展されることも決まったので、是非このジャケットを直に目にしたりしてほしいですね。

--- 日本製の復刻盤は海外のコレクターからも人気ですから、今後は海外からのニーズに応えるような展開も考えていたり?

 今後の話題性いかんですよね。アメリカにしろヨーロッパにしろハードなレコード・フリークは本当にたくさんいらっしゃいますから、そういう方が実際にこの現物を見たら絶対欲しがると思うんで、将来的には海外のレコード・ショップからそれなりにオーダーが来るんじゃないかなとは思っているんですけどね。いずれにせよ限定生産なので、例えば今回の第1期分にかなりのプレミアが付いてeBayなんかで出品されていたら、それ以降のシリーズに関しては海外からのオファーもありえない話しではないですよね。それだけ完璧な仕上がりだとも思っています。

--- ちなみに、第1期の5タイトルの選考理由というのは?

 ブルーノートのタイトルって4〜500枚あるじゃないですか。そこからまずは100枚をピックアップしたんですよ。その厳選した100枚を順番どおりに出すのではなく、満遍なく色々な時代のものを出していきたいなっていうのがあって。今回は1500番台が3枚と4000番台が2枚という割合になっていますけど、実は細かくデータ分析をした上での結果なんですよね。「1500番台前半の出現率」とか「1500番台後半の出現率」、あとは「4000番台の前半・中盤・後半」っていう感じでざっくり分けていくのがいちばんバランスがいいなと思って。

 さらに、僕の独断と偏見で、「A」「B」「C」と3つのランクに分けて、ただしこれはあくまで僕の中でのランク分けですよ、「内容」「人気」「市場価格」なんかを総合的に判断したあくまで便宜上の(笑)、でそれを5タイトルの中にバランスよく振り分けられるようにしたんですね。逆にそこまで分析して振り分けていかないと、100タイトルすべてを偏りなく順次リリースしていくのはかなり難しいんですよ。通常よくあるラインナップとの差別化も図りたかったですしね。これは勿論第2期以降のラインナップにおいても同じことです。  

--- 「隔月5タイトル」というのは、制作時間などを考慮した結果になるのでしょうか?

 5タイトルにした最大の理由は、お客様がまとめて買える金額の限界がこの辺り(合計26,250円)だろうなというところなんですよ。隔月にした理由についても、ビジネス・ライクでいけば毎月というのが本当は理想なんでしょうけど、価格やコスト面を色々と考慮した上で最終的にこのぐらいのスパンでリリースしたほうが適当かなと。

 で、別に特典なんて付いてなくても本当はいいんでしょうけど、あえてここまでこだわったものを作って付けたっていうのは、市況的に厳しい時期でもありますけど、ここはひとつ業界でみんなが盛り上がれるようなアイテムを発信したかったっていうのがあったんですよ。別にいい子ぶって言ってるわけじゃないですよ(笑)。僕も店舗に出ながら今のこの状況を痛感しているわけですから。


Tony Allen
特典用「BLUE NOTE オリジナル・ラベル ラバー・コースター」。きっちり三色刷り!



--- メディア的にはCDどころかデジタルの興隆期を迎えようとしている現在、そこにあえて対抗している点からも、音楽それ自体の本質や音楽パッケージのこれからの在り方を問うたような意義深いシリーズだと、僕は捉えています。「100枚出し切る」という塙さんとしては向こう3年ぐらいブルーノートにどっぷりということで(笑)、そのこだわりぶりとクオリティの高さなど今後も仕上がりを愉しみにしています。

 「アレ出してくれ、コレ出してくれ」っていう声もすでに色々なところから来ているんですけど、今後のラインナップに関しては冷静に判断していきたいなと。でも本当にこれからのリリースを愉しみにしていてください。



【取材協力:ディスクユニオン/Think! Records】




profile

塙耕記 (はなわ こうき)

 (株)ディスクユニオン勤務。ディスクユニオンJazzTOKYO/お茶の水ソウルレアグルーヴ館/新宿ジャズ館の統括責任者、THINK! RECORDSのディレクターという二足の草鞋をはく。店舗では多数のジャズ・コレクターとの太いパイプを活かし、おもに貴重盤の売買取引などで活躍。一方、制作業務においては、自身が監修する”昭和ジャズ復刻シリーズ”で和ジャズ旋風を巻き起こすなど、業界に一石を投じた。また、アナログ盤への熱い情熱を制作にぶつけており、オリジナル盤を忠実に再現したサヒブ・シハブ『サヒブズ・ジャズ・パーティー』、ウォルター・ビショップ・ジュニア『スピーク・ロウ』は“職人の域に達した”と話題に。今年もアルバート・アイラー『My Name is...』、カーティス・フラー『Blues-ette』のこだわり抜かれたアナログ盤復刻を手掛けジャズ・ファンを驚愕させている。そして今年10月より、業界初の試みが多数盛り込まれた、“BLUE NOTEプレミアム復刻シリーズ”を監修。究極のアナログ復刻盤で、ジャズ業界を元気に! と息巻き、多忙な日々を過ごしている。


レコードコレクター/ブルーノート・ファンに捧げる最上のマニアクス!


ブルーノートレコード オリジナル プレッシングガイド
 
 ブルーノートレコード・オリジナル プレッシングガイド / フレデリック・コーエン著 行方均 訳・監修
 ディスクユニオンブック / du books DUBK001 11月発売予定 

NYでレコード店を経営するフレデリック・コーエンの名著を我が国でもっともBLUE NOTEに精通している行方均氏が翻訳したという究極のオリジナル盤研究本。本書に記されている内容は、中古レコードを扱うレコード店にとってはいわば門外不出の重要機密事項である。正直、何もここまで赤裸々に情報を開示しなくても・・・と心の狭い自分がいないわけではないが、こうなったら本書でレコード・コレクターの皆様と「あーでもない、こーでもない」と大いに盛り上がろうじゃないかっ! と覚悟を決めた次第である。 (塙耕記)



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