『サウダーヂ』 絶賛公開中!
Tuesday, November 1st 2011
ロカルノ国際映画祭に続き、リスボン&エストリル映画祭 out of competition 正式出品決定!
土方、移民、HIPHOP 「この街で一体何が起きている?!」
不況と空洞化が叫ばれて久しい地方都市。“中心”街。シャッター通り、ゴーストタウン。それがアジアNO.1の経済大国と呼ばれた日本の地方都市の現状である。しかし、街から人がいなくなったわけではない。崩壊寸前の土木建築業、日系ブラジル人、タイ人をはじめとするアジア人、移民労働者たち。そこには過酷な状況のもとで懸命に生きている剥き出しの“生”の姿があった。街そのものをテーマに実際にそこで生活している人々をキャスティングして作られたこの作品には、これまで日本映画ではあまり描かれる事の無かった移民たちの姿が描かれている。特に100年前に日本からブラジルに渡った日本人の子孫たちのコミニティは国内において大きな規模を成している。移民の問題は世界的な課題であり、そこでは差別や経済格差、文化間の衝突は避けられない。
“saudade” 一言では説明できないポルトガル語。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの。
監督:富田克也が1年以上に及ぶ地元の仲間とのリサーチの中で出会った日系ブラジル人、タイ人をはじめとするアジア人、派遣労働者たち。それは過酷な状況のもとで懸命に生きている、剥き出しの”生”の姿であった。「この人たちと映画を創ろう」 日本のロードサイドを描いた衝撃の問題作『国道20号線』から4年、空洞化や不況という名目の下に切り捨てられ見えなくさせられていた地方都市の”うごめき”を今、炙り出す!
『サウダーヂ』 公開記念!劇場鑑賞ペア券を2組4名様にプレゼント!
ご希望の賞品を選択後、「コメント欄」には気になる公開予定作品等を全角でご記入下さい(いくつでも可)。続いて、必要項目をオンラインにて登録し、ご応募下さい。
※応募締切 2011年10月31日(月)
※1. 応募には会員登録が必要になります。
(新規会員登録は⇒コチラ)
※2. 会員登録のお済みの方は、詳細と応募フォームへ
※応募の受付は、終了いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
※当選は賞品の発送をもってかえさせて頂きます。
STORY
地球のうらがわまで掘りまくれし!
山梨県・甲府。変哲の無い街。人通りもまばらな中心街、シャッター通り。不況の土木建築業、その中に日系ブラジル人、タイ人をはじめとする様々な外国人労働者たちがいる。HIPHOPグループ「アーミービレッジ」のクルー 猛は“派遣”で土方として働き始める。両親は自己破産しパチンコに逃避、家庭は崩壊している。弟は精神に異常をきたしていた。猛の働く建設現場には多くの移民達が働いていた。そんな中、猛は現場で土方ひとすじに生きて来た精司や同じく派遣されてきたタイ帰りだという保坂に出会う。仕事帰りにタイパブに連れて行かれる猛。楽しそうな精司とタイ人ホステスのミャオ。盛り上がる精司や保坂に違和感を覚え、外国人を敵視する猛。
一方、精司の妻の恵子は、セレブな客 由美に誘われ、怪しげな水を売る商売に手を染め始める。精司はタイ人ホステスのミャオにのめりこみ、いつしか全てを捨ててミャオとタイで暮らす事を夢想しはじめる。しかしミャオはタイに離れて暮らす家族を支えるために日本で働き続けなければならない。追い詰められ、廃業する下請け。この街に見切りをつけようとする保坂。
不況が深刻化し、真っ先に切られる外国人労働者たち。住み慣れた日本を離れ、遠い故国に帰るしかないのか?彼らは働き、子供を育て、この国で生きてきた。彼らの故郷はこの国、この街なのだ。無視される叫び。すれ違い、交差する思い。苦難を忘れる束の間の喜びの時、彼らは集い、歌い踊る。その移民たちの交歓の輪の中に猛のかつての恋人、まひるがいた。日系ブラジル人デニス率いるHIPHOPグループ「スモールパーク」の存在を知る猛。まひるは彼らとの共生を信じ、猛は否定することで自分で支えようとする。そして、日本人と日系ブラジル人2つのHIPHOPグループが競い合うパーティーの夜が始まる・・・。
STAFF&CAST
制作:空族/『サウダーヂ』 製作委員会
エグゼクティブ・プロデューサー:笹本貴之 プロデューサー:伊達浩太朗/富田智美
監督:富田克也 脚本:相澤虎之助/富田克也 撮影:高野貴子 録音・音響効果:山ア厳
助監督:河上健太郎 編集:富田克也/高野貴子
出演
鷹野毅・・・堀精司
伊藤仁・・・保坂/ビン
田我流(from stillichimiya)・・・天野猛
ディーチャイ・パウイーナ・・・ミャオ
尾ア愛・・・まひる
工藤千枝・・・堀恵子
デニス・オリヴェイラ・デ・ハマツ・・・デニス
イエダ・デ・アルメイダ・ハマツ・・・ピンキー
野口雄介・・・天野幸彦
村田進二・・・富岡
《stillichimiya》
Young-G、Big Ben、MMM、PONY、mestar、KTY、麿
スシットラーポン・ヌッチリ、ファビオ・ユウジ・モリ、中島朋人(鉄割アルバトロスケット)
樋川光次、鷹野勝利、笹本貴之
熊田ちか、亜矢乃
《CAPOEIRA NARAHARI JAPAN》
千野恵美香(Girasol)、千野豊仁(Onca)
ギレルメ・セイジ・モリ、ジョアン・ビクトル・ユキオ・モリ
ファビオ・シマザキ、マリー・シマザキ、ジュリアナ・シマザキ、ビクトリア・シマザキ
サユムプー・ダック、林貴子、平川恭子、佐野香菜、Ryo
Kimie、Keiko、有泉さやか、山下雄也
隅田靖(特別出演)、宮台真司(特別出演)
川瀬陽太
『サウダーヂ』 2011/167min/35o/カラー
『サウダーヂ』 10月22日(土)より、渋谷ユーロスペースにて公開決定!
『サウダーヂ』 公開記念プログラム 選べ失え行け!2011 空族特集上映!
オーディトリウム渋谷 10月15日(土)〜21日(金) 連日21:00より
10月15日(土) 『雲の上』
16日(日) 『FURUSATO2009』 ゲスト:伊藤仁、田我流
17日(月) 『かたびら街』 ゲスト:五所純子
18日(火) 『国道20号線』 トーク:富田克也、相澤虎之助
19日(水) 『花物語バビロン』 ゲスト:瀬々敬久
20日(木) 『RAP IN TONDO 〜長い予告編〜』 ゲスト:stillichimiya
21日(金) 『旅するパオジャンフー』 ゲスト:柳町光男
