入門盤としてお薦めなのが、1978年の2nd『Djavan(Cara De Indio)』だ。
これからMPBを聴くという方には、このアルバムに収められたキラーチューンの「Serrado」や「Alagoas」がまず響くに違いない。どちらもジャヴァンの魅力を凝縮したような名曲なので、是非聴いてもらいたい。アルバムとしても、駄曲が一つもなく、かなり聴き応えがあると思う。
個人的には、切なく綺麗な曲の多い3rdアルバム『Alumbramento』がジャヴァンで最も好きな1枚だ。
特に「Dor E Prata」と「Meu Bem Querer」の切なさったらない。
他にも、「Sim Ou Nao」や「Lambada De Serpente」、「Alumbramento」、「Triste Baia Da Guanabara」などのゆったりとした美しさのある曲がたまらない。
なので、まずは2ndを聴いて、その次に3rdという風に聴き進めてもらいたい。
もっとも、右側のリンクにあるように、1枚で両方のアルバムが聴けてしまうお得盤CDが売られているので、それを手に入れれば一気にどちらも聴けてしまうのだが。