【インタビュー】借家レコーズ
2011年4月22日 (金)
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- --- まずはHMV ONLINEに初登場といういことで、簡単に自己紹介をお願いします。
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植田:はじめまして、借家レコーズで主にテキストの編集を担当している植田です。 借家レコーズでは、音楽、デザイン、テキストなどの制作を行い、これまで主にweb上で発表してきました。今回コンピレーションCDの発売にともない、こうしてインタビューをご覧いただく機会に恵まれたたことをとてもうれしく思っています。
- --- そして借家レコーズとは一体なんなのでしょう?
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植田:我々には立派なオフィスもなければ高価な機材を揃えたスタジオもありません。あるのは少々の楽器といささか型遅れのパソコン、そして創作への欲求とくだらない冗談を共有できる仲間ぐらいです。借家レコーズは、そうした仲間が制作や表現を共有したり、発表したりすることができる"場所"だと考えています。
- --- 現在借家レコーズには様々ミュージシャンが所属していますが、音楽性もバラバラでとても興味深いメンバーがそろっています。さらにデザイナーやフォトグラファーなどもいます。みなさんどんな経緯でみんな集まったのでしょう?
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植田:発端はYouki Koyama、Kirito Yamadaの2人による宅録ユニットShippolliesの結成でした。これに刺激を受けた同郷の友人や、2人を知る人々が集まって何かおもしろいことをやろうということで借家レコーズは始まりました。その後、徐々にメンバーを増やして今に至るわけですが、集まった経緯は私たちにもよくわかりません。気づいたときには言葉にはしがたい何かを共有する人間が一揃い集まっていました。
- --- webマガジンも発行していますが、どんな思いがあったのでしょうか?
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植田:音楽以外もやりたいという思いは当初からありました。集まってきたメンバーのなかには文章を書くのが好きな連中がいたので、とりあえずwebマガジンというかたちで何かを書かせてみようということになりました。考えてみれば借家レコーズの活動はどれも「とにかくとりあえずやってみよう」といって始まったものばかりです。
- --- データ販売とパッケージ販売、それぞれどんな思いがあるのでしょうか?
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植田:基本的には、アナログだろうがCDだろうがMP3だろうが、作品を楽しんでもらえるのであれば、そのフォーマットが何であろうととくにこだわりはありません。しかし"モノ"として残るという点、そして直接触れられるという点でパッケージ販売は特別なことだと考えています。今回リリースされる『Shakuya Records' Paper Sounds』では、ジャケットやインナーなど、パッケージ全体を借家レコーズで制作しました。データでは伝えきれないものを実際に手にとって感じていただければと思います。
- --- 今作『Shakuya Records' Paper Sounds』はどんな作品になっていますか?
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植田:先に述べた通り、音楽のみならず、アートワーク等を含めた『Shakuya Records' Paper Sounds』全体が借家レコーズの作品です。今作は単なる音楽作品というよりは「借家レコーズではこんなことをやっています」という自己紹介のようなもので、これまでweb上でリリースしてきたコンピレーションとは異なり、それ以外になにか具体的なコンセプトがあったわけではありません。しかし、そのために却って借家レコーズの多彩な個性を実感していただけると思います。
- --- 今後の借家レコーズの展望/野望を聞かせてください。
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植田:とにかくマイペースでやり続けること、これに尽きます。具体的には、コンピレーションアルバム主体だったリリース形態を、アーティスト各々の作品をリリースしてゆく方向に切り替えます。デザイン・テキスト部門でも、アーティストの活動をサポートしていく予定です。音楽を木の幹として、デザインやテキストなどの枝葉の部分も充実させていこうと考えています。
- --- では最後にHMV ONLINEをごらんの皆様に一言お願いします。
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植田:借家レコーズは始まったばかりで、まだまだ手探りな部分も多いです。今回の作品はあくまで通過点であり、大事なのはこれからだという思いが強くあります。どうか今後とも借家レコーズをよろしくお願いします。
- --- ご協力ありがとうございました!
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Shakuya Records : Paper Sounds / V.A
2011年04月20日発売
メジャー・レーベルがこれまでのような求心力を失っていく中、DIYによるインディーズのオンライン・レーベルは無視できない存在となっている。国内でも"Maltine"、"Bunkai-Kei"、"ALTEMA"、"Vol.4"といった多種多様なオンライン・レーベルが次々に誕生しているが、今までとは一線を画す集団ーーーそれが"Shakuya Records(借家レコーズ)"だ。
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【借家レコーズ】


