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ROCK NEXT STANDARD

2011年2月17日 (木)

無人島

無人島 〜俺の10枚〜 【sleepy. ab 編】

音楽好きには、超定番の企画“無人島 〜俺の10枚〜” !!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!今回のお客様はsleepy. ab!!

 無人島 〜俺の10枚〜 過去のArchiveseはこちら!

sleepy.ab(スリーピー)

sleepy.ab(スリーピー) 札幌在住の4ピース・バンド。接尾語の"ab"が示す通りabstract=抽象的で曖昧な世界 がトラック、リリックに浮遊している。Vo成山らが紡ぐ美しく繊細なメロディGtr山内の変幻自在の空間プレイ、Bass田中とDrs津波の確かな素養に裏付けされた強靭なボトム。シンプルに美しいメロディ、声、内に向かったリリック、空間を飛び交うサウンド・スケープが4人の"absolute" な音世界をすでに確立している。3rdアルバム「palette」収録の”メロディ”がFM NORTH WAVEのメガ・プレイ、同局にて「archive」収録の”雪中花”がHOT 100チャート1位を記録。国内外アーティストからも注目され、ARABAKI ROCK FES, RISING SUN ROCK FES.(2年連続), SUMMER SONIC,RUSH BALL,FUJI ROCK FES.などの大型フェスにも出演。
(member)
成山 剛 : Tsuyoshi Nariyama / Vocal, Guitar
山内憲介 : Kensuke Yamauchi / Guitar
田中秀幸 : Hideyuki Tanaka / Bass
津波秀樹 : Hideki Tsuha / Drums

  sleepy. ab official web site

sleepy. ab
『Mother Goose』 / sleepy. ab
2011年02月23日発売

札幌在住の4人組ロック・バンド、sleepy.abが放つ1年3ヶ月ぶりのアルバム。タイトルからも想起させる童話性を含んだ詞の世界観、透明感に満ちたサウンドと美しいメロディが魅力。前作よりさらに、深み、奥行き、そしてポップ感が増した2011年を代表する最高傑作!シングル「君と背景」「かくれんぼ」ほかを収録。



sleepy. ab 成山剛が選んだ10枚!

    01.Sting / 『Mercury Falling』

STINGはメンバー全員好きですね。聴いてると行った事のない異国の雰囲気、その土地の空気みたいなものを感じさせてくれます。先日武道館公演に行ったんですが声が音波みたいな感じで。 身体全体に声を振動させて響かせてるみたいな。彼の声自体が重厚な弦楽器みたいでした。

 

    02.Norah Jones / 『feturing norah jones』

これはツアー中過酷な移動車の中で癒されてました。フィーチャリング集なんですが組む相手によって全く違う色をみせてくれるそれが魅力的で声に飽きない。すごく勉強になりました。けど何だかいろんな顔を持っていて女の人って怖いなとも思いました。笑
 

    03.SPITZ / 『空の飛び方』

高校生の頃からずっと聴いてます。SPITZにはその時代、時代によっての普遍性があってそれが聴き手の中で進化しているような。だからSPITZの音楽は古くならないのかな。音を聴いたらあのころを思い出せるのに、現在の自分にもリンクしていくような。これからも聴き続けたいアルバム。
 

    04.石橋英子×アチコ / 『ロラ&ソーダ』

小さい頃にしか見えなかったり、感じえなかったりするような感覚を思い出させてくれます。夢の世界にも感じることもできるし、もう戻ることができない場所だと突きつけられる感覚にもかんじる。すごく純粋がゆえにどこか残酷な寓話集。
 

    05.Ohbijou / 『Beacons』

カナダのバンドなんですが去年、Ohbijouの東京公演ツアーに参加しました。 聴いているとカナダという土地と北海道の空気感は似ているのかなと思いました。どうなんだろ?冬の厳しさがエモーショナルやたくましさを育み広大な大地がおおらかさや包容力を感じさせてくれるのかなと想像したりなんかします。
 

    06.サイモン&ガーファンクル / 『Bookends』

冬の朝の登校を思い出します。出身が北海道の最東端の根室という街なんですが冬は−20℃にもなる時があります。表面は冷たくて白い吐息のような繊細な旋律が懐かしさを感じます。とくにold friendsという曲は根室を思い出します。
 

    07.Sigur Ros / 『()』

音楽に救われたという体験をさせてくれた一枚でした。自分もミュージシャンとしてそういう関わり方ができれば幸せだなと感じます。救いなんて大きいものじゃなくても赦しや安心感みたいなものが伝わればいいなと思いますね
 

    08.Carlos D'Alessio / 『DELICATESSEN』※廃盤

ジャン=ピエール・ジュネのDELICATESSENという映画のサントラです。懐かしくてどこか新しく。なんともいえない色んな情緒みたいなものが混ざり合ってて奇麗で奇妙な生々しい音の世界が違う世界にトリップさせてくれます。
 

    09.pascal comelade / 『Ragazzin' The Blues』※廃盤

サーカス団のパレードみたいな音楽。なんか懐かしくて切ない哀愁があります。聴いた後、楽しかったような、悲しかったようなけど思い出せないような余韻が残る東洋のようなヨーロッパみたいな異国の街を旅しているような気持ちにさせてくれます。

 

    10.The Trash Can Sinatras / 『Happy Pocket』※廃盤

キラキラしてて浮遊感があって好きです。けど人肌の生々しさがあって独特な世界観に惹かれます。ほっこりあったかいような、寒々しいような感覚。開いているような、閉じているような感覚を感じます。10年以上前にCDショップでAメロを歌って探してもらったのをおぼえてます。今考えたらあの店員さんすげーな。

 

【HMVインタビュー】sleepy. ab