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【対談】三浦信×小西康陽 pt.4

Monday, November 1st 2010

interview

君はスノッブ。



-- (笑)。今ご紹介していただいた3枚とも日本語で歌われているものじゃないですか。 原曲はフランス語だったりするものを日本語で歌っている、という部分についてはどう思われます?

小西  うん、日本人に聴いてもらう音楽だから、日本語で歌うのは当然だと思うんですよね。 逆に、日本人が日本語で歌うんだけど、どっかに「ヨーロッパの香りを伝えたい!」っていう気持ちがあるのが嬉しいんですよ(笑)。

-- (笑)。なるほど、そうですね。

三浦  当時はやっぱり、“日本人が歌い演奏するシャンソン”というジャンルが今よりももっと確立していた時代だった、っていうのもあるんですかね。

小西  でしょうね。

-- 三浦さんはこの3枚の中で1番気になったのはどれですか?

三浦  この曲を聴きたいですね、ダークダックスの「愛のメルヘン」。
小西さんは最近はこういう感じのをよく買われるんですか?新しくオルガンバーで始められた『真夜中の昭和ダンスパーティー』(※小西さんは奇数月のみの参加)も、日本の古い音楽にこだわったイベントじゃないですか。

小西  和モノは最近特によく買いますね。何かこだわりがあるわけじゃないんだけどね。

三浦  良い音楽を聴いて「オレもこんな良い曲が作れるようになりたい!」とか、良い文章を読んで「オレもこういう風に書けるようになりたい!」とか、自分の中で吸収しようっていう欲求だけは失いたくないなって思うし、やっぱり小西さんはそういうところがすごいなって思うんですよね。そういう吸収力が尋常じゃない方だと。

小西  いや、そんなことはないですよ。もう今、新しい音楽は全然受け付けないしね(笑)、開き直るわけじゃないんだけどね。古い時代のものばっかり聴いてる。

三浦  逆に、そういう新しいものを聴かなくなった理由っていうのはあるんですか?

小西  なんだろうね、新しいものを理解したいっていう気持ちはあるんだけどね。 ただ、生理的に受け付けないものを無理して愛するわけにもいかないし。 1つ思うのは、自分は極端にストライクゾーンが狭いんだと思ったのね。だからこそ、いっぱい探すんだと思うし。

三浦  探していく過程の中で、そのストライクゾーンが広がっているっていう実感はあります?

小西  (広がってると)錯覚することはよくあるんだよね(笑)。「やっぱそうでもないんだー」って思うことの方が多い。いつも音楽って新しいジャンルが生まれるでしょ?で、それを一応聴いたりするんだけど、 例えばヒップホップでもハウス・ミュージックでも、その中で自分の好きなものはすごい狭い。

三浦  なるほど。

-- ということで、オススメのCDをお2人にご紹介していただきました。ありがとうございました。
それでは最後に、このページをご覧になっている方、アルバムを聴かれるリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。

三浦  そうですね…、スノッブじゃないですけども「僕はスノッブ」です(笑)。

-- では小西さんからは三浦さんにメッセージを(笑)。

小西  じゃあ「君はスノッブ」と。

三浦  ありがとうございます(笑)。





新譜 Makoto Miura 『Je suis snob (僕はスノッブ)』
アナログ専門店を中心に人気を博すmix CDシリーズをはじめ、自身のcomedy tonightレーベルからリリースされた諸々の12インチ作品、そして渋谷オルガンバーにおけるRoutine Jazzへのレギュラー出演など、東京のクラブジャズシーンで厚い信頼と評価を得るDJ 三浦信。彼の待望のファーストアルバムがついにドロップ。今は無き伝説のクラブBlueから現在のオルガンバーに至るまで、DJによりジャズがプレイされてきた現場を長きに渡って見て来た彼が処女作品集に選んだ題材は、50年代パリで活躍したボリス・ヴィアンの小説作品に手向ける架空のサウンドトラック。戦後のスイング狂、ザズー族に興奮をもたらしたジャズの魅力が、時を経てエトランジェ(異邦人)によりプログラミングされた。想像の産物としてモチーフとした50年代サンジェルマン・デ・プレ。その光景が、今、目の前に現れる! Talkin` Loudからreadymade、U・F・O、Nicola Conteからカーミンスキー好きまで。 クラブジャズにリアルジャズ、ラウンジやモンドミュージックのファンは勿論、すべての音楽ファンに捧げる期待のトラックメイカー10年越しのデビュー盤!!

先着特典】Mix CD-R
※こちらの特典はお付けしてない店舗もございます。
※先着ですのでなくなり次第終了となります。ご了承下さい。






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      Makoto Miura / Je suis snob
    2010年11月03日発売

    90年代後半から活動し、現在は小林径が主宰するRoutine Jazzなどを拠点、初の制作楽曲はreadymade internationalのブレイクビーツコンピに収録という、DJ/トラックメイカー・三浦信(Makoto Miura)がいよいよ1stアルバムをリリース。各曲タイトルからも分かるとおりボリス・ヴィアンの小説をモチーフに作られたという本作は、サンプリングによるジャズ愛・フレンチ愛を詰め込んだ現場感溢れるスウィンギンな1枚。 10年以上というキャリアで培われたそのDJ的ネタ感覚は、須永辰緒、谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)らも賛辞を送るという確かなモノで、前述のreadymade関連作品やRoutine Jazz諸作品などのファン、クラブジャズ・リスナーにも是非チェックしていただきたい作品です。
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三浦 信 [MIURA makoto]

90年代後半よりDJ活動をスタート。トラックメイクの処女作はreadymade internationalのブレイクビーツコンピに収録され、以後岩村学、中塚武が監修する各オムニバスアルバムに参加。自身の主宰するcomedy tonightレーベルからはソロ名義monsieur mieuraxでEP盤をリリースした後、Emi Kawano Trio、Yoshioka Kerouac等のプロデュースを手掛けた。座右の銘は「スイングしなけりゃ意味がない」。

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小西 康陽 [KONISHI yasuharu]

作編曲家。DJ。1985年、ピチカート・ファイヴとしてデビュー。 バンド解散後も作詞、作曲、編曲、プロデューサー、DJ、リミキサーなど音楽活動に加え、アート・ディレクター、映像監督、文筆業など多方面で活躍。 現在は前園直樹グループの一員としても活動中。

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