HMVインタビュー：ブルーノ・マーズ

ハワイはいろんな音楽が聴けるから、幅広い影響を受けたと思うよ。フォーク音楽もあるし、普通にチャート・ナンバーワンの曲とか、レゲエもあるしね。 初めて買ったレコードは、なんかのサントラだった気がする・・・。いや、コンピだ。50年代ロックのコンピレーション・アルバムだったよ。 最初に観たライヴはビーチボーイズ。最初に憧れたアーティストはエルヴィス・プレスリー。

アーティストとして影響を受けたのは、もうほんと、みんなも大好きなトップ・アーティストたちだよ。プリンスにマイケル・ジャクソン、ジェームス・ブラウン、ジャッキー・ウィルソン、リトル・リチャードとかさ。大ブレイクした人たちばっかり。最近友達に「お前、どんなの好きなの？」って聞かれたんだけど、彼はどういうインディーものを聴いてるんだ、って意味で質問してたんだよね。でも俺、インディーものとかも大好きだけどさ、やっぱ観てて聴いてて楽しいのはトップクラスとされてる大物なんだよね、個人的に。

以前アーティストとしてレコード契約してたことがあったんだけど、その時一緒にレコーディングしてたプロデューサーがフィル(Philip Lawrence) を呼んでくれたんだ。こいつのソングライティング手伝ってくれ、って。そしたら彼、すっごいウケるヤツでさ。ノリが超合ったんだよね、とにかく。だからそれ以来連絡を取り合うようになって、俺がレーベル契約解消になってからも俺の才能を信じてくれてて、一緒にいろいろやるようになったんだ。一番楽しかったのはマイク・ポズナーの「Bow Chicka Wow Wow」って曲。彼も面白くていい人なんだよ。あ、あとシー・ローの新曲（「Fuck You」）もやったんだ。彼はずっと憧れの人だったから、願い叶ったりだったね。

役割とかはないよ。ジャムセッション風にアイデア出し合いながらやってるよ、いつも。あ、そのチャドとシーローの話はどっから聞いてきたの？ すごいね（笑）。でもそれは単に会話の中でそういうことできたら楽しいだろうね、みたいなこと言ってただけだから、もちろん実現できるならぜひやりたいけど、現実的にどうこう、ってことじゃないんだよ。少なくとも今の時点では。

ソングライターとして意識していること、ってのは考えたことないなあ。でもギターとピアノは半々ぐらい。これも特に考えてない。 考えて楽器に触ってもなかなか音楽って出来てこないと思う。少なくとも俺の場合はそうだよ。他にプレイできる楽器は—なんでもできるぜ！・・・なんてね。ギター、ピアノとベースだけっす（笑）。

俺は太い響く声で歌うんじゃなくて、ささやき系（笑）。メロウな感じのボーカルが得意っていうか、好きなんだ。・・・トラヴィス、そんなこと言ってたの？ 本気で？ うわ、それはすごい褒め言葉だよね。マジ？ ありえない（笑）。もしそんなこと面と向かって言ってきたら「ファック・ユー！」って答えるだろうな（笑）。マイケル・ジャクソンの曲で一番好きなのは「Dirty Diana」。あの曲は最高。