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対談【HARISS × THE BAWDIES】(2)

Monday, September 6th 2010

interview

HARISS × THE BAWDIES

--- HARISSの新作はどうですか?

TAXMAN:いいですよね!やっぱり!!

全員:(大爆笑)

AKIRA:とってつけたかの様に(笑)

JIM:僕たちすごく車の中でHARISSのアルバム流すんですよ。今でも流すもんね。

TAXMAN:ツアー中とかにね。

JIM:夜中の高速とか、めちゃくちゃみんなテンション上がるんですよ。で、やっぱりメロディがとにかく良いからすごく好きなんですよね。今回の新作はアコースティックじゃないですか。馴染みの曲もあったし。それこそ、さっき言ってたルーツじゃないですけど…ロックンロールだったり、カントリーだったり。最初何の曲かわかんないんですけど、歌メロ来て「この曲か!」ってなった時に、これはアコースティックですごくシンプルになったからからこそ、メロディが入りやすくなっているっていうか…曲がピュアになっているなって思っていて。

TAXMAN :僕らもアコースティックツアーを今年初めてやったんですよ。今までアコースティックアレンジって全然やったことなくて、今回やったもののまだやれることはあったなってスゲー感じてて…そういう意味でもああいう元のある曲をアコースティックアレンジしてて、あのアンサンブルってすごい勉強になったっていうか…。見せ方、聞かせ方っていうか。

JIM:そうだよね。バンド盤と全く違うものになってるから、すごく面白かったですね。

SEIJI:なるほど、なるほど。それ、すごい嬉しいな。

JIM:アコースティック盤の方が、すごいルーツ感高いですよね。

SEIJI:そうだね。曲の中の素みたいなものがポコンと出たような感じはあって、でもそういうふうになるとは思わなくて結構意外だったっていう…。再発見、再確認っていうか「ああ、なるほどな…いいことやってきたな」っていうの思ったのは良かった。あと、俺すごいBEACH BOYSが好きなんですよ。あとオールディーズ。80年代でティーンエイジャーだったんで、ルーツの中に「American Graffiti」があって。あのサントラが中学1、2年くらいのときに出て、あと80年代の初頭にロックンロール・リバイバル…50年代や60年代の音楽が流行った時期があって。だから本当にルーツがオールディーズですごい根っこにあって。今回そういった根本的なところがうまいこと出てきたっていうのは自分でも意外で、再発見だったっていうところは良かったですね。

JIM:言われてみれば「American Graffiti」っぽいですよね。アコースティックっていってもバラエティ豊かじゃないですか。それこそ「American Graffiti」のサントラ盤じゃないですけど、言われてみれば確かに…って思いました。

SEIJI:アハハ…!だから、BAWDIESもすごい好きなんですよ。自分の中のカルチャーでやってるバンドっていうか、おこがましいけど自分もBAWDIESの一員みたいな感じで(笑)ライブも一緒にやってきてたし、仲間みたいなイメージがすごいあって。これからもがんばってほしいですね。

BAWDIES 二人:ありがとうございます!

--- 今日来ていただいた4人はギターを弾く人たちじゃないですか。SEIJIさん、今回のアコースティックアルバムでアレンジとかがんばったんだよね!みたいなこところないですか?

SEIJI:…。そうですね…。

--- ないですか?(笑)

全員:(大爆笑)。

SEIJI:いや、そんなことないですよ!(笑)でも、バンドでギターのサウンドで曲を作る時は自分らしさを持ったまま、その時代を嗅ぎながらやっていくというか…、そういうところでHARISSはずっとやってきているんだけど。今回のアコースティックの場合は本当にルーツを辿るというか、そんな難しくは考えなかったですよね。

AKIRA:うんうん。意外とラクに…無駄に歳とっちゃったみたいな感じの(笑)

SEIJI:無駄ではないですよ!(笑)引き出しの物が増えちゃったから出してみたみたいな(笑)で、もう一回出してカラにして、立て直そうかなって。だから、BAWDIESとはちょっと走り方が逆なのかもしれないですね。さっきAKIRAくんが言ってたことじゃないけど、うちらは80年代まで階段を上っていく感じだけど、BAWDIESは一回下まで飛んで、そこからまた上まで行くっていうか。そこがBAWDIESすごいって感じだよね。ここ聴いて、ここに興味があって、どんどん上がって開花させていくって、なかなかないですもんね。

TAXMAN:俺らバスケ部だし…体育会系なんです(笑)

SEIJI:えっ、そういう話題?(笑)

TAXMAN:基礎練をちゃんとやんないと試合に出してもらえないっていう(笑)試合も100%楽しめないじゃないですか、基礎知識がないと。

SEIJI:それって、4人とも同じ感覚なの?みんな体育会系?

BAWDIES 二人:そうですね…みんな同じバスケ部…。

AKIRA:そうなんだ!でも、みんな同じ学校じゃないよね?

JIM:いや、同じ学校です。

AKIRA:えっ、同じ学校で同じバスケ部だったんだ!

JIM:TAXMANは高校からだけど、俺とROYとMARCYは小学校から同じバスケ部で。だから価値観が一緒なんですよね。だから、すごい楽というか。

AKIRA:じゃあ、高校のバスケ部4人っていうのは共通なんだ…

TAXMAN:そうですね。

JIM:だから、中学・高校と多感な時期を一緒に過ごしてきたので、音楽に開花したのも一緒なんです。方向が揃っているっていうか。

AKIRA:あー、なるほどね。それはでかいよね。それでそこまでバビっと決まってるのはすごいよね。

TAXMAN:だから、本当に気はラクですね。誰かが一人違う方向に行っちゃったりしないから、同時にバッと行ける感じで。

JIM:ツアーとかもラクですからね。全く気を使わなくていいし。

TAXMAN:ケンカはないし、重い空気っていうのがほとんどないですからね。ずっと終始ヘラヘラしてる…

全員:(大爆笑)

AKIRA:終始!いいね、それ!(笑)





TAXMAN:ちゃんとライブは入れ替えるときは入れ替えるんですけど、それまでは(笑)…ライブ前まではみんなでワイワイやって、楽しいままステージに持っていこうって感じで。

AKIRA:それ、大事だよねー!

SEIJI:わかるわかる!

TAXMAN:その方が良いグルーヴが生まれるんですよ。だから、ライブ前もみんなで遊んでて、「じゃあ行こう!」ってワーっと。

JIM:一人ナーバスな奴がいると、みんなでプロレス技をかけるみたいな。それからステージに上がるみたいな。

AKIRA:大事だね、そういうの!だんだんオッサンみたくなってきたな(笑)「わかるな、わかるな」みたいな(笑)

SEIJI:でもね、それ本当にすごい大事なことだと思う。そうしようってみんなで言っちゃうとわざとらしいじゃん。なんとなくそれができるって特権だと思うね。だから、バンドが良くなっていくんだろうし、なかなかバンド内でそういう感覚って難しいですよね。

AKIRA:難しい!

TAXMAN:でも、HARISSもみんな仲が良いですよね…4人とも。

SEIJI:あれね…ウソです(笑)

全員:(大爆笑)

AKIRA:うわべだけ!全員A型だから!(笑)表向きいい人なんだよ(笑) HARISSはセカンドキャリアだから…今BAWDIESはファーストキャリアじゃない?そのファーストキャリアで行くことがベストだと思うんだよね。俺らはファーストキャリアを経てやってきているからね。その辺の意識というか、経験をしているから話さなくてもわかる部分っていうのはあるんだけど…セカンドキャリアだからこその難しさというか。

SEIJI:バスケ部の話じゃないけど…みんなバスケ部じゃん?俺らの場合はサッカー部と野球部とバスケ部と卓球部が一緒にやってるバンドだから(笑)

AKIRA:そうそう。

SEIJI:スポーツマンシップはわかるけど、球の大きさ違うみたいな。

BAWDIES 二人:ああー、なるほど。

SEIJI:けっこうジャンルもバラバラだからね。

AKIRA:俺とYUJIはもろロカビリーのバンドだし、SEIJI はまたちょっと違うロカビリーで。それぞれやってきたキャリア的には似てるんだけど、全く別の育ち方っていうか…全く違う部活だったから、その辺りでおもしろい違いはあるよね。

SEIJI:それだからこそ生む良さもあるし。逆にそれだからこそ合わないところもある。

AKIRA:意外性っていうのかなぁ…周りの人から見たらそれがおもしろいっていうか。「この人たちが一緒にやるの?」みたいな(笑)

SEIJI:結成当時はそういう意味で面白がられてましたよね。

AKIRA:HARISSも始めてから6年目なんだけど、またそこで違う面白さっていうかね…10年やったらどうなるんだろうっていう面白みみたいなものはあるよね。

SEIJI:BAWDIESはみんな同じテンションでやっていて、それで今音楽性の幅が広がってきているから…俺、CD聴いて思ったけど、たぶんまだ全然行くと思うね。全然もっと広がるというか…開き始めたというか。京都で見たときは、何かを変えていこうとしているなって感じもちょっとしてて。でも、今回聴いたときに「何か始まった」っていうか。もっともっと広がると思うね。俺らは広がったものを縮めるみたいな…

AKIRA:(大爆笑)





--- それでは皆さん、そろそろ締め的な感じで…何かと音楽シーンで気になっていることがあったら教えてください。

HARISS 二人:気になってること…

BAWDIES 二人:気になってること…

--- ないんですね!!(笑)

TAXMAN:最近ってダウンロードする子も増えてきてるけど、それはそういう時代だから正直それもしょうがないのかなとも思うんですけど…。でも、やっぱりモノの重みっつーか、レコードもそうですし、ライブは生で見るのが一番だと思ってやってるんで…もちろん見に来てほしいなとは思ってるんですけど、最近良い意味で気になっているのは、僕らのライブに来るお客さんが「楽しさを探しにやってくる」っていうか。そこからさらに僕らをきっかけにルーツを知ろうっていう中高生が増えたなっていう。

SEIJI:それ、すごくいいよね!

TAXMAN:それはやっててすごく意味のあることだと思うし。

HARISS 二人:それはすごく意味のあることなんだよ。

TAXMAN:実はそういう時代だけど、ちょっとみんな生を求めているのかな?っていうのが…この間も高校生だか中学生くらいの女の子が、僕ジミヘンも好きなんですけど…いろんなところでジミヘン好きって言ってたら、その女の子が「私もジミヘン好きで、VOODOO CHILDがうまくコピーできなくて…」みたいなことを言ってきて。女の子ですよ!「そこまで行けば十分なんじゃないの?」みたいな話をしたんですけど。

HARISS 二人:へぇー!

TAXMAN:そういうのってなんか言われるとなんか嬉しいし、自分たちが好きでやってることだし、みんな絶対わかってくれると信じてやってきたことが伝わり始めてきてるのかなっていうのが…良い意味で気になってます。

AKIRA:それ、渋い。

SEIJI:バンドやってる方からしたら、願ったり叶ったりだよね。

TAXMAN:自分たちと同じ世代のバンドで、ジャンルは全く違ったとしてもライブがすごい楽しいバンドとか、最近仲間が増えてきて。聴いてる音楽とかは違うんですけど、ライブは志してるモノっていうのが似てて。やっぱりライブで聞かせるのが一番っていうか…もちろん音源もありだけど、ライブはライブの良さがあるから思いっきり楽しんでやるっていうのがすごい増えてきて。もちろん、元々いたとは思うんですけど。そういう人たちと一緒にやる機会が増えてきて。それはすごい楽しいですね。

SEIJI:それ聞くとなんかオジサンたち嬉しくなっちゃうよね(笑)

全員:(大爆笑)

AKIRA:「そうか、なんかよかった」って思っちゃったね(笑)俺、そういう人って全然いないって思ってたからね。

JIM:知らないだけですかね…みんな。この間「ap bank」ってフェスに出させてもらったんですけど、来るお客さんも「コンサートは知ってるけどライブは知らない」っていう…ライブハウスには絶対来たことがないような子たちばっかりだったんですけど。もちろん僕ら呼んでもらえたので、それはもう全力でライブやるんですけど、正直反応がすごかったというか、知らないだけで知るとやっぱりみんなドキドキしたり、ビックリしたりするのがロックンロールだし。そうすることで、すごい興味を持ってくれてるなっていうのは思いましたね。だから、知らないってことは音楽を掘り下げるっていう行動すら知らないから、たぶん出てる人たちが自分のルーツに関して言うこともあまりないだろうし…だから、そういうことが日本で根付いてきたらいいなとは思いますよね。

SEIJI:そうなんだよね。たまたま俺らの周りの若い人たちがそうなのかもしれないけど、ビックリしたのはネットで調べたいことに関してはすぐに出てくるんだけど、それ以外のことは出てこないじゃない。例えば、「この人が買ったやつはこれも買ってます」みたいな。レコードを探す時ってジャンルとか本当に関係なくて、いろんなものが出てきて、いろんなものが見れるんだけど、ネットって自分が求めたものに関して狭い広がりのモノにしか出てこないというか…それで、そのことを知った風になっちゃうというか。ビックリしたのがバンドの関係図、相関図みたいなサイトがあって、「このバンドとこのバンドは仲が良い」みたいなのがあって。

BAWDIES 二人:へぇー!

SEIJI:それで、たまたま若い子に「このバンドが好きなんだよね」って言ったら、めちゃくちゃ調べてて(笑)「このバンドはあのバンドと仲が良いんですよね!」ってその子が言うんだよね。「なんで知ってるの?」って聞いたら「こういうサイトがあるんです!」って言ってたんだけど。なんか、そういうので知った気になるっていうか。でも、それしかないじゃん。その情報しかないっていうか。アナログだと余計な情報も全部ひっくるめて入ってくるから、すごい厚みが出るんだけど。その自分の求めたものだけしか出てこない危うさっていうのがあるから、なんとなく知らないだけなのかなっていう感じはするね。

--- じゃあ、「知ろう」ってことですよね!

SEIJI:そうですね…「知ろう」ですね(笑)そういうことをやれるBAWDIESみたいな若い人たちが重要っていう気はしますね。それで変わっていくんじゃないかなって。

AKIRA:BAWDIESがライブをすることによって、もうひとつ下の世代の人たちが「俺もBAWDIESになりたい!」っていうのがきっとBAWDIESの仕事なんじゃないかな。

--- なんか、HARISSが若いBAWDIESというバンドに「君ら、なんか良いよ…なんかすごいわ…」っていう座談会でしたね(笑)今日はありがとうございました!

全員:ありがとうございました!

 

 

 

 

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  •  Re: Birthday / HARISS
    2010年09月8日発売

    POPとPUNKとROCKABILLYを革命的に融合させたバンド、HARISS!2007年~2008年にかけてLOFT RECORDS/TIGER HOLEより3タイトルをリリースして疾走してきたHARISSがDIWPHALANXより新曲を含めたアコースティック・アルバムをリリース!元SIDE-ONE、元COLTS、元PEALOUTといずれも各方面でシーンを牽引してきたメンバーで構成されているが、結成~現在に至ってはHARISSとしてファンを獲得し続けている。またVocal:AKIRAは今年初の映画主演を果たし"監督は清水崇(<呪怨>の監督)の弟:TERRY LEE SMITH。BAWDIES他も出演"、6月には監督の地元前橋にて先行上映、東京では10月2日~シアターN渋谷で上映を予定している。
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