安藤裕子 特典ザクザク!

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2010年9月1日 (水)

写真展 | イラスト展 | 歌うということ | 牙の行方 |

HMVルミネ池袋店にてパネル展開催&サイン入りパネルプレゼント

HMVルミネ池袋店にて、安藤裕子のパネル展を開催いたします。

NEW ALBUM『JAPANESE POP』の、ジャケット&ブックレットは、世界的カメラマン、レスリー・キーによって撮り下ろされた、大人の安藤裕子。

そんな、素晴らしい写真パネルを見に、HMVルミネ池袋店に是非足を運んでみよう!

さらに、HMVメンバーズ・カード会員様で、全国のHMVにて2010年10月6日までに『JAPANESE POP』ご購入の方に、HMVオリジナル特典 「安藤裕子直筆サイン入り特製パネル」を5名様にプレゼント!!!

■パネル展開催日時:2010年9月7日(火)〜 2010年9月29日(水)
■場所:HMVルミネ池袋店

■特典:HMVメンバーズ・カード会員で『JAPANESE POP』CD購入者に、応募抽選でパネル展にて展示のパネルに本人の直筆サインを入れて5名様にプレゼント。

※展示パネルは10点ございます。
※プレゼントのパネルデザインは選べません。

■応募締切:10月13日(水)

■応募方法:
対象商品ご購入後に、メールで応募フォームのURLをお知らせ致します。
応募フォームより必要事項を記入し、ご応募ください。
※10月6日(水)までにご購入の方対象です。
※当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。

<オンライン/モバイルでご購入のお客様>
商品出荷時にメールにて詳細をご案内します。
HMV本サイト及びHMVモバイルサイトからのご購入のみ対象です。

<店頭でご購入のお客様>
ご購入日より2〜3日以内にメールにて詳細をご案内します。
但し、下記の点にご注意ください。
・ご購入時にメンバーズカードをご提示ください。
・ご購入当日中までにメルマガの登録がお済みの方に限ります。
・HMVメンバーズ・カード会員の方のみ対象です。
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『JAPANESE POP』 / 安藤裕子
本人出演で話題沸騰のサッポロ飲料GEROLSTEINER(ゲロルシュタイナー)CMソング「問うてる」を始め、 オランダの鬼才ベニー・シングスや、宮川弾など多彩なアレンジャーが参加した2年4か月ぶりのアルバム待望のアルバム、いよいよリリース。ジャケット&ブックレットは、世界的カメラマン、レスリー・キーによって撮り下ろされた、大人の安藤裕子が満載の豪華仕様!

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HMV ONLINE 限定 直筆イラスト色紙プレゼント

HMV ONLINE/MOBILEにて2010年10月6日までに『JAPANESE POP』ご購入の方に、HMV ONLINEオリジナル特典 「安藤裕子直筆イラスト色紙」を3名様にプレゼント!!!

■特典:HMV ONLINE/MOBILE にて『JAPANESE POP』CD購入者に、応募抽選で「安藤裕子直筆イラスト色紙」を3名様にプレゼント。

※プレゼントのイラストデザインは選べません。

■応募締切:10月13日(水)

■応募方法:
対象商品ご購入後に、メールで応募フォームのURLをお知らせ致します。
応募フォームより必要事項を記入し、ご応募ください。
※10月6日(水)までにご購入の方対象です。
※当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。

<オンライン/モバイルでご購入のお客様>
商品出荷時にメールにて詳細をご案内します。
HMV本サイト及びHMVモバイルサイトからのご購入のみ対象です。
※店舗でのご購入は対象になりませんので、ご注意下さい。
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『JAPANESE POP』 / 安藤裕子
本人出演で話題沸騰のサッポロ飲料GEROLSTEINER(ゲロルシュタイナー)CMソング「問うてる」を始め、 オランダの鬼才ベニー・シングスや、宮川弾など多彩なアレンジャーが参加した2年4か月ぶりのアルバム待望のアルバム、いよいよリリース。ジャケット&ブックレットは、世界的カメラマン、レスリー・キーによって撮り下ろされた、大人の安藤裕子が満載の豪華仕様!

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「歌うということ。」

これは、ライブ会場等で配布されたフライヤーに記載された安藤裕子の言葉である。

「歌うということ。」というタイトルで、安藤裕子が一偏の詩を描いている。

安藤裕子の「歌うということ。」に対する想い、覚悟が記されている。

じっくりとお読み頂きたい。

これは私の考えに過ぎないけれど、よく思うことがある。
都会に生きるということのぬるさに耐えかねて歌ってる所もあるのかな?と。

みんながみんな、まあまあそこそこの暮らしをしていて。

みんながみんな、まあまあそこそこの飯を喰らい。

みんながみんな、まあまあそこそこうまくやってるように見せる世の中だ。

とても整然としている。どこにも輪郭がない。自分を象る輪郭がない。
だから私は大きな声を出す。
そうすることでこのモヤモヤした自分の輪郭を探してるんだと思う。


私の元には手紙が届く。
彼らはよく不安を訴える。彼らはよく絶望している。

端から見れば彼らはとても甘い。

世界中で親をなくし、一杯のスープすらありつけず
死んでゆく子供がいる中で。
日々望まぬと殺される人間がいる中で。

彼らはとても甘い人間と呼ばれるんだろう。

それでも私は彼らに大丈夫だと言ってやりたい。
それは嘘かもしれないよ。実際私には何もできやしないんだから。

それえも生きるということは、案外いいものなのだと口にしていたいと思うのだ。


敢えて言うなら。

私達には主張すべき国家がない。
想い出す故郷がない。
景色がない。

あるのは常に自分は世の中より劣っているかもしれないというボーダーラインだ。

そのイメージに囚われて毎日毎日自ら人が死んでゆく。
そんなものもう見たくもない、そんなイメージぶち壊したい。


だから私は日常を歌う。
そこには強い意見もメッセージもない。ただ日常の些細な気持ちの揺れを歌う。

そうやって日々生きて、ただ死んでゆくことの素晴らしさを。
私自身探しているんじゃないだろうか?
あるかもわからん理想郷だ。

まあ、たぶん。
そうやって私は歌を歌っている。


日向みたいにただ揺れて、ただただ其処で生きていく。
緩やかな日向があったっていいんだろう?
皆が走れるわけじゃない。


安藤裕子 フライヤーより転載
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『JAPANESE POP』 / 安藤裕子
本人出演で話題沸騰のサッポロ飲料GEROLSTEINER(ゲロルシュタイナー)CMソング「問うてる」を始め、 オランダの鬼才ベニー・シングスや、宮川弾など多彩なアレンジャーが参加した2年4か月ぶりのアルバム待望のアルバム、いよいよリリース。ジャケット&ブックレットは、世界的カメラマン、レスリー・キーによって撮り下ろされた、大人の安藤裕子が満載の豪華仕様!

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「牙の行方」

こちらは、2010.7.17から7.24にかけて、安藤裕子のブログに3回に渡って綴られたものである。

「牙の行方」と題されたこの文章の中で、安藤裕子は音楽業界の危機、今後の音楽というものの在り方について語っている。

これは、音楽を愛する全ての者が、真剣に考えなければならない、重大な事実だろう。

彼女の文章は、この問題提起に対して、いろんな立場の人が色々な思いで話しあって行く事を望んで書かれたものである。

 安藤裕子ブログ

昨晩仕事も終わり、スタッフみんなとご飯を食べていた。

我々は今の音楽業界の滅びゆく様を、どう変えてゆけるかを話し合っていたの。


一部のミュージシャンは勇気を出して

「CD買ってくれよ」

と声を大きく唱えているという。

当たり前だよね。
今世紀の音楽家達はパトロンなんかにゃ雇われてなくて、
レコードやCDというフォーマットの商品を
心の通じる相手に売り渡して生きてきたんだ。

この業界に携わる人間も、その音楽という畑を耕し、
出荷、販売を手伝うことを生業に生きてきたんだ。


今は私たちが野菜を販売する店先で、野菜を配ってる奴がいる。
そりゃお金払って野菜買う人間もいないだろ。

ユーザーを責められないよ。

野菜を買え!CDを買え!とも言えないよ。

私だって野菜大好きだもん。
目の前で美味しそうな野菜配られたら嬉しくて持って帰るもん。


ただ問題なのは、
今、道で配られてる野菜が我々の畑から搾取され、
しかも培養されて増えたものに過ぎないと言うことだ。

大本の音楽が消えれば世界から音楽は消える。

そりゃ音楽だもの、ミュージシャンが消えたって、業界が消えたって、
草木が芽生えるみたいに暮らしの中に再び誕生するだろう。

音楽は人間の生活の営みだ。文化だ。


でも今世紀の音楽は瀕死だ。

そこにはあるんだよ。
死ぬほど生まれてるんだ。美しいものは沢山あるんだ。

でも金の匂いに、一部の人間が我々の村に押し入って

「我々が新しい流通制度をご紹介しましょう。」

なんてうまいこと言って収入の全てを奪っていった。


今変えなきゃいけないのは法整備だろう。

CDというフォーマットがユーザーに必要とされなくなったという事は
もはや仕方の無いことだ。

電気メーカーのハード作りの歴史の中で、
徐々に音楽制作者への著作権を軽視する動きがあった事が全ての悪なのかい?
いや、もっと根本的な要因が沢山あったかもしれないよ。

ねえ、誰かが村人の仮面を被ってこの世界から搾取を始めたんだ。


もうすぐ私たちの畑は与える水もなくなって死に途絶えるだろう。

音楽を愛してくれた人々にサヨウナラを告げる前に。

私はあんたに牙を剥く。
さあ、あんたは誰なんだ?


2010.7.17 の 安藤裕子ブログより転載
皆さん。

たくさんお便りありがとう。

もっと話が聞きたいな。
色んな言葉を聞きたいの。

だからここでは何かを閉じるような事は書かないよ。

17日の日記。
読む機会があったら何か言葉をくれないか?


私独りで歌う道もあるだろう。
でもみんなと歌いたい。
みんなと作りたい。

夢の世界だ。

ちっちゃくは終われないんだよ。
みんなのでっかい夢なんだ。

音だって映像だって。
でっかいでっかい夢の国でしょ?

声を聴かせて。


2010.7.20 の 安藤裕子ブログより転載
30年余りも生きてきて、
今更ながら音楽が好きだと思う。


彼のドラムが好き。
あの人の愛情深いギターが好きです。
背中を撫でるようなベースが好き。
この人のピアノが鳴らす、ヒリつくようなメロディ好き。


あのスタジオにある古い機材が私に教えてくれたことがありました。

どうか無くならないでと願ってみる。


あの録音技師にしか作れない音が好きだと思う。

彼の技術を誰かお願い受け継いでほしい。


幼い私に音楽の熱を教えてくれたミュージックビデオがありました。

沢山の人が手をかけて、数分あまりの世界を夢中で作ってる。


大好きなあの人たちを
どうかずっと
眺めていられたらいいなと思う。

守りたいものがあるんです。


だからみんなで話したい。
あーでもない、こーでもないと話したい。


こないだの日記がちっさな波を生んで、いずれ大きな会話を象りました。
私も沢山のお便りを頂きました。

こうやって少なからずの問答が起きることを願って書いた日記です。


ディレクターが音楽協会の偉い人に皆さんの手紙を渡してくれました。


ここに生まれた大きな会話が、問答が、
いつか大きな波になって、牙の行方に辿り着くことを願っている。


牙の行方はどこにある?

私は1つではないと思っています。

私が見い出した1つの罪に、傍観し続けた自分自身というものがある。

自分の平和を守るため、声もあげずに他人事と眺めていた。


私はおっきなスタジオで、バンドみんなで録音する空気の音が好き。

空気の振動を伝えたい。


つぶれたスタジオも沢山です。
失われた機材も沢山です。
博物館行きみたいな楽器が沢山です。


何1つ守ってこられなかった。


こっからだ。

我々音楽で飯を喰らう人間が、声をあげなきゃいけない事がある。
他人任せにしてきた何かの問いに、答えを見い出す時が来たんだよね?

机上の空論を抜け出して、新しいシステムを作る時が来たんだと思うのです。


きっとすぐには無理だろう。

でも皆が

「さあ、動こうか。」

そう頷いてくれました。


独りじゃ絶対無理だけど、みんなで答えを掴みに行きたい。


傍観者はやめよう。
ましてやノルマをこなすような作品作りは絶対やっちゃいけない。


大切なのは我々が、バカみたいに丁寧に音楽を作っていくことなんだろう。

嗜好の世界だ。

自分達の好きをひたすら楽しめたら良いことだろう。


音楽を愛し聴く人たちは、ただただ自由であってほしい。

人生に花を添えるみたいに、ただただ好む音楽を聴いてほしい。

あなたが望む形で、望む方法で。

楽しんで欲しい。


2010.7.24 の 安藤裕子ブログより転載
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『JAPANESE POP』 / 安藤裕子
本人出演で話題沸騰のサッポロ飲料GEROLSTEINER(ゲロルシュタイナー)CMソング「問うてる」を始め、 オランダの鬼才ベニー・シングスや、宮川弾など多彩なアレンジャーが参加した2年4か月ぶりのアルバム待望のアルバム、いよいよリリース。ジャケット&ブックレットは、世界的カメラマン、レスリー・キーによって撮り下ろされた、大人の安藤裕子が満載の豪華仕様!

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