満面の笑みで手を振りながら登場した、オマール・ソーサ。
個性的な外見とあたたかい人柄に雰囲気は一気に和み、拍手の中、ライブは幕を開けました。
音が鳴った瞬間、会場はなんとも言えない緊張感に似た雰囲気に包まれ、空気が引き締まったようでした。
ライブという名の神聖な儀式が始まるかのような。
歓声をあげることも、もしかしたら息することも忘れてたかも!?と思うぐらい瞬時に独自の世界に引き寄せられてしまいました。
鍵盤のうえを奔放に駆け回るような演奏は、自由で伸びやかで、美しくて・・・。
そこにいる誰もが、自然と演奏に体を預けるかのようにスイングしだし、目を反らすことなく優しい表情で聴き入っていました。
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