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[LOVE JAZZ]OMAR SOSA MINI LIVE@HMVルミネ池袋

2009年5月28日 (木)


キューバが世界に誇る”鍵盤の魔術師”オマール・ソーサは、ピアノひとつでHMVを異空間に仕立て上げた。

7月最後のとびきり暑かったこの夜。HMVルミネ池袋に一人の”魔術師”がやってきました。
彼の名はオマール・ソーサ。キューバが生んだ”鍵盤の魔術師”。
グランドピアノが設置された店内は、いつもよりもすこしだけ厳かな雰囲気に感じられました。 ステージと客席はすぐ真横なので、最前列のお客さんは1mもないほどの距離で妙技を堪能できるんです。なんて贅沢なライブ!

満面の笑みで手を振りながら登場した、オマール・ソーサ。 個性的な外見とあたたかい人柄に雰囲気は一気に和み、拍手の中、ライブは幕を開けました。

音が鳴った瞬間、会場はなんとも言えない緊張感に似た雰囲気に包まれ、空気が引き締まったようでした。 ライブという名の神聖な儀式が始まるかのような。
歓声をあげることも、もしかしたら息することも忘れてたかも!?と思うぐらい瞬時に独自の世界に引き寄せられてしまいました。 鍵盤のうえを奔放に駆け回るような演奏は、自由で伸びやかで、美しくて・・・。

そこにいる誰もが、自然と演奏に体を預けるかのようにスイングしだし、目を反らすことなく優しい表情で聴き入っていました。

MCでは日本語で「ありがとう」と告げ、「もっと前においで!」
「Don`t be shy!」と和ませてくれました。

演奏中も観客に目線を飛ばしては、表情を変え、強弱を変え、リズムを変え・・・。まるでピアノで「Don`t be shy!」と言ってくれているみたい。 演奏にスイングで応える・・・さながら会話を交わすかのような不思議な感覚が今も残っています。

そして一番の盛り上がりを見せたのは、独特のあの妙技!
使うんです、あそこを。あんなところを・・・!
あんな奥の方に手を伸ばして・・・!!

そうです、ピアノの弦です、弦!ドラムのように叩いたり、ギターのようにはじいたり。

みんながよく知っているはずのピアノから、全然知らない音が飛び出すんです。
1台のピアノは本来の鍵盤楽器の役目を担いつつ、打楽器にも弦楽器にも変身し、ただただ興奮するのみ!

40分足らずの間にオーディエンスの雰囲気がこれほど変わっていくなんて、本当に貴重な経験でした!
「とにかく凄い!とにかく楽しい!」こんな単純な感想がもしかしたら一番しっくりくるのかも知れません。

USTREAMを使って生中継されたこのライブ。
生中継を見逃した方も、こちらからご覧いただけます。

→USTREAM生中継模様はコチラ!

 


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OMAR SOSA