Wednesday, June 16th 2010

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寺久保エレナ / North Bird |
| キングレコード KICJ585 2010年6月23日発売 |
現役の女子高生ながら、山下洋輔、渡辺貞夫、日野皓正など、数々の巨匠との共演を誇る話題の天才少女、寺久保エレナのデビュー盤。野太い音色とまばゆいばかりのスピード感を伴ったサックスはまさに「本格派」の貫禄。地元北海道はもとより、今ではすでに全国のジャズのライブ・ハウス、ジャズ・ファン、評論家の間で「エレナを聴いたか?」との問いかけが交わされているほどの大型新人。録音は2010年3月ニューヨーク。
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「North Bird」 収録曲
01. Yes or No イエス・オア・ノー (5:26) -Wayne Shorter-
02. Black Narcissus ブラック・ナルシサス (7:05) Joe Henderson-
03. Stablemates ステイブルメイツ (4:47) -Benny Golson-
04. My Foolish Heart マイ・フーリッシュ・ハート (7:39) -Victor Young-
05. North Bird ノース・バード (6:36) -Yosuke Yamashita-
06. It's You or No One イッツ・ユー・オア・ノー・ワン (3:32) -Jule Styne-
07. Someday My Prince Will Come いつか王子様が (6:18) -Frank Churchill-
08. Tim Tam Time ティム・タム・タイム (6:13) -Erena Terakubo-
09. Like the Sunlight ライク・ザ・サンライト (7:27) -Erena Terakubo-
10. Take the "A" Train A列車で行こう (4:11) -Billy Strayhorn-
Erena Terakubo 寺久保エレナ: alto saxophone
Kenny Barron ケニー・バロン: piano
Christian McBride クリスチャン・マクブライド: bass
except Take the “A”train
Lee Pearson リー・ピアソン: drums
except Take the “A”train
Peter Bernstein ピーター・バーンスタイン: guitar
on Stablemates and Like the Sunlight
“Christian McBride appears courtesy of Mack Avenue Records, Inc.”
2010年3月ニューヨーク録音
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制服を脱げば、ひとたび ”北海のバード”
オフィシャル・ブログには、「授業だ」、「テストだ」、「放課後だ」、「ラーメンだ」、「友達とバイバイだ」と、いわゆるイマドキの、ごくフツーの女子高校生としての等身大の姿が目も眩むデコ文字と共に躍っている。数多の巨匠を骨抜きにした”凄み”は影を潜め、まさに ”リアル坂道のアポロン”、あるいは、”リアルけいおん”、”リアルのだめ”(大学生だけど)のような日常を愉しんでいる、そんな寺久保エレナのアクションが何ともほほえましいかぎり。
しかし、そのコントラストか、例えばMyspaceなどを覗いてみると、とても18歳の女のコとは思えないストイックでタフな音楽の世界に半ば圧倒されてしまう。学業との”二足のわらじ”の片方。つまり、ひとたびアルト・サックスを手にした放課後の顔は、志高きジャズメン(ジャズウィメン)のそれなのである。コスプレ指向の強い世の中でもあり、現役女子高生がショービズ界に犇くご時勢でもある現況、女流ジャズ・インストゥルメンタル奏者の低年齢化はさしてめずらしいことではないかもしれないが、すでにデビュー前に巨匠を震え上がらせる超高校級の”即一軍スタメン的逸材”と話を限定してしまえば、各界を見回してもそうそう簡単に見当たるはずもないだろう。
彼女の音に惚れ込み、今回のデビュー・アルバムに楽曲提供をしている山下洋輔が語る。「正統派でありながらも、そこに新しいバップ的なフレーズを感じさせる。あまりにも見事」。札幌のライヴ・イベントに山下が出演したときの出来事。隣の楽屋からふと聞こえてきた彼女のテナー・サックスを耳にした瞬間、アッという間にその音に魅せられ思わず会いに行ったというエピソードだ。その山下が提供したのが「North Bird」。つまり「北海のバード(バードとは、チャーリー・パーカーの愛称)」。それがそのままアルバムのタイトルにもなっている。比較されることもしばしばだろうが、同じく10代の頃から輝かしいキャリアを持つ若手女流アルト・サックス・プレイヤー、矢野沙織がそうだったように、チャーリー・パーカーのビバップ・スタイルに強い影響を受けた寺久保エレナにとっては、これ以上なく相応しいタイトルと言えるだろう。
スタンダードのアレンジは彼女自らが手掛け、「ティム・タム・タイム」、「ライク・ザ・サンライト」という2曲のオリジナル曲も書き上げている。スピード感があって野太く硬派。それでいて、アルト・サックスならではの煌びやかな艶もある。三拍子揃った見事なアドリブを聴けば、山下をはじめ本作に参加している名士たちが彼女を支持しているのも頷ける。バラードにて情感たっぷりに啼いてみせる千両役者ぶりにも恐れ入る。
リアル女子高校生の等身大の姿など知る由もない、リアル・ジャズ喫茶世代の紳士・淑女もこぞって称賛する、寺久保エレナ。学校はもちろん、プロフ、mixi、Twitterなど各種ソーシャル・ネットワーク・コミュニティで鍛え上げられた(?)イマドキ女子高生の大胆奔放かつ冷静で繊細な感覚は、確実に作品に反映されながらジャズ界に新しい風を運び、また、ジャズを聴くのに「深い造詣」や「IQ」などはあまり必要としないことをも思い知らせてくれる。 「同世代の人にもっとジャズを聴いてもらいたい!」という本音からして、そこに明るいジャズの未来がありそうだ。そして、デビュー後多忙を極めてもくったくのないポップなブログの更新は、是非続けてほしいもの。ジャズがスノッブなものであり続けないためにも。
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寺久保エレナ デビューアルバム「ノース・バード」発売記念ツアー
7月30日(金) 六本木 Alfie (TEL:03-3479-2037)
8月5日(木) 京都 Live Spot RAG (TEL:075-255-7273)
8月6日(金) 名古屋 STAR EYES (TEL:052-763-2636)
8月7日(土) 東広島 Black&Tan (TEL:0823-82-9168)
8月8日(日) 大阪 Mister Kelly's (TEL:06-6342-5821)
「サッポロシティジャズ」、「東京ジャズ 2010」にも出演決定!
今年で3回目を迎える北海道のジャズ・フェスティバル「サッポロシティジャズ」への出演、国内最大のジャズ・フェスティバル「東京ジャズ 2010」への出演が決定しました。
「サッポロシティジャズ」詳細はこちらから。
「東京ジャズ 2010」詳細はこちらから。
「東京ジャズ 2010」のチケットはHMV ONLINEでも販売中! 詳細はこちらから。
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7月11日(日) HMVステラプレイス店にてインストアライヴ決定!
出演:寺久保エレナ(as)/工藤拓人(p)
開演:15:00〜 *無料でご観覧になれます
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1992年札幌市生まれ。6才からピアノを習う。9才の時、SAXを習い始め
る。
2002〜2007年(10〜15才)、札幌ジュニアジャズオーケストラに参加
し、ハービー・ハンコック、タイガー大越、日野皓正、本田雅人など国内外の
著名な人たちのクリニックを受ける。13才の時、最年少でボストン・バーク
リーアワードを受賞。
2007・2008年、ボストン・バークリー音楽院に奨学生としてサマープロ
グラムへ短期留学。
2009年Berklee Summer Jazz Workshopに日本人で初めて選抜され、
ボストンにてTerri Lyne Carringtonのクラスで学ぶ。2009年5月<山下洋
輔イントロデューシング寺久保エレナ>に出演。
8月“佐山雅弘クインテッ
ド”RED ZONE TOURに参加。同メンバーにてCD『RED ZONE』をリリース。
2009年9月、Swing Journal誌9月号に自身の記事が掲載。国内外有名
ミュージシャン(渡辺貞夫、山下洋輔、日野皓正、佐山雅弘、本田雅人、タイ
ガー大越、TOKU、エディー・ゴメス、向井滋春、他)との共演やセッションに多数参加。
2010年6月デビュー・アルバム『North Bird』をリリース。
現在、高校3年生。さらなるJAZZを模索、研究しながらライブ活動を展開中。
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| 2001年 |
9歳の時、知り合いから貰ったSAXの人形に興味を持ちSAXを始める。 |
| 2002〜2007年 |
10歳〜15歳、札幌のジュニアジャズオーケストラに参加 ハービーハンコック、タイガー大越、日野皓正、本田雅人など国内外の著名な人たちのクリニックを受ける。 |
| 2006年3月 |
13歳 最年少でボストンバークリー音楽院アワードを受賞。 |
| 2002〜2007年 |
10歳〜15歳、札幌のジュニアジャズオーケストラに参加 ハービーハンコック、タイガー大越、日野皓正、本田雅人など国内外の著名な人たちのクリニックを受ける。 |
| 2006年8月 |
14歳 "Sapporo Jazz Forest"にカルテットで出演。 |
| 2006年8月 |
室蘭ジャズクルーズのセッションで渡辺貞夫と共演。 |
| 2006年9月 |
オーストラリア シドニー オペラ・ハウスにて演奏。 |
| 2007年7月 |
15歳 ボストンバークリー音楽院に奨学生としサマープログラムへ参加。 |
| 2007年9月 |
渡辺貞夫のコンサートにて、アンコールにて出演。 |
| 2008年3月 |
本田雅人のライブにて東京で初の演奏。 |
| 2008年7月 |
16歳 ボストンバークリー音楽院に奨学生としサマープログラムへ参加。 |
| 2008年8月 |
"室蘭ジャズクルーズ”に自己のカルテットで出演。 |
| 2008年9月 |
”Sapporo Music Session”にて山下洋輔、梅津和時、金子竜太郎のライブに出演 。
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| 2008年12月 |
新宿PIT INNにて山下洋輔ニューカルテットのライブに飛び入り参加。 |
| 2009年1月 |
六本木アルフィーにてTOKUのライブに出演。 |
| 2009年4月 |
日野皓正クインテットの寂光ツアー札幌公演のオープニングアクトで出演。 |
| 2009年5月 |
17歳 新宿PIT INNにて ”山下洋輔ゴールデンウィーク 3DAYS イントロデューシング・寺久保エレナ”に出演。 |
| 2009年7月 |
ボストン バークリー音楽院サマープログラムの”Jazz work shop”に日本人で初めて選抜され参加。 |
| 2009年8月 |
佐山雅弘クインテットの”Red Zone Tour"に参加。同メンバーにてCD『Red Zone』をリリース。 |
| 2009年9月 |
「Swing Journal」誌9月号の記事に掲載。 |
| 2010年6月 |
デビュー・アルバム『North Bird』をリリースする。 |
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