DOMMUNEでも話題　DJ Crystal

Thursday, June 10th 2010

日本人音源のみ！テクノ・クラシックから未来のクラシックへ

DOMMUNEでのプレイも話題を呼んだ、Traks BoysのCrystalによる初のオフィシャルMix CDが登場！
本作は“90年代から現在までの日本人・日本のレーベル音源のみを使用”という括りでMixされた、普段のプレイとは一線を画したコンセプチュアルな1枚となっています。

意外にもoono yuuki「Leonids」というフォーキーな1曲で幕開け。
以降、Akio/OkihideやOrganizationなど懐かしの90年代テクノTrack、そして自身が参加するTracks BoysやAmetsubの音源など現在のモノをほぼ半々に収録。
Crystal自身のエレクトロニック・ミュージック原体験と、現在進行形の良質音源をシームレスに繋ぎ合わせた、非常に興味深い作品です。







6/28に配信されたDOMMUNEにて、トーク＆DJでCrystalが再登板。
rei harakami / SUZUKISKIらを迎えての第一部トークセッションでは、ウオッカで完全に酩酊状態となったSUZUKISKI氏に絡まれつつも、クールさを貫くCrystal。
今となってはレア音源となってしまった「ヤバいかヤバくないかで言ったら“ヤバい”」90年代テクノの名曲を かけたおし、果ては謎のコリアン90'sテクノ（ジャケが秀逸）まで飛び出す始末で、SUZUKISKI氏がブースに酒をぶちまけるなどある意味非常にスリリングな第一部でした。

その後21時台にSUZUKISKI氏のニンテンドーDSとKORG DS-10のみを用いたLive。
ほんの十数分前にあれだけ酩酊してたとは思えない冷静さでDSを操り、途中音が途切れるなどのトラブルがありながらも素晴らしいLiveを披露。

そしていよいよCrystalによる日本産トラックのみを使用したDJタイムに突入。
本作からの選曲も交えつつ、非常に硬派で玄人好みな、渋く、そしてアガるプレイ。
テック、クリック、デトロイト界隈の音から、ラスト付近では佐藤博の「Blue & Moody music」などアーバン80'sな選曲も見せ、砂原良徳「Sony Romantic Electro Wave」で締めるという、まさにあっという間の2時間半でした。

今回惜しくも見逃してしまった方は、是非ともこのMix CD『Made In Japan Future Classics』を聴いていただき、そして7/3（土）からスタートするTRAKS BOYS主宰の新パーティー『SAUND』にも足を運んでみてはいかがでしょうか？

プロフィール

【Crystal】

95年からDJを開始。2004年からスタートした日本産ソウル/ファンク/ディスコ/テクノだけで構成されたDJ Mixシリーズ『Made In Japan Classics』Vol.1〜3が、非売品/ネット配布のみながら、大きな話題を集める。トラック・メイカーとしてはk404とのTraks Boys(トラックス・ボーイズ)名義で、2007年7月に12inchシングル「Badwiser」、そしてファースト・アルバム「Technicolor」を発表。また川崎工場地帯の某工場屋上にて行われているインダストリアル・レイブ・パーティー「DK SOUND」では、Traks BoysとしてレジデントDJを勤める。2008年10月にトラックス・ボーイズの2ndアルバム「Bring The Noise」を発表。2010年4月に自身初となるオフィシャルMixを配信でリリース。

【Traks Boys】

メンバーはK404（World Invaders）とCrystalの二人。2002年よりトラック制作開始。コンピレーション「TURBOSONIC VOL.1」、「Electro DynamycVol.2」などへの楽曲提供、曽我部恵一BAND、DE DE MOUSE、Aira Mitsuki、Back Drop Bomb、The Arrowsなどのリミックスを手掛ける。また川崎工場地帯の某工場屋上にて行われているパーティー｢DKSOUND｣ではレジデントDJを務める。

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