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【インタビュー】サカナクション(山口一郎)

ROCK NEXT STANDARD

2010年2月25日 (木)

interview

サカナクション

3月17日にニューアルバム『kikUUiki』を発売するサカナクション。現在の日本のロックシーンの中において最も注目されているバンドのひとつである彼ら。クラブミュージックとロックの新たな融合をテーマに掲げ先鋭的なサウンドを作り出してきたサカナクションが新たなる一歩、ネクストレベルへと突入!サカナクションの中枢・ブレインである山口一郎氏にニューアルバムについてメールインタビューを行ってきましたので、ぜひご覧ください!
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--- ブログ等で、今回のアルバムは大変難産なアルバムだった語られていますが、具体的にどのような所がヘヴィーな作業でしたか?

山口一郎(以下、山口):『目が明く藍色』の制作に多くの時間を費やしたので、結果として完成までに時間がかかりました。

--- アルバムタイトル「kikUUiki」や収録曲「アルクアラウンド」「シーラカンスと僕」「目が明く藍色」など、独特な言語感覚をお持ちだと思いますが、その言語感覚はどこから来ているのでしょうか?

山口:僕自身としては独特な感覚とは思っていないのですが、言語感覚は幼少期に両親から与えられた読書習慣によって形成されたものだと 思います。

--- また、お気に入りの本などあれば教えてください。

山口:寺山修司『われに五月を』

--- 歌詞についてもお聞きしたいのですが、多くの楽曲が「僕」の一人称で語られています。 そこに感じられるのは「苦悩」が多くをしめているように感じられます。歌詞は山口さんにとって、パーソナルなものでしょうか?

山口:目で見えない日常の起伏を『言語』に置き換える作業というのは、僕にとってすごく日常的な行為になっています。

--- 歌詞はどんなものからインスピレーションを受けますか?

山口:夜の景色や、淋しさや、悲しみや、不安。

--- クラブミュージックとの融合ということだけにとどまらず、マーチやプログレッシブな楽曲など、どんどん進化をみせてくれていますが、今後あらたに取り入れてみたい要素があったら教えてください。

山口:アフリカンビート、和太鼓。

--- 特に、ミドルテンポのM-11「壁」 、ストリングスが絶妙なM-12「目が明く藍色」にサカナクションの変化、今後を感じました。これらの楽曲への思い入れを語っていただいてもよろしいですか?

山口:「壁」に関しては、言葉もアレンジもムダをそぎ落としてサカナクションらしさについてバンドでアプローチした故に出来た楽曲です。 「目が明く藍色」は、僕自身が9年ほど前からあたためていた楽曲で、アルバムテーマである「汽空域」をこの1曲で表現している楽曲であります。 これが今のサカナクションであり、今後のサカナクションの始まりでもある曲と断言できる楽曲です。

--- 4月からアルバムを引っさげてのツアーが始まりますが、どんなツアーになるのでしょうか?

山口:「アルクアラウンド」からサカナクションを知った方も、今までのサカナクションを好きでいてくれる方も新しい何かを発見できるライブにしたい です。良い意味で来てくれた方の心に爪あとを残したいです。

--- それでは最後にHMV ONLINEをご覧のみなさんに一言お願いします。

山口:サカナクションをまだ知らない方が多いと思いますので、このアルバムを機会に、是非一度僕らの音楽に触れてもらいたいです。宜しくお願い致します。

 

 

 

 

プロフィール

山口一郎(Vo&G)が高校の同級生、岩寺基晴(G)と二人で活動を始め“サカナクション”を結成。テクノ・エレクトロニカを基調としたロックバンドとして札幌を中心に2005年よりライブ活動する中、江島啓一(Dr)、岡崎英美(Key)、草刈愛美(B)の3人が2006年春にメンバーとして加入し、現在の5人となる。sakana+action=ミュージック・シーンの変化を恐れず魚の動きのように軽快に素早くアクションしていく=sakanactionというのがバンド名の由来。2006年8月にRISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZOに公募選出枠「RISING★STAR」(868組)の中から選ばれて初出演。これを機に注目を集め2007年5月に1stアルバム「GO TO THE FUTURE」をリリースする。その年、SUMMER SONIC’07、COUNTDOWN JAPAN07/08に出演。そして8ヶ月というスピードで2008年1月には、2ndアルバム「NIGHT FISHING」をリリースした。高濃縮されたサウンド粒子が放射する世界観は、ロックリスナーのみならず、クラブラヴァーズまで突き刺さるサウンドコンセプトを内包。バンドとしては、初の全国ツアー(8公演)を開催した。その年、2年振りに地元北海道でのRISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZOで凱旋のライブを敢行。その他SUMMER SONIC’08、SWEET LOVE SHOWER 2008、RUSH BALL 2008等、新人最多となる8本の野外フェスに出演。そんな最中、制作していた3rdアルバム「シンシロ」を2009年1月にリリースし、自身初となるオリコンTOP10入りを記録。さらにiTunesでは業界関係者100名が投票した「iTunes Japan Sound Of 2009」に選出されるなど、今最も旬な注目を集めるバンドとして勢いを発揮している。