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Crush Tears/小林ゆう インタビュー

2010年2月8日 (月)

interview
Crush Tears


 唯一無二の個性で高い人気を集める声優・小林ゆう。既に歌手としての活動も行っている彼女ですが、新たに本格ロック・プロジェクト、Crush Tearsを始動させました!アニソンとロックの世界を繋ぐ懸け橋的な存在である彼女の新たなスタートを見逃すわけにはいかない!・・・という事で来る2月17日にファースト・シングル“閃光の瞬き”をリリースするCrush Tearsのお二人にお話を伺ってきました。  

Crush Tearsの活動が物凄く過激になっていきます。過激派です!

--- 二人でご相談されて曲を作られたりっていうところもありますか?

RYO:今現在進行中というか・・・

YU:そうですね。「どういう曲調を歌いたいですか?」とかRYOさんに言っていただいて、私も提案したりです。 私、激しい今回のシングルのようなヘヴィな曲も好きなんですけど、割とオーケストラ調というか…QUEENさんの曲とかでもあるんですけど、 何ていうか壮大な感じの、そういう感じの曲もすごく好きで、そういったことをRYOさんにお伝えしたりとか、 あとバラードとかも歌っていきたいことも相談して、今RYOさんに作っていただいています。

--- では、今後はより多彩な曲が期待できる感じですね?

YU:そうですね。今回は1枚目で、ストレートでヘヴィなロックですけど、 2ndシングルはまた全然違ったお顔を皆様にお見せしたいと思います。 やっぱり変幻自在に・・・歌声も曲調もビジュアルも変えて、皆様にいろんな形で楽しんでいただけるようになりたいです。 エンターテインメントを目指しているんで…そういった意味では貪欲に。どれ一つも逃しません!っていう感じで。 さらに努力して、皆様を楽しますことができればと思います。

--- Crush Tearsのボーカリスト、YUというキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか?

YU:ジャケット写真を撮影する際、衣装を着てウィッグを付けてメイクをして頂いたときに 自然と気持ちも変わってきてYUというキャラが出来上がった感じですね。 その後、実際に髪を切った時には、鏡に映る髪の毛の短い自分の姿を見る度に、 “あら、こちらどなた?”みたいに自分でもビックリするぐらいだったのですが、 ホントに自然に気持ちを切り替えることができて、言葉から行動からいろんな面がガラリと変わりましたね。

--- 今後ライブ活動の予定もあると伺いましたが、意気込みをお聞かせ下さい。

RYO:ライブ・パフォーマンスは一つの物語を観ているような感じにしたいと考えています。
あとは爆発的なYUさんのパワーにあやかっていこうかと。

YU:やっぱりライブというものをCrush Tearsの一番の目玉にさせていただきたいと思っています。 自分というものを表現して、それを皆様に受け取って頂くにはライブが一番じゃないかな、と思っていますし、 お客様が居てくださって初めて完成するライブが本当に大好きなんです! その日の雰囲気や空気で出来上がってくるものが全く違ってくるところなどは本当に面白いと思います。 そこが楽しくて難しいところでもあると思うんですけどね。 また、ライブは反省と勉強の繰り返しなのでどんどん挑戦していきたいと思っています。

--- では、Crush Tearsの今後の活動にかなり期待していいですか?

YU:はい、期待してください!もう何て言うかですね、度肝を抜かせていただきたいです!
私自身よくブレーキが壊れているとか言わることがあって、 本当にケガをするまでやってしまった事もあったのですが、ライブでは全力疾走したいなと思っていますし、 皆様に楽しんでいただけるようなエンターテインメントを考えています!

とにかく皆様にライブに来て頂きたいんですね。男性の方はもちろんですが、 女性の方にも是非お越しいただきたいです!ロックのライブだとちょっと激しくて怖いんじゃないかな、 と心配される方もいるかもしれませんが、大丈夫です。Crush Tearsは怖くありません!(一同爆笑) 女性の方にも安心して観て頂けるような企画も考えていますので。

--- そういえばYUさんは女性ファンもかなり多いですよね。

YU:凄く嬉しいです! 男性の方に応援していただくことももちろん嬉しいのですが、同性の方に応援していただけるということは、 憧れというか自分自身の目標でもありましたし、本当に尊い事だと思います。 声優での役柄からか、頂くお手紙も男性より女性の方が多いんですよね。 今後はCrush Tearsでもっと知って頂けたら嬉しいなあ、と思っています。

--- 大槻ケンヂと絶望少女達で共演されている大槻ケンヂさんは YUさんのことをロック界とアニソン界を繋ぐ存在になる、と発言されていました。

YU:本当に有難いお言葉です! これまで大槻さんとご一緒にコラボレーションさせていただいた事でとても勉強させていただきました。 頂いたお言葉を大切にして頑張っていきたいです。

大槻さんとデュエットさせていただいた中で“豚のご飯”(註1)という曲があるのですが、これは私が毎日食べているご飯の事なんですね。 作詞・作曲していただいたNARASAKIさん(註2)がそれがとても気になるということで インタビューしてくださって出来上がったのが、あの曲なんです。 キャラクターソングでありながら木村カエレ(註3)さんはまったく関係なくなってしまったのですが(笑)。 デジタルハードコアという激しい曲調が初めてだったので、とても大変勉強になりました。 “豚のご飯”は(絶望先生主演の)神谷浩史(註4)さんにも気に入って頂いて 色々な現場さんで沢山の方たちに薦めて頂き、とても光栄に思いました。

大槻さんにはこっちの世界においでよ、というお言葉を頂いたり、 女・町田町蔵さんと言って頂いたり本当に嬉しく思います!

--- 大槻さんは戸川純さんの再来、とも言われていましたよね。

YU:そうなんです!戸川純さんと言えば、『夏のあらし!〜春夏冬中〜』という作品では “レーダーマン”(註5)をカヴァーさせてただきました。そういった事も派生したり、いろんなチャンスを頂いて、 この度Crush Tearsとしてロックの世界にお邪魔させていただくことになりました! いつかは大槻さんと同じ舞台に立てるように頑張っていきたいと思っています。

--- では最後に今年の抱負をお聞かせください。

YU:2009年は素敵なお仕事に恵まれて本当に私のなかで激動の一年になりました。 特に音楽というものに転機のあった一年だったと思います。Crush Tearsは2010年からの本格始動となりますが、 皆様に活動の発表をさせていただいたのが2009年9月20日、私のソロ・ライブでした。 そのときから私の中ではCrush Tearsは始まっていたんですね。 ですからCrush Tearsを始めるということが2009年最大のニュースでした!

そして2010年は凄いんです!2月17日にファースト・シングルを発売させていたくのですが、 自分の好きなロックを自分の好きな少年声で歌わせていただけるなんて、 何て幸せ者なんだろう!って思います。そしてRYOさんという素晴らしいギタリストさんにも出会うことができて これ以上ない形でスタートできることにワクワクしています!

でもそのワクワクは幸せに噛締めながら、毎日は必死です。 2009年から頑張ってきたことを2010年には花が開くように一生懸命頑張りたいです。 音楽はもちろん、毎日のお仕事を頑張って2月17日のシングル発売、3月のライブを迎えたいです。

とにかくCrush Tearsの活動が物凄く過激になっていきます。過激派です!(一同爆笑)
新参者ですが、過激派として、でも一歩一歩、一生懸命頑張るつもりです!

そして2010年はライブに力を入れていきたいです。今後はセカンド・シングル、そしてアルバムも予定していますので、 怒涛の展開になります!どうか応援していただきたいです! やはりファンの皆様の声援あっての活動なので、よろしくお願い致します!

RYO:僕もYUさんと一緒でロック界に殴り込みをかけたいと思います!
YUさんを引っ張りつつ、引っ張られつつ、二人でたくさん頑張って行きたいと思います。




profile

小林ゆうがボーカルとギターの2人組ロックユニットを結成。 声優・歌手「小林ゆう」が持つアイデンティディを打ち破る、 ボーカリスト『YU』として音楽活動をスタートさせる。YUは自ら作詞も担当し、 ライブハウスシーンで圧倒的な注目を集めているRYOが参加。 Crush Tearsはジェンダーを超えたスタイルとスタジアムロックの王道をゆくタフなサウンド兼ね備え、 2010年代を代表するロックスターへの階段を登り始める…