TOP > Music CD・DVD > News > Dance & Soul > R&B & Dance > HMVインタビュー:Adriana Evans

HMVインタビュー:Adriana Evans

Thursday, January 14th 2010

interview

Adriana Evans

エイドリアナ・エヴァンス オフィシャル・インタビュー (2009年12月)
インタビュー:川口 真紀  通訳:Take Shimizu

常に自分が真実だと思うことに従うようにしているわ。例えばリリックに共感できないような曲は私は歌わないわ。

--- 楽曲制作は、ドレッドのトラックを聴いて歌詞を書いていくのか、それとも先に歌いたいテーマがあって曲を作っていくのか、どちらですか?

これについても特に決まった習慣はないのよ。私たちの制作のスタイルは常にお互いのインスピレーションに従って行動することで、決して型にハマったやり方はしないのよ。このアルバムではたくさんの曲をJon(Dred Scott)が一人で書いているわ。

--- 日本では「Surrender」がリード・シングルになるようですが、この曲のコンセプトを教えてください。

この曲は、音楽はみんなを日々の苦悩や退屈から解放してくれるっていう内容なの。クラブにくり出して音楽を楽しみましょう、っていうようなパーティー・ソングね。音的にはTS MonkやTom Brownの「Jamaica Funk」を思い出させてくれるわ。

--- 「Wheatherman」はスタックスのシンガー、Jean Knightの「Mr.Big Stuff」を彷彿とさせるなと思ったのですが……もしかして意識しました?スタックスとかお好きですか?

Jean Knightのに限らずスタックス・サウンドについては意識していたわ。同じようなヴァイブの楽しめる曲がたくさんあるものね。

--- 特に影響を受けたソウル・シンガーは誰ですか?

Gladys Knightの歌声が特に好き。彼女の歌声は他にはいないぐらい本当に深くてリッチだわ。あとはNatalie ColeやTeddy Pendergrass、他にもきりが無いぐらいたくさんいるわ。

--- すべての曲お気に入りだと思いますが、中でも特に気に入っている曲は? 理由も教えてください。

アナタの言うとおり一つを挙げるのは無理だわ。全ての曲が私たちの子供のようなものなのよ。

--- あなたの今の心情が最も反映されている曲は?

過去のアルバムも含めて全てがその時の私自身なのよ。それに私自身常に変わっているし成長しているわ。1stアルバムの時からは間違いなく大きく変化しているし、前作『El Camino』からも少なからず変わってきているわ。このアルバムの中でもその曲その曲全てがその日その時の私自身なのよ。

--- 今作を通じて、リスナーにはどんなことを感じてもらいたいですか?

多くの人にこのアルバムを聴いてポジティヴな気分になって欲しいわね。良い音楽が私にもたらす作用と同じように私の音楽も多くの人たちに作用して欲しいわ。例えば苦悩して荒れた生活を送っている人が私のアルバムを聴いて新しいライフ・スタイルにポップアップしてくれたらとても嬉しいわ。

---今作を作ったことで、あなたが得た最大の収穫は?

いつも同じなのだけど、音楽は私自身と私が何をしたいのかを再確認させてくれるわ。私の良い部分も悪い部分も映しだす鏡なのよ。

--- あなたが音楽活動を続けていく上で一番大事にしていることは何ですか?

常に自分が真実だと思うことに従うようにしているわ。例えばリリックに共感できないような曲は私は歌わないわ。私にとってリリックはとても重要だし、そうすることで常に新しい自分を感じ取るように努めることが出来るのよ。ヴォーカルのスタイルも常にリリックに合うように考えているわ。

---あなたのアーティストとしてのマスタープランを教えてください。

ビジネスや周りのことに惑わされずに正直な自分を表現できるようなアーティストであり続けたいわ。これからもずっとアートについては子供のように純真に楽しんでいきたいのよ。

---日本のファンにメッセージをお願いします!

“Love” とサポートをいつも有難う!日本のファンのみんなは本当にリアルなものが何なのかを知っているわ。
Peace and Blessings from エイドリアナ