イカした彼らは80歳?! 『ヤング@ハート』
Thursday, April 16th 2009
平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんの真実の物語は、泣いて、笑って、感動して、生きることの歓びを教えてくれる。
2007年 ロサンゼルス映画祭 国際映画部門 観客賞受賞
2007年 ローズドール(金のバラ賞)受賞(特別賞&アート・ドキュメンタリー部門)
2008年 アトランタ映画祭 観客賞受賞
2008年 サンダンス映画祭正式出品
youtubeで人気に!特にフレッドが歌うコールドプレイ「フィックス・ユー」は、本家本元よりもアクセス数が多いとか?!
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STORY
アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町ノーサンプトン。1982年に"やんちゃな年金生活者たち"こと"ヤング@ハート"と呼ばれるコーラス隊が誕生した。世界中を飛び回るこの歌い手たちは、平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんなのである。
花形スターのアイリーンは、92才のかわいいおばあちゃん。癌を患って幾度も手術した83才のジョーは、お医者さんに止められてもヨーロッパ・ツアーに行くような頑固で歌が大好きなおじいちゃん。
そんな彼らが1年に1回のコンサートに向けて、コールドプレイ、ソニック・ユース、ラモーンズ、ボブ・ディラン、トーキング・ヘッズの曲の練習を重ねていく。コンサートまでの6週間、メンバーにさまざまなことが起こっていく。そんな中、コンサートは成功するのだろうか・・・。
歌うことは生きること、生きることが歌うことの彼らの姿に笑いと感動が生まれる「元気なおじいちゃんとおばあちゃん」のドキュメンタリー!
コーラス隊"ヤング@ハート"の歴史
"ヤング@ハート"は、1982年にマサチューセッツ州ノーサンプトンの高齢者向け公営住宅ウォルター・サルヴォ・ハウスの住人により結成された。結成当初から指揮者であり、コーラス隊を指導しているボブ・シルマンは語る。「結成当初のコーラス隊のメンバーの中には、2つの世界大戦を経験した人もおり、結成当初88歳だった、アンナ・メインは、100歳になるまでメンバーとして歌い続けてくれました。そして、1983年、町で一番魅力的な劇団ノー・シアターの協力を得て、"ヤング@ハート"の初公演は、4回のショーが完売してしまうほど大成功を収めたのです。」
その大成功のパフォーマンスから13年後、それまで毎年ノーサンプトンでの公演を続けていた彼らは、ノー・シアター劇団の協力の下、ヨーロッパ・ツアーの計画が持ち上がった。「ノー・シアター劇団が毎年恒例でロッテルダムでの演劇祭に参加をしていて、たまたま1996年のテーマが「永遠の若さ」だったこともあり、劇団主催者のロイ・フォードリーが我々のことを話してくれて、ツアーを行なうことになったのです。」
それから、新しい楽曲を加えたり、衣装を取り入れたりで、"ロード・トゥ・へブン"という舞台を完成させ、大反響を呼び、1997年から2004年にかけて、ヨーロッパ、オーストラリア、カナダで更に12回の公演を成功させた。
2000年11月には、ロンドン・インターナショナル・フェスティバル・オブ・シアター(LIFT)後援のもと、リリック・ハマースミス劇場での公演が実現。また、このロンドンでは"ロード・トゥ・ノーウェア"の基礎も築き、この作品はLIFTを初め、ロッテルダム市立劇場、ベルリンのヘッベルシアター、ブルージュ2002から共同で制作を依頼されたものである。初公演は、2004年の秋、ロッテルダム市立劇場主催でロッテルダムのアウド・ルクサール・シアターにて行なわれた。
2008年現在のメンバーは、72歳から88歳である。プロとして舞台や音楽活動を行なっていた人も数名、そしてアマチュアとして多数の舞台経験を持つ人も在籍している。さらに、80歳になって初めて舞台に立ったなどのメンバーもいる。1982年の結成当時のメンバーは現在、1人も残ってはいないが、その精神は脈々と受け継がれている。現在メンバー27人。
STAFF
監督:スティーヴン・ウォーカー→監督インタビューはこちら!
(BBC、チャンネル4などで活躍、2004年 "Hiroshima,A Day That Shock The World"にてエミー賞最優秀監督賞ノミネート)
CAST
アイリーン・ホール(93歳)、スタン・ゴールドマン(75歳)、フレッド・ニトル(80歳)、ドラ・モロー(83歳)、ボブ・シルマン(53歳、指揮者)他
© 2008 Walker George Films (Young at Heart) Limited.
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