HDM (HMV × DESTINATION MAGAZINE) 【Vol.6】

HDM 〜 HD SELECTION

BEST OF HD Selection 2012


HOUSE / BEATDOWN

ここ数年のリエディット作品の充実やフロアでのディスコ・サウンドの盛り上がり、また、ビートダウン、バレアリック、ミニマル等、様々な嗜好や方向性が感じられたここ数年。いろいろな音楽的嗜好からこの周辺の音楽を聴くようになり、あらためてハウス・ミュージックの魅力やその源流に関心を持つリスナーも、少しづつ増えて来ているのではないだろうか。
ただ、アーティスト・サイドからすれば細かなカテゴライズはほぼ無意味なものであり、DJ 的観点からも、それらの音楽を自由に横断するようなセレクトに魅力を感じる。敢えてハウス / ビートダウンという括りを設けてはいるが、それらのエッセンスをベースとしつつアーティスト自身のクリエイティヴィティが存分に表現された作品をここでは紹介したい。
まずは、札幌をベースに世界的な活躍を続ける Kuniyuki Takahashi による2 年振りのアルバム "Feather World" は、ブッゲ・ヴェッセルトフト、ヘンリック・シュワルツ、板橋文夫 等も参加した今年最も注目の1 枚。11/2 に東京で行われたLand of Light のリリースパーティで、久々に彼のライブセットを見ることが出来たが、音楽へ向かうスタンスは良い意味で全く変わらず、常に自由なマインドで音楽を創りだしていることに感動すら覚えた。
その他にも、"electraglide 2012" のラストでも抜群の存在感を放っていたアンドリュー・ウェザオールの新プロジェクト The Asphodells、仙台に拠点を移してからも、DJ / サウンド・プロダクション共に常に前進を続ける grooveman Spot、トッド・テリエが全曲のミックスを担当するという話題作を発表したリンドストローム、さらには、セオ・パリッシュ"You Forgot" のサンプリング使いも話題となった注目の新人 Ryoma Takemasa の登場は今年最も注目すべきトピック。
2013 年もこの周辺の音は確実に盛り上がっていくだろうし、アーティスト自身のクリエイションのさらなる進化/ 深化を、来年も是非期待したい。

 ※下記の各見出しタイトルをクリックすると、それぞれの特集ページをご覧いただけます。
5件中 1-5件を表示
50件 100件 200件
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

チェックした商品をまとめて

チェックした商品をまとめて