1999年にアルバムがリリースされた当時、ジム･ホールは69歳、そしてパット･メセニーは45歳。ジムがストレートアヘッド･ジャズ、メセニーはフュージョンと、それぞれ主戦場は異なっていたものの、ジムから大きな影響を受けたと公言するパットだけに、時には刺激し合い、時には寄り添い、インスピレーション溢れる｢師弟競演｣を聴かせてくれる。

澤野工房より、筋金入りの欧州ジャズ・ファンも驚愕のジョルジュ・アルヴァニタス貴重盤がついにLPとなって登場。50年代パリのジャズクラブでの活動が注目を集めつつあった頃、アメリカから訪欧したジャズミュージシャンたちから、アルヴァニタスはそのテクニック、センス、そして熱気を吸収しようと精力的に活動。欧州ジャズ界で旋風を巻き起こし、機が熟したとばかりにダニエル・ユメール（ds）らヨーロッパのミュージシャンたちと1960年に作り上げた本作。体の中に突き上げる情熱に駆り立てられるかのようなアグレッシヴで力強い演奏。その中にも爽やかな気品を感じさせるのは、パリに集まる様々なジャズのエッセンスを貪欲に取り込みつつ、ヨーロッパの風土で熟成させたアルヴァニタスの功績が大きいところ。高音質、オリジナルマスターからのカッティング。

50〜60年代の英国を代表するテナー・サックス奏者タビー・ヘイズと、同じくテナー奏者であるロニー・スコットが双頭リーダーとなって活躍したグループ”ジャズ・クーリアーズ”。1959年、彼らの最後の録音ともなった会心のブリティッシュ・ハードバップ・アルバム。人気スタンダード「Whisper Not」や「枯葉」を交えながら全7曲、最初から最後まで溌剌とした気持ちの良い演奏を楽しませてくれる。ハイライトは何と言っても冒頭の「If This Isn't Love」と「Too Close For Comfort」、そしてラストを飾る「Love Walked In」。いずれのナンバーもこのグループの最大の持ち味である、リーダー2人によるテナーサックスのかけ合いが最高のカタチで捉えられている。信頼と実績の澤野工房復刻より。

60年代スイスのトップ・ミュージシャンによるラジオ放送用モダンジャズ、ハードバップ・セッション音源がSONORAMAから初の音盤化。ミンガス、オーネットのナンバーから日本映画「裸の島」のテーマ曲、オリジナル楽曲までキレのある名演の連続。ハンス・ケンネル、ブルーノ・スポエリを中心としたスイスのハードバップ、モダンジャズの名手達による1963〜67年の未発表曲集。スイス放送協会のアーカイヴの中から発見されたオリジナルのマスターテープ32bit/96khzの高音質で見事にマスタリング。スイスのジャズ・ミュージシャン達が本場アメリカのジャズの模倣から徐々に解放されてオリジナリティを獲得してきた時期の、キレの良い演奏・内容で、オリジナルとカバーが混在するあまりにも魅力的な演目群。

スウェーデンの伝説的なピアニスト、ルネ・オファーマンの代表作が世界に先駆けて日本発売。ベンクト・ハルベルグ、ヤン・ヨハンソンなどと並んでスウェーデンのジャズの歴史を語る上で欠かせない高い実力を持つピアニストだが、これまで代表作がCD化されることが無かったために日本ではLP愛好家の間でのみ知られる存在であった。この作品は1977年にマッツ・ヴィンディング（b）、エド・シグペン（ds）という当時の北欧最強リズムセクションと録音されたグレン・ミラーに捧げたアルバム。彼の光るセンスとアイデアでピアノ・トリオという小編成により新しい息吹を吹き込むことに成功している。

チャーリー・ラウズ、ジュリアス・ワトキンスによる”Jazz Modes Session”をコンパイルした作品。1956〜59年の録音音源を中心にした8枚のLPを3枚のCDに収録。

デヴィッド・ボウイ、ルー・リード作品への参加などでも知られる、50〜60年代英国ハードバップ・シーンの顔役バリトン・サックス奏者ロニー・ロスの1958年録音作（Parlophone原盤）。スインギーなオリジナルに、スタンダード「Smoke Gets In Your Eyes」、ドン・レンデル作「Donation」、タビー・ヘイズ作「The Serpent」などを交えたリラックスした雰囲気のセッション。リーズナブル・プライスのストレート・リイシュー盤。

英国ジャズ・シーン興隆を支えた名ドラマー／コンポーザー／バンドリーダー、トニー・クロンビーの1961年Ember原盤の人気アルバム。バックには、ゴードン・ベック（p）、マルコム・セシル（b）、ハロルド・マクネアー（as,fl）、ボビー・ウェリンズ（ts）、そしてトミー・ホイットル（ts）というおなじみのメンツがずらり。戦後の英国メインストリーム・ジャズ忘れじの名士たちによる傑出アルバム。

半世紀に亘るキャリアを誇るメキシコのジャズ・ドラマー、ティノ・コントレラスのアンソロジーがJAZZMANより登場。各時代様々なスタイルによる膨大な量の音源がリリースされているティノですが、本盤ではフロアライク〜DJユースな楽曲（いずれもレア音源!）を中心とした16曲を厳選。ラテン・ダンスジャズ「Orfeo En Los Tambores」、サイケなジャズワルツ「Orbit」をはじめ、モーダル、ハードバップなど色とりどり。”いかにも”なエキゾ感が加わることで高揚感もざっと三割増し!?

トロンボーン奏者フランシス・ベイ率いるビッグ・バンドが1958年に「Brussels' World Fair」出演時の模様を記録した実況ラテン・ジャズ絵巻。「Mambo Jambo」、「Patricia」、「Mambo No.5」といったペレス・プラードの有名曲も採り上げている。

ナット・キング・コール・トリオや、兄でギタリストのジョニー・ムーア率いるスリー・ブレイザーズでの活動で知られるオスカー・ムーア。1957年録音、リロイ・ビネガー（b）とのデュオ・アルバム。

1970年ロサンゼルスのジャズ・クラブ「Memory Lane」におけるライヴ録音。元々はテレビ放送用に撮影されていたが、ハンプトン・ホーズの亡くなった1977年に追悼盤としてLP化された。ジョー・ターナーのヴォーカルも一部の楽曲で聴くことができる。ハリー・エディソン(tp)、ソニー・クリス(as)、リロイ・ヴィネガー(b)らに加え、「Feeling Happy」、「Shake, Rattle And Roll」ではジョー・ターナーがヴォーカルで参加している。

ブルーノートに『Easterly Winds』を吹き込むなど絶好調だった1967年に西海岸のクラブ「Freddie Jett's Pied Piper」で行なったギグを収録。当時はアイク・アイザックス（b）の人気盤として有名だったが、実はピアノを弾いているジャック・ウイルソンのリーダー作だった。名義とジャケット・デザインを一新して14年ぶりの復刻。同メンバーによる未発表スタジオ音源を2曲追録。

ウエストコーストの白人ピアニスト最高峰、エラやペギー・リー、シナトラら多くの名シンガーから絶大な信頼を得ていた歌伴の名手ルー・レヴィ。本作はレヴィが50歳になる直前の1978年にハリウッドで吹き込んだスタンダード集で、レギュラー・トリオによる自由度の高い演奏がたのしめる。

1957年録音、『West Coast Jazz』、『Cool Sounds』、『The Steamer』、『The Soft Swing』と続いた一連の西海岸セッションの大トリ盤。ルー・レヴィを中心にしたピアノトリオをバックにゲッツがワンホーン・カルテットで朗々としたブロウを聴かせてくれる。この時代のゲッツはクールな響きを前面に押し出したプレイで人気を獲得していたが、ここでもその本領が余すところなく発揮されている。リラックスした雰囲気の心温まるスタンダード快演集。

SAM RECORDSの仏BARCLAY原盤アナログLP復刻。リチャード・ツワーディック（p）のトリオをバックにしたチェット・ベイカーの1955年カルテット録音。オリジナル・リマスター、オリジナル・アートワーク仕様の180g重量盤。

アーチー・シェップとホレス・パーランのデュオによる1987年ライヴ録音。

1983年にコンサートのプロモーション用に制作されたものの一般に流通されず、半ば幻化されていたカセットがCD化。

ネバダ州ラスヴェガス地下シーンのドープ・コズミック・ジャズ・コンボ＝スピリット・フリーの1971年自主制作盤。電化サックス、浮遊感たっぷりのエレピ、自由度高くスリリングに律動を掌るリズム隊。ジャズロック、スピリチュアル、サイケ・・・この時代ならではの自由な空気と緊張感が充満した”宇宙文脈”ジャズの大穴盤。奇跡のCD化！

スーパー・ベーシスト、ヴィクター・ウッテンが在籍していたことでも知られるウッテンズのARISTA原盤1985年のデビュー・アルバムにして唯一作。HUSH サウンドが炸裂する「Do I Do」、「Something About You」、「I Know You Know」、キーボードのフレーズや骨太なビートがヘッドハンターズを想い起こさせる「The Indigo Jam」など、アップ系は特に聴き応えあり。HUSH 〜N.Y.ジャズ／フュージョン畑の腕利きがずらり参加し、ブラック・コンテンポラリー〜スムース・ジャズの方向性、可能性を示した1枚。初CD化。

ジョージ・デュークの1982年のアルバムにUSシングル2曲を追加した拡大バージョン。ベストセラーアルバムの一つでもある本作は、R&B/ジャズ・アルバムチャートの上位にランクイン。シングル「Shine On 」はR&B/ダンス/ポップ・チャートを賑わせ、ここ日本でも大ヒットした。レオン・チャンクラー (ds)、バイロン・ミラー（b）、マイク・センベロ（g）など当時のR&B/ジャズ〜スムース・ジャズの職人たちが脇を固める。

ジョージ・デュークの1984年に発売したアルバムにUSシングル1曲を追加した拡大バージョン。EW&Fを思わせる「Stay Awhile」、「Got To Get Back To Love」、「Wait Forever」ほか、ラテン・ナンバーやメロウ・スムース・ジャズなど様々なスタイルの曲を収録。『Dream On』と同じくレオン・チャンクラー(ds)、バイロン・ミラー（b）、マイク・センベロ（g）に加え、スペシャルゲストにスタンリー・クラーク（b）、ネーザン・イースト（b）らも参加している。

ロイ・エアーズとフュージョン・トロンボーン奏者ウェイン・ヘンダーソンによるジャズファンク・シーンの大物ふたりによるコラボレーション・アルバム『Step Into Our Life』（78年）、『Prime Time』（80年）の2枚を収めた2イン1盤。エアーズは自身が率いるUbiquity、ヘンダーソンはクルセイダーズでそれぞれ活躍する傍らこの2作を制作。『Step Into Our Life』は当時のエアーズの得意としたメロウサウンドが心地よい。エアーズはヴィブラフォンに加えエレクトリック・ピアノまで弾いている。『Prime Time』もメロウな作風はそのままに、ダンサブルな「Thank You Thank You」「Can You Dance」、ブラジリアン風のメロウチューン「Weekend Lover」などが人気を集めた。

ロイ・エアーズの1987年に発売したアルバムにダンス・ミックスUS12インチ・シングル1曲を追加した拡大バージョン。アイズレー･ブラザーズのメロウな名曲カヴァー「I Once Had Your Love」、元S.O.S. バンドの女性シンガー、Chandra Currelleyをフィーチャーしたソウルフル・スロウ・ジャム・トラック「Let Me Love You」、ファンキートラック「Crack Attack」など収録。

スタンリー・クラークのColumbia 3作品、『Time Exposure』(84年)、『Find Out!』(85年)、『Hideaway』(86年)をデジタル・リマスターの上、カップリング。いずれも現在単品アルバムが廃盤となっていたためファンにはうれしいセット・リリース。

代表作『Funkin' For Jamaica』から4年後の1984年に発表された本作。当時勢いを増していたヒップホップ、エレクトロ・サウンドをふんだんに取り込んだ1枚で、自身の土俵であるフュージョンの可能性を大きく広げた意欲作。80sエレクトロ・ファンに人気の「Loop」、「Break Out」、そして連名でプロデュースも手掛けたモーリス・スターのヴォーカルをフィーチャーした「Station Break」、「Free And Easy」も絶品。可憐なトランペットの響きと、80sサウンドの織り成す最先端アーバン・サウンドを堪能できるアルバム。世界初CD化。

トム・ブラウンが1981年にリリースした4枚目のアルバム。79年の「Funkin' For Jamaica」のR&Bヒットで勢いを付けリリースされたGRP原盤となる本作は、引き続きディスコ路線を視野に入れつつもコルトレーン作品を2曲取り入れるなど、さらなる飛躍を狙った質の高いアルバム。リイシューが進むトム・ブラウン作品の中でも外せない一枚。

アル・ディ・メオラのColumbia 2作品、『Tour De Force - Live』（82年）と『Scenario』（83年）をデジタル・リマスタリングしてカップリング。

レアグルーヴ方面で特に人気の高い、ラムゼイ・ルイスの1974年発表のアルバム。スティーヴ・クロッパーがプロデュースしたということもあって、全体的にアーシーでソウルフルなアプローチが強い1枚。主役のエレピに蕩けるメロウなアイズレー・カヴァー「Summer Breeze」や、クロッパーが書いたファンキーな「Love For A Day」など人気曲多数。

マイルス・デイヴィスとの共演、ウェザー・リポート〜リターン・トゥ・フォーエヴァーへの参加など数々のセッションで活躍し、自身のソロ・アルバムでも多くの傑作をリリースしているパーカッショニスト、アイアート・モレイラが1979年に発表したワーナー移籍第2弾。奥方フローラ・プリムをはじめ、アルフォンソ・ジョンソン、ジョージ・デューク、ハーブ・アルパート、ジョー・ファーレル、ジョゼ・ベルトラミ（アジムス）、マルコス・ヴァーリ、ウーゴ・ファットルソなど強力ゲスト陣ずらり。ブラジリアン・ミュージックの要素を隠し味にしながら、ソフィスティケイトされたクロスオーバー・サウンドをクリエイト。ブラック・コンテポラリーやAORを嗜好するリスナー諸氏にも愛され続けている爽快メロウ・アルバム。

カウント・ベイシー楽団の名曲に歌詞をつけて、ランバート、ヘンドリックス＆ロスが心弾むヴォーカリーズを聴かせる1957年録音のデビュー作。バックを、ナット・ピアーズ（p）、フレディ・グリーン（g）、エディ・ジョーンズ（b）、ソニー・ペイン（ds）といったベイシー・リズム・セクションが受け持ち盛り立てていくという見事な趣向。かつてレスター・ヤング、バック・クレイトンらがとった名ソロを、彼らのヴォーカリーズで耳にする楽しさは格別のものがある。「Four Brothers」、「Cloudburst」、「Standin' On The Corner (Whistlin' At The Pretty Girls)」の未発表別テイクを追加。

トニー・ベネットのキャリアを代表するアルバム5作品、『The Beat Of My Heart』（57年）、『I Left My Heart In San Francisco』（62年）、『I Wanna Be Around』（63年）、『If I Ruled The World: Songs For The Jet Set』（65年）、『The Movie Song Album』（66年）をコンパイル。それぞれオリジナルの紙ジャケット仕様。

“和ジャズ最後の秘宝”シリーズ 第2期 〜和ジャズ・ディスク・ガイド公式推薦盤〜 横田年昭の1970年ジャズ・ロック期に残した1stアルバム。今田勝 (p)、原田忠幸 (bs)、市川秀男 (p)、市原宏祐 (ts)、猪俣猛 (ds)というジャズ＆ニューロックの名手たちによる魅惑のビートに酔いしれる。オリジナル盤を可能な限り再現した紙ジャケット、オリジナルデザインを可能な限り再現したレーベル、オリジナル・ライナーノーツ+新規ライナーノーツ封入。

“和ジャズ最後の秘宝”シリーズ 第2期 〜和ジャズ・ディスク・ガイド公式推薦盤〜 1970年、日仏、二人の鬼才による、エレクトリック・ヴァイオリンとエレクトリック・ピアノの「饗宴」。バックを務めるニルス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン(b)、増尾好秋(g)、日野元彦(ds) ら豪華メンバーの参加も見逃せない。オリジナル盤を可能な限り再現した紙ジャケット、オリジナルデザインを可能な限り再現したレーベル、オリジナル・ライナーノーツ+新規ライナーノーツ封入。

“和ジャズ最後の秘宝”シリーズ 第2期 〜和ジャズ・ディスク・ガイド公式推薦盤〜 村岡建、植松孝夫、二人の実力派テナーマンによる1971年 ”ドス黒”ライヴ録音作品。終始扇情的で圧の高いブロウが展開される和ソウルジャズ。リズム･セクションは、鈴木宏昌（el-p）、鈴木良雄（b）、日野元彦（ds）とスキなし。オリジナル盤を可能な限り再現した紙ジャケット、オリジナルデザインを可能な限り再現したレーベル、オリジナル・ライナーノーツ+新規ライナーノーツ封入。

“和ジャズ最後の秘宝”シリーズ 第2期 〜和ジャズ・ディスク・ガイド公式推薦盤〜 松本英彦のグルーヴィーなブロウが楽しめる「火曜のサンバ」、タフなビートのエキゾチックな「ベトナム」などフロア向けの注目曲多数収録の1969年録音作。ジョージ川口全盛期のドラミングにも息を呑む。オリジナル盤を可能な限り再現した紙ジャケット、オリジナルデザインを可能な限り再現したレーベル、オリジナル・ライナーノーツ+新規ライナーノーツ封入。

CINE JAZZシリーズ第9弾。ノリまくる日野皓正クインテット(日野元彦、村岡建、日野皓正、稲葉国光、鈴木宏昌)の記録、和製ジャズロックの金字塔「スネイクヒップ」を収録。1970年東宝映画(監督・西村潔、出演・黒沢年男、緑魔子ほか）のオリジナル・サウンドトラック・マスターテープの初商品化(当時のLP発売はなし)。日本コロムビア(タクト原盤)より1969年に発売されたイメージ・シングル「スネイクヒップ」が、折からのヒノテル・ブームの中大ヒットを記録。期待を裏切らないクールなエレピと燃え上がるトランペットに何度でも悶える。

CINE JAZZシリーズ第9弾。五木寛之の名作を映画化した1968年東宝映画「さらばモスクワ愚連隊」（主演・加山雄三）。オリジナル・サウンドトラック・マスターテープの初商品化。音楽は黛敏郎、八木正生が担当。演奏は八木正生(p)、宮沢明子(p)、富樫雅彦(ds)、日野皓正(tp)、東本安博(tb)、宮沢昭(cl)、沢田駿吾 (g)という豪華キャスティングで和ジャズ・ファンは見逃し厳禁。映画本篇には富樫雅彦も出演！

ジャズ・ヴォーカルの狼藉者といえる澄淳子が、ラテン、レゲエ・アレンジの60年代歌謡曲／ポップスを、ソウル&ジャズで展開した1998年録音のアルバム。遊び心を伝染させる緻密な構成と演奏。一見して色物的な展開から本流を超えていく猥雑さが何より魅力的だ。