アニメ同様、日本が世界に誇れるテクノミュージック。まだそのジャンルとしての概念が無かった78年当時、今や日本を代表するレジェンドである坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣の3人によるバンドYMOがリリースしたのが、代表曲「ライディーン」収録の本作。その後、彼等が80年代にもたらした音楽、文化的影響の大きさは図り知れない。

テクノとは？の問いにまず一番に的確な答えを出してくれるであろう、今だ現役でシーンに君臨しているドイツ代表御大クラフトワークの81年テクノ金字塔名盤。もはや彼等の全作品が名盤であるが、楽曲的に聞きやすいのと90年以降のテクノへの影響などから本作をセレクト。「Pocket Calculator」のシングル日本語verは「電卓」

ミニマルミュージック四天王の一人とされるレジェンド、スティーヴ・ライヒの、よりテクノ的な質感が強い、初期を代表する70年の実験的な反復音楽作品。ライヒの構築したミニマルは音楽手法として、アンビエント感はチルアウト・サウンドとして、その後90年代以降のテクノシーン隆盛へ多大なる影響をもたらした。

90年代以降のテクノを代表するパイオニア、リチャード・D・ジェイムスことエイフェックス・ツインを代表する初期アンビエント・ハウス名盤。自宅から世界へ発信するベッドルームテクノの先駆けでもあり、その後の時代を予見している。今だに彼を象徴するアイコン的なシンボルとして使われるロゴが全面配されたジャケットはぜひアナログ盤で。

KLFのジミー・コーティーとアレックス・パターソンによるユニット、ジ・オーブによるピンク・フロイド『アニマルズ』オマージュ・ジャケも秀逸な、91年の記念すべき1stアルバム。ミニー・リパートンからスティーヴ・ライヒ、自然音からラジオまであらゆる音の断片を使ったアンビエントハウスの金字塔的名盤。タイトル表題のシングルは全英チャート1位。