1956年、27歳の時に録音された記念すべき初リーダー作品で、エヴァンス独自のユニークなコードを抒情的かつスウィングするように聴かせてれる。名作「Waltz for Debby」のオリジナルや、ポール・モチアンの後のテーマ曲ともいえる「Five」「Speak Low」「No Cover, No Minimum」等を収録。

単色の演奏者＋カラーの美女というジャケット構成で1964年より展開されていたFontanaレーベルシリーズの編集盤。『New Jazz Conception』、『Everybody Digs Bill Evans』からの選曲、オリジナルには未収録の同セッション時音源「Spring Is Here」「Witchcraft」が追加収録。

ドライヴするフィリー・ジョー・ジョーンズ、若き才能フレディ・ハバード、後にデュエットするジム・ホールを迎えた珍しいクインテット編成で、リヴァーサイドに1962年に録音した作品。流麗なメロディが印象的な「When Wish You Upon A Star」「Interplay」など収録、各人が個性を十二分に発揮した会心の一枚。

スコット・ラファロの事故死から1年後の1962年、ドラマーは同じポール・モチアン、ベースにチャック・イズラエルを迎え、トリオを再結成し制作された作品。先に発売されたバラード・アルバム『Moon Beams』と同じ3つのセッションから選ばれた演奏は、トリオならではのインタープレイを重視したもの。定番曲「Summertime」収録。

スコット・ラファロ亡き後、新ベーシスト、チャック・イスラエル、ドラマーにラリー・バンカーを迎え「Israel」「Elsa」「How My Heart Sings」といった愛奏曲を再演した、ヴァーヴ時代を代表する1965年録音の隠れ名盤。当時の主要レパートリーであった「Round Midnight」におけるトリオの一体感も見事。