アメリカ盤より２ヶ月遅れでリリースされたイギリスでのサード・アルバム。英米同タイトルでのリリースは初めてだったが、ジャケット・デザインも収録曲も異なったものになった。全てアメリカで録音された曲で構成され、名曲「ハート・オブ・ストーン」を収録。

サイケデリック・ムーヴメント全盛の時代に、ストーンズが初のセルフ・プロデュースで挑んだ一大コンセプト・アルバム。ポップなメロディと煌びやかな装飾の奥に潜む粘っこいリズムが、直後に花開くストーンズ・サウンドの礎となる。

ブライアン・ジョーンズ脱退、ミック・テイラー参加という過渡期にありながらも、ストーンズがそのクリエイティヴィティの頂点を見せつけた、60年代デッカ期の最後を飾るスタジオ作にして、最高傑作の一つに数えられる1枚。

バンドの絶頂を示した1972年USツアーの後、ジャマイカに飛んでレコーディングされたローリング・ストーンズ・レーベルからの第3弾アルバム。感傷的なバラード「悲しみのアンジー」他、前作までのアーシーなサウンドに代わる新たな可能性を探るかのような楽曲が並ぶ。

ミック・テイラーの後任オーディションを兼ねて録音された為、ロン・ウッドを含む複数のギタリストが参加したザ・ローリング・ストーンズ・レーベル第5弾。ファンキーな「ホット・スタッフ」、壮大なバラード「メモリー・モーテル」他、都会的なセンスも感じられる作品。1976年発表。