『サガ スカーレット グレイス』発売記念!シリーズを振り返る




サガ スカーレット グレイス

SaGa's History


待望となるシリーズ最新作『サガ スカーレット グレイス』が、2016年12月15日に発売となります。本作の発売を記念して、過去のシリーズを作品を振り返る「SaGa's History」!当時の懐かしい思い出も交えながら、シリーズ作品をご紹介。シリーズファンの方はもちろん、これまで触れられなかった方にも本シリーズの魅力をお届けします!

【更新】2016年11月28日(月) 「サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY」「サガ3時空の覇者 Shadow or Light」を追記

 
携帯ゲーム機初の大作RPG 大きなパッケージに胸おどった、あの頃 ゲームボーイ完結作は今までとちょっと違う 今なお続くサガシリーズの原点 皇位継承が壮大な物語をより彩る SFC最後を飾るのはシリーズ集大成! 2Dから3Dへ。より豪華に、より美麗に。 大人のサガ サガファンとして、RPGファンとして、もう一度やってみたい。 原作を超えたリメイク モノクロ世界が豪華に彩られる シリーズへの情熱を感じるリメイク


 
魔界塔士Sa・Ga / 携帯ゲーム機初の大作RPG

魔界塔士Sa・Ga

1989年12月15日発売
発売ハード:ゲームボーイ


本作は任天堂初の携帯ゲーム機「ゲームボーイ」で発売され、今なお続くシリーズの記念すべき1作目です。
発売から27年。
本作を知るユーザーも今やいい大人です。。

当時のゲームボーイと言えば、マリオを筆頭にテトリスやベースボール、麻雀といった携帯ゲームならではの割とコンパクトなゲームが多い中、家庭用ゲーム機「ファミコン」では『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』、『MOTHER』『ファミコンジャンプ』等に劣らない完成度の高いRPG作品を携帯ゲームで実現したのは本作『魔界塔士SaGa』が初めてでした。

ゲーム開始時に好きな種族(人間、エスパー、モンスター)でパーティを組み、各キャラクターによって成長方法が異なるのも、シリーズらしさを今でも継承しています。人間はアイテムを使って成長、モンスターは敵の肉で成長など。

世界観も非常に独特で、神が待つ塔の頂上を目指すのが本作の目的なのだが、道中には海洋世界や空中世界、都市世界、楽園といったバラエティに富んだ世界観が存在し、携帯ゲームとは思えぬ広大な世界観を感じさせてくれました。

とある方法で一発で倒せてしまう最後のボスキャラクターは今でもゲームのネタ等で登場しますが、実は普通に挑むと超強い、というギャップもまた当時のプレイヤーの脳裏に焼き付いているキャラクターだと思います。

ゲームは1時間まで!なんて母親に言われて隠されたファミコン。
就寝後、布団の中でこっそり持ち込んだゲームボーイで、あの壮大な世界を旅していたこと、今でも思い出します。

魔界塔士Sa・Ga 魔界塔士Sa・Ga 魔界塔士Sa・Ga


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Sa・Ga2 秘宝伝説 / 大きなパッケージに胸おどった、あの頃

Sa・Ga2 秘宝伝説

1990年12月14日発売
発売ハード:ゲームボーイ


シリーズ1作目がスクウェア(現スクウェア・エニックス)の初のミリオンセラータイトルとなり、満を持して発売された2作目。

発売日に駆け込んだゲームショップでとにかく驚かされたのが、そのパッケージサイズ。当時のゲームボーイ用パッケージの2倍以上もあるサイズは、後から分かったことですが 制作者曰く「とにかく目立たせたいから」。でも、子供心にワクワク感をさらに増大する効果がありました。

さて、ゲームの内容はというと、基本的な部分はシリーズ1作目を踏襲しつつ、最初から選べる種族に「メカ」が追加されました。また1作目に比べ、登場人物のの個性やストーリー性も強化され、ゲームボリュームも増しました。 ファミコン用ソフト「ファイナルファンタジーIII」の後に発売された本作ですが、スクウェア=RPGメーカーというイメージを植えつけた作品ではないでしょうか。

また、ゲームだけでなく、音楽への評価も高く、今なおシリーズの音楽に関わっている伊藤賢治氏の参加も本作からとなります。今でもオープニングテーマを聞くだけでグッとくるものがあります。

誰でもクリア可能なゲームバランス、世界観、音楽含め、ゲームボーイで発売されたソフトの中でも1位に選ぶ方もきっと多いはず。
ラスボスよりも強い「はにわ」が落とす「しちしとう」といった隠し要素も、攻略方法がそう簡単に手に入らなかった当時はロマンを感じてました。

本作のような大作RPGの発売により、ゲームボーイの稼働時間も飛躍的に伸び、電池切れで消えかけた液晶をなんとか明るさMAXにしてしのいだことを思い出します。

Sa・Ga2 秘宝伝説 Sa・Ga2 秘宝伝説 Sa・Ga2 秘宝伝説


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時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編] / ゲームボーイ完結作は今までとちょっと違う

時空の覇者 Sa・Ga3

1991年12月13日発売
発売ハード:ゲームボーイ


本作でゲームボーイで発売されたシリーズ完結編となります。
これまでのシステムは踏襲せず、独自の進化を遂げた本作。前作まで悩まされていた武器の使用回数の撤廃や、ジャンプができるようになったり、グラフィック面でもやや「ファイナルファンタジー」を意識したような作りとなっています。 戦闘中の敵キャラの等身が変わったのもこれまでとは違うイメージを受けました。

また大きな変化として、レベル制の導入です。

これまでは種族にあった成長要素があり、種族の選び方やプレイヤーの思考でパーティのバランスを作り上げることができる自由さがあったが、本作ではよくあるRPGのレベル制で成長する。これにより分かりやすいRPGになったものの、シリーズならではの尖った要素が欠けてしまったように思える。

ただ、過去や未来へと飛び回るストーリーや、いくつものパーツを空き集めやっとの思いで完成させた戦闘機「ステスロス」がこれまで超えられなかった 山や谷を簡単に飛び越える様は今でも少年心に突き刺さっている。

本作はより万人向けとなった内容で、RPGとしては非常によくできた作品だったのですが、これまでのシリーズとは違い、「シリーズらしさ」を失ってしまった今なお賛否分かれるタイトルです。

時空の覇者 Sa・Ga3 時空の覇者 Sa・Ga3 時空の覇者 Sa・Ga3


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ロマンシング サ・ガ / 今なお続くサガシリーズの原点

ロマンシング サ・ガ

1992年1月28日発売
発売ハード:スーパーファミコン


1991年に発売されたゲームボーイ用ソフト『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』から1か月後に発売された本作。スーパーファミコンでの発売となり、グラフィック、音楽含めこれまでのシリーズとは比べ物にならない進化を遂げました。

複数の主人公、フリーシナリオの導入、成長ステータスとは関係なく技を編み出す“閃き”や、敵がフィールド上に見えている“シンボルエンカウント”などゲームボーイで発売されたシリーズとはまったく違うRPGとして生まれ変わりました。 また、メインビジュアルやキャラクターデザインを小林智美氏が担当することになったのもシリーズ改変のイメージをより強めました。

シリーズ共通して人気のある「フリーシナリオ」システムはこれまで道筋に沿って進めばエンディングを迎えられたRPGとは違い、プレイヤーの数だけ物語が描かれる魅力的なシステムではありますが、急な強敵に出くわしたり、どこに行っていいのかわからなくなったり、と本作=難しいRPGというイメージを今でも持つ方は多いでしょう。

また、敵との戦闘回数によって敵のレベルも上がるシステムとなっており、さらに敵の出現率も非常に高く、ふらふらと目的もなく戦闘ばかり繰り返していると敵とのレベル差で進行が困難になることも。。。

ただ、今なお愛され続ける本シリーズの原点でもある本作は、王様に「魔王を倒してこい!」とか、「あなたは伝説の勇者です。世界を救って!」なんて、当時のRPGでは当たり前な常識を覆すほど自由で刺激的な作品でした。

ちなみにシリーズ最新作『サガ スカーレット グレイス』の初回生産特典・ねんがんのアイスソードは、本作のイベントに登場した有名すぎる(?)台詞からきています。

ロマンシング サ・ガ ロマンシング サ・ガ ロマンシング サ・ガ


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ロマンシング サ・ガ2 / 皇位継承が壮大な物語をより彩る

ロマンシング サ・ガ2

1993年12月10日発売
発売ハード:スーパーファミコン


2016年3月にPS Vita、iOS、Androidでリメイクが配信されたばかりの作品なのでご存知の方も多いかと思います。元々は23年も前の作品なんです。

基本は前作で評価された「フリーシナリオ」や「閃き」等のシステムを踏襲しており、プレイヤー次第で物語が様変わりする内容となっています。1点前作と大きく違うのは、前作は複数いる主人公から選べて、出発地点も異なりました。 本作では、選べる主人公は決まっており、「皇位継承」システムを取り入れ物語の途中で世代交代をしていく流れとなります。これが年月の経過を感じさせてくれるので壮大な物語をより彩ります。

引き続き敵が見えているシンボルエンカウントで、細い道に敵がギッシリいたりと、相変わらずの高難易度なゲームですが、フリーシナリオと相まって選択や行動に緊張感を与えてくれます。人気のポイントってこうゆうところなんでしょうね。

また、ゲームボーイ版2作目から参加している音楽を担当する伊藤賢治氏の楽曲にも注目が集まり、特にバトルのハイテンポな曲調や、耳に残るキャッチ―な旋律など、ロマサガは伊藤賢治氏の代名詞ともいえるシリーズとなりました。

ちなみに、今年3月に配信された「リメイク版」では、ゲーム自体の難易度は変わらないものの、いつでも今のレベルを維持したまま最初からプレイできる「強くてニューゲーム」を実装しているので、当時クリアできなかった方にも ぜひ再びチャレンジしていただきたい。

ロマンシング サ・ガ2 ロマンシング サ・ガ2 ロマンシング サ・ガ2


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ロマンシング サ・ガ3 / SFC最後を飾るのはシリーズ集大成!

ロマンシング サ・ガ3

1995年11月11日発売
発売ハード:スーパーファミコン


スーパーファミコンでの発売は最後となる「ロマンシング サ・ガ」としてのシリーズ3作目。

シリーズ1作目同様に8人の主人公を選択し、それぞれの境遇の元、出発地点は変わります。「フリーシナリオ」や「閃き」などこれまでのシステムを踏襲しつつ、今作では戦闘回数による敵のレベルの上昇も多少緩和され、シリーズの中でもプレイしやすい作品となりました。

また、スーパーファミコン後期で発売されたこともあり、「ファイナルファンタジー6」や「聖剣伝説3」といったドットグラフィックのクオリティに定評のあったスクウェア(現スクウェア・エニックス)の中でも、飛びぬけて美麗なグラフィックを再現していました。リアルなCGや3Dグラフィックなど現代の映像美に慣れてしまった今でも本当に美麗です。

前作から評価の高い音楽と、職人レベルのグラフィック、そして難易度の緩和、さらに個性的な8人の主人公とどれをとってもシリーズ集大成と呼べる本作は、シリーズの中でも1番と選ぶ方はきっと多いはず。

どこでもセーブ可能な本作ですが、ボス直前でセーブしてしまい歯が立たないことが分かり、レベル上げもできず、クリア不可能になったのも良い思い出。

「ロマシング サ・ガ2」のリメイクを受け、今作へのリメイク希望も高まっています。

ロマンシング サ・ガ3 ロマンシング サ・ガ3 ロマンシング サ・ガ3


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サガ フロンティア / 2Dから3Dへ。より豪華に、より美麗に。

サガ フロンティア

1997年7月11日発売
発売ハード:プレイステーション


「ロマサガ」ならぬ「サガフロ」としてタイトル名を変更し、発売ハードも変わった作品。
サガシリーズとして7作目となります。

ハードの進化に伴い、グラフィックも大幅にパワーアップしており、これまでの職人技ともいえる緻密なドットグラフィックから、キャラクター、背景など3Dモデルを使用しながらどこか2Dのような独特なグラフィックで表現しています。技のエフェクトも3Dになり、より豪華により美麗で迫力のあるものとなりました。

あと、ほとんどの方が複数いる主人公からレッドかブルーで始めたのではないでしょうか。
ビジュアル的にどうしても主人公ぽいので…。

本作の最大の魅力は、これまで複数いる主人公を選んでも最終的に辿り着く終焉は同じに対し、本作では全7人のキャラクターそれぞれのシナリオが用意されており、最後のボスも異なります。

キャラクターも術師、ヒーロー、元トップモデル、ロボ、妖魔、モンスターなどなど、多種多様で幅広いストーリーが楽しめました。

ちなみに、1997年と言えば、『ファイナルファンタジーVII』や『ファイナルファンタジータクティクス』、『みんなのGOLF』、『パラッパラッパー』、『I.Q〜インテリジェント キューブ』、『グランツーリスモ』、 『クラッシュ・バンディクー』などなど、今なお続くシリーズや、普段あまりゲームをされない方にも認知のあるタイトルが発売され、まさにプレイステーション黄金期でした。そんな中発売された本作は、1997年に発売されたプレイステーションソフトの年間売上5位を記録し、サガシリーズに初めて触れた方も多い作品になったかと思います。

サガ フロンティア サガ フロンティア サガ フロンティア


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© 1997 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

 
サガ フロンティア2 / 大人のサガ

サガ フロンティア2

1999年4月1日発売
発売ハード:プレイステーション


前作から2年。前作の3Dグラフィックにも驚かされましたが、本作では手書き風というか水彩画風のようなグラフィックとなり、また音楽担当もイトケンこと伊藤賢治から浜渦正志に変更となったことで、映像、音楽共にどこか落ち着いた印象の作品。

本編は『ロマンシング サ・ガ2』に類似する内容となっており、複数の主人公を選び、物語をプレイヤーにゆだねるものではなく、一国の年表を追う内容となっている。ストーリーの進行は“ヒストリーチョイス”というシステムで、その年代で起こったイベントをプレイヤーが選択する、という内容でした。これまでのフリーシナリオとは違い、一つの歴史を様々な視点で体験できる構築型のフリーシナリオとなっています。

グラフィックのテイスト、これまでの派手なBGMから世界観に合った落ち着いた音色となり、また壮大な歴史の読み解く内容となっており、どこか大人向けの印象が強い本作。

“年表の隠された歴史はプレイヤーが繋ぐ。ひとつの歴史を様々な角度から体験する、構築型フリーシナリオにより、プレイヤーが史実を刻んでいきます。”(公式から引用)

今改めてこのキャッチコピーを見ると、当時はストーリーを理解することすら困難で、純粋に冒険がしたい!と思って、挫折してしまいましたが、もう一度プレイしてみたくなる作品です。

サガ フロンティア2 サガ フロンティア2 サガ フロンティア2


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© 1999 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

 
アンリミテッド:サガ / サガファンとして、RPGファンとして、もう一度やってみたい。

アンリミテッド:サガ

2002年12月19日発売
発売ハード:プレイステーション2


シリーズファンの中でも賛否分かれる作品ではないでしょうか。
フィールド移動が従来のオーソドックスなRPGとは異なり、ボードゲームのように自身の駒を進めていく形式となっています。これまでのシンボルエンカウントではなく、敵が配置されているマスに止まるとバトルに移行します。また移動も「リール」といういわゆるルーレットのようなものを回し、出た数字だけ進めます。
まさにボードゲーム。

バトルにもその「リール」が採用されており、望んだ行動を取るには目押しをしなければならず、シリーズの中でもかなり独特なシステムが多数導入された、まさに“意欲作”。

システムはシリーズ屈指の難解さではありますが、魅力的なキャラクターもシリーズ屈指。7人いる主人公がなんというか、どれもが主人公らしい容姿で美男美女揃い。またグラフィックもまるで絵画のような独特のビジュアルで非常に高品質な内容となっていて、シリーズファンには“一番印象に残っている作品”ではないでしょうか。

正直、初回のプレイでは理解不能で何度投げ出したことか…。
ただ、ゲームのルール、システムを理解してくると、なんとか進めるようになり、徐々に自分の思い通りに物語が動き出すと、それはもう何ものにも代え難い達成感を得られるでしょう。

ボードゲームのようなダンジョン、ルーレットによる乱数を取り入れた行動、まさにRPGの起源であるテーブルトークRPGのような内容に賛否あったものの、やはりRPGファンとしては“もう一度やってみたい”と思えてしまう魅力があります。

アンリミテッド:サガ アンリミテッド:サガ アンリミテッド:サガ


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© 2002 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN/Yusuke Naora

 
ロマンシング サガ -ミンストレルソング- / 原作を超えたリメイク

ロマンシング サガ -ミンストレルソング-

2005年4月21日発売
発売ハード:プレイステーション2


本作は1992年にスーパーファミコンで発売された『ロマンシング サ・ガ』のリメイク作品です。
グラフィックが完全3Dで表現されただけに古臭さは一切感じられず、ほぼ新作といっても過言ではないほど一新した内容となりました。また、システムも近年のシリーズを踏襲しており、非常にプレイしやすくなりました。

これまで様々な進化を続けてきたシリーズですが、ベースとなるのは『ロマンシング サ・ガ』なので、フリーシナリオ、キャラの成長要素、世界観、そして最新のシステムを積んだ本作はまさに完全版ロマサガ。RPGの難易度も(当時に比べ)優しくなり、それでいてやり込み要素も豊富でライトなRPGファンもサガシリーズファンも誰にでもオススメできるRPG作品となりました。とはいえRPGとしては難しい方だと思います。

また音楽も伊藤賢治氏の魅力が全開で、激しいテンポでありながら耳に残るキャッチ―なフレーズはまさに“イトケン節”。

とにもかくにも原作に忠実で、なおかつグラフィックの進化により豪華に生まれ変わった世界と音楽、そして快適なプレイ環境。リメイクではありますが、シリーズの中でも非常に人気の高い作品です。

思い出補正なんて言葉をよく聞きますが、当時を振り返らなくとも分かります。
これはまさに“原作を超えたリメイク”。

グラフィック含め、どこかこれから発売となる最新作『サガ スカーレットグレイス』に近いものを感じますが、触れてみないと分からないのが、サガシリーズ。最新作も期待してます。

ロマンシング サガ -ミンストレルソング- ロマンシング サガ -ミンストレルソング- ロマンシング サガ -ミンストレルソング-


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© 2005 SQUARE ENIX CO., LTD.All Rights Reserved.

 
サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY / モノクロ世界が豪華に彩られる

サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY

2009年9月17日発売
発売ハード:ニンテンドーDS


1990年にゲームボーイ用ソフトとして発売された『Sa・Ga2 秘宝伝説』の世界観やシステムを踏襲しつつ、新たな表現、そして新たなシステムで完全リニューアル。

あの大きなパッケージを期待していたら、そこはスクウェア・エニックス公式の「コレクターズパック」で再現してくれました。
先生のストラップ付きなんて、魅力的。

キャラクターデザイン含め、ビジュアル部分は新規で描きおこされており、さすがに19年前の作品なので、本作に初めて触れる方もほぼ新作として触れられたのではないでしょうか。

オリジナルではランダムエンカウントでしたが、本作ではシンボルエンカウントとなっていたり、連携システムの導入など、随所にサガシリーズを彷彿とさせる要素が取り入れられています。その他、バトルの行動順を任意で操作できたり、「シナリオ・シンクロ・システム」といった会話シーンやシナリオに影響を与える要素もあり、作品により深みを増しました。

そもそもがモノクロだった世界(当時ゲームボーイだったので)に、色鮮やかなリメイクを施し、今プレイしても新鮮な新要素を多数導入した本作は『ロマンシングサガ ミンストレルソング』に続き、非常に評価の高いリメイク作品となりました。

ドットで表現していた演出がこんなにも豪華になるなんて、ゲームの進化も含め、当時のユーザーとしては感慨深いものがあります。

サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY


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© 1990,2009 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. キャラクターデザイン:小林 元

 
サガ3時空の覇者 Shadow or Light / シリーズへの情熱を感じるリメイク

サガ3時空の覇者 Shadow or Light

2011年1月6日発売
発売ハード:ニンテンドーDS


以前のコメントで“賛否の分かれるタイトル”と書いた『時空の覇者 Sa・Ga3』のリメイク。前作リメイクの『サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY』のシステムを踏襲しており、前作の延長線的な作品です。

音楽も伊藤賢治氏と原作の笹井隆司氏によるアレンジが実現。

前作同様にシンボルエンカウントやバトル時の連携、キャラ同士の関係によりシナリオが変化する「シナリオ・シンクロ・システム」など、概ね前作同様なリメイク内容となっています。

さらに本作では、「シナリオ・シンクロ・システム」を進化させ、マルチエンディングとなっています。また冒頭でゲームの難易度が選べるのもシリーズとしては珍しい。

元々レベル制を導入していた原作は、あまりクセのないRPGでしたが、今回の“サガスパイス”を効かせたことで、シリーズファンには“サガらしい”やりごたえのある内容となりました。

前作は原作の忠実リメイクに対し、今作はほぼ再構築したリメイクとなっており、サガシリーズのリメイクは本当にシリーズへの情熱を感じます。

サガ3時空の覇者 Shadow or Light サガ3時空の覇者 Shadow or Light サガ3時空の覇者 Shadow or Light


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© 1991,2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. キャラクターデザイン:小林 元
 
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