古代の風景と共に生きているアイルランドの人々。

2012年に「BGM 17」(全14曲収録)として発売されたアイルランド編で、待望の初市販化。BGMのアイルランド録音としては第2弾になり、シリーズの中で特に人気の高いケルト音楽編の最新作です。古代ケルト人の記憶を新たに発酵させ、懐かしの記憶へと誘う珠玉の名曲とサウンド。リバーダンスのオリジナル・メンバーのローナン・ブラウン(パイプ)、アヌーナのメンバーだったファヌーラ・ギル(ヴォーカル、ハープ)、元デ・ダナンのメンバーで今最も注目されているダミアン・ムレーン(ギター)他総勢11名のミュージシャンが参加。

みずみずしい詩情と共に生きているスコットランドの人々。

「BGM7」として発売されたスコットランド編(グラスゴー録音)。過去の市販盤からさらに魅力的な収録曲を増やした決定盤。英国北部地域のスコットランドはアイルランドと同じく日本でも人気の高いケルト圏音楽で、親しみやすいメロディの宝庫。編成はハープのデュオで美しいアンサンブルを聴かせるシーリスを始め、バグパイプ、ホイッスル、フィドル、アコーディオン、ヴォーカル他によるみずみずしい温かなサウンドばかり。

あたたかな人間味溢れる空気と共に生きているナポリの人々。

「BGM 9」として発売された南イタリアのナポリ編。過去の市販盤からさらに魅力的な収録曲を増やした決定盤。カンツォーネ・ナポレターナの人懐っこいメロディ、そしてナポリならではの生活感溢れる歌の数々を、マンドリンの陽気で切ない響きを中心に聴かせてくれます。サウンドはマンドリン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスといった弦楽器を中心に、ヴォーカル、ピアノ他が絡みます。リズミックな曲もスロウな曲も、とにかくエモーショナル。ロングセラー必至の内容。

歴史の証人である太陽と大地と共に生きているアンダルシアの人々。

2005年に「BGM 6」(全14曲収録)として発売されていたアンダルシア編、待望のリリースです。スペイン南部のアンダルシア地方のセビージャに、インド北西部から流れてきたジプシーによって生まれたフラメンコ。その切実な表現の核を残したまま、無印良品テイストで演奏されたスパニッシュ・ギター・サウンドです。混成文化の残像ともいえる伝統曲とその演奏から、欧州の古層が甦ってくるようです。ここ数年おおいに流行しているフラメンコ教室の人気ぶりなどでフラメンコに興味を持っている人口も大きく増えており、今最もタイムリーなジャンル。

地中海の色彩豊かな陽ざしと共に生きているシチリアの人々。

本作は「BGM3」(全14曲収録)として発売されたシチリア編。地中海に浮かぶ南イタリアのシチリア島で、シチリアに伝わる伝統曲を中心に優雅な哀愁メロデイーを美しく演奏。ピアノ、マンドリン、アコーディオンなどのサウンドから聞こえてくる文化の交差点シチリアならではの、独特な抒情性とクラシカルな響きに、重層的な歴史が感じられます。人気曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」「ゴッドファーザー(愛のテーマ)」「椿姫」等も収録。

豊かな自然とおおらかな風と共に生きているハワイの人々。

本作は「BGM 11」(全14曲収録)として発売された、南国の象徴ハワイ編。フラやスラック・キー・ギターのレパートリーとして有名な曲や伝統曲が、穏やかなさざ波のようなサウンドで演奏されます。スラック・キー・ギターや、ハワイアンならではの美しいファルセット・ヴォイスなど、まさに楽園の音楽。無印良品のハワイアン、ロングセラー確実な内容です。

体内に宿された、遥かなる海と森の記憶と共に生きているブルターニュの人々。

ケルト音楽のもうひとつの大動脈、フランス北西部ブルターニュの歴史と自然、風俗に同化した伝統曲たち。ハープやフルート、伝統楽器ボンバルドなどで歴史の躍動感と深遠さを響かせる絶品のフレンチ・ケルト・サウンド。現地実力派ミュージシャンたちによる現地最新録音集。

伝統ある街への温かなまなざしと、洗練された美学と共に生きているパリの人々。

歴史や生活に根ざし、人々の体内に刻み込まれた街と人間への愛情に満ちた伝統曲たち。パリ特有の磨き上げたセンスと生活感を、三拍子のアコーディオン音楽“ミュゼット”に詰めこんだ色彩豊かで軽快なサウンド。現地実力派ミュージシャンたちによる現地録音集。

南米港街の空気にひそむ、微かな欧州の香りと共に生きているブエノスアイレスの人々。

歴史や生活に根ざし、人々の体内に刻み込まれた港の都市特有の、猥雑で官能的な息吹を宿した伝統曲たち。そこに欠かせないバンドネオンやヴァイオリンの切ない音色。南米でありながら、この地特有の優雅な欧州的センスをさらに前進させ、タンゴの名曲をサロン・ミュージック的なサウンドに磨きあげた現地実力派ミュージシャンたちによる現地録音集。